インターステラーのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
クリストファー・ノーラン監督の映画で、また大好きな女優のアンハサウェイが出ていることから絶対に観たい!と思って期待して観たのですが、期待通りとても面白かったです!
ただこの映画を全て理解できている方は観た後すっきりしているかもしれないですが、どうしてもハッピーエンドを求めてしまう私は娘がおばあちゃんになってしまう前にもっと早く地球にいる人たちを救って家族に会う方法があればよかったのにと思ってしまい、モヤモヤした感じが残っています。また兄がどうしているのかも少し気になりました。
でもこういう終わり方も好きな人からするととても良い面白い映画だと思います!
私は観終わった後に時間の大切さを改めて感じました(笑)
映像美と科学への探求心は、本物
現在、映画館で上映中のテネットを見た後、初めて視聴。
正直、展開の面白さや、過去見たことのない映像への驚きという点では、同じ監督が制作したテネット・インセプションに劣ると思う。
5次元の存在の「彼ら」が、将来の人類であること、
そして、その鍵が「愛」(5軸目)というオチは、正直、期待外れだった。
120年以上昔の娘と接触する場面は、
伏線の回収にすっきりするというより、「え、これが答えで客が満足すると思う?」って気持ちだった。
球体に見えるワームホールなど、科学的な知見に基づいて作られた映像がちりばめられているんだろうけど、私が求めていたのは、SF(すこし不思議な)映像体験だったらしい。
いい作品とは思う。が、他の人には、同監督の作品だったら、他の映画を薦めたい。
タイトルなし(ネタバレ)
アノ波をIMAXで観てみたくて突貫。
引き波、ガルガンチュア、ステーションのシーンは画面いっぱいIMAX全開で大迫力。
音響の相乗効果も発揮して見ていて圧倒された。ハンスジマーの音楽大好き。
宇宙空間と惑星の魅力、とにかくガルガンチュアに心を引き付けられた。
時間と空間の捻じ曲げ方が最高すぎる。
相対性理論などの理論部分はどうしても知識、理解力足らずで理解できず・・・
5次元とは愛なのか?
なぜ?誰が?と思う箇所は尽きない。
この映画は愛を伝えたいのだと思う。
少女マーフの人生と父クーパーとの絆と愛の物語。
愛の表現にSFを使っていると言ったほうが自分はしっくりきた。
愛は時間、時空をも超越する存在なんだ。
TRASとCASEが愉快。
アメリア博士を助ける時の縦回転からの抱えてズザザザーっと海上で早く動けるところにやられた(笑)
マン博士を追う時の四本足の動きが実に滑稽。台詞もユニーク。
L字の手(?)を使って作業している姿がカワイイ。
帰っていくクーパーとこれから向かう自分達とすれ違う瞬間が何ともいえない気持ちにさせる。
ブランド博士が彼らよと言った時、まさかクーパーだとは思わなかった。
あの時のクーパー側から見たアンハサウェイの表情が最高過ぎます。
SFが好きになった。
私はこの手のタイプの映画は今まであまり関心がなく観てきませんでした。
勧められたのもあり、見てみると圧巻され見たあとの余韻はとても心地の良いものでした。
「ああ、私の宇宙空間が終わった」というほどに
宇宙の世界に引き込まれます。
SFはあまりみないために、皆さんのような視点でちゃんとコメントは言えないのですが
私が感じたのはこの数時間でしっかりと伏線を解決してくれたところはすごいなと、、、、
何もかも謎が解けた時、そしてその親子、人間の愛や
人間らしさが出た後半は心を打たれました。
波に襲われるシーンや博士に裏切られたシーンなど
緊迫感もあり
親子の愛を感じるシーンには涙があふれ、
謎が解けたときのあの引き込まれる感じも
この時間内でここまでのクオリティはすごい、
と思いました。
私が今まで観た映画で間違いなく上位の映画。
SFに興味がない方にも絶対に見てほしい。
私はこれを機に、たくさん見てみたいと思いました。
孤独感はすごいだろうな
インターステラーへの興味はジェシカ・チャスティンを別の映画でとても気に入り、他の作品もは観たいなと探していましたらこちらの作品に出てるとのことであまり予備知識なしで観ました。
冒頭から不気味な近未来の世界から始まりなかなか説得力もある。なるほどと思いながらも観ていました。映像は迫力もあるし撮影場所の国がアイスランドだったりたまたまこの足で実際に訪れたことのある国だったこともあり、別の観点からなるほどあそこを使ったのか〜などと感心しながら観てました。多少の矛盾点はありましたが後半は流石に無理やり感が優ってしまいました。
それなりに楽しめましたがそこまで引き込まれなかったです。
しかし壮絶なバッドエンドよりはハッピーエンドの方が希望があってよかったです。
人口、環境、食料問題は現代でも議論が盛んに行われている分野でもあり、いろいろな可能性をエンターテイメントとして見せてくれる点には称賛でした。
なんとも言えない物悲しさ
SFなのに圧倒的リアリティ
このレビューを書いている2020年10月現在、クリストファー・ノーラン監督脚本の「TENET」が興行収入の首位に立っており、「TENET」がめちゃくちゃ面白かったので過去作である「インターステラー」も鑑賞してみたくなりました。
一応ノーラン監督の映画は「メメント」「ダークナイト」「TENET」を鑑賞済みの状態で、今作「インターステラー」についての予備知識はほとんど無い状態での鑑賞でした。
結論。非常に面白かった!!
TENETのレビューでインターステラーを引き合いに出して「難しい物理用語がポンポン出てくる」と評している方がいらっしゃったので身構えていました。確かに宇宙やブラックホールに関する用語(「特殊相対性理論」「裸の特異点」などなど)が出てきたのですが、幸運なことに今年のノーベル物理学賞を受賞した研究がブラックホールに関する研究であり、興味があって事前にブラックホールについて調べていたのである程度は理解することができました。難しい用語は何個も出てきますが、それこそ「TENET」と同じく分かんない部分は聞き流しても全く問題ないと思います。物語の本質はそこじゃないので。
「地球から離れた移住可能な星を探す」というSF作品ではありますが、設定が非常に細かく作りこまれており、SFなのに非常にリアリティのある作品でした。
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疫病や大規模な砂嵐によって荒廃してしまった地球。人類滅亡が迫る地球から移住可能な星を探すために元凄腕のパイロットであったエンジニアのクーパー(マシュー・マコノヒー)が未知の宇宙へ旅立っていく。
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本作の上映時間は169分と非常に長いんですが、あらすじを書いてみるとビビるほど短くまとまります。「移住可能な星を探す旅」です。非常にシンプル。でも、密度が異常に濃い作品でもあり、169分間全く飽きずに鑑賞することができました。
この映画の優れた部分は、地球と宇宙という遥か離れた場所の距離感を「時間」という概念で表現したことでしょう。
「目的地到着まで○年」「この星の1時間は地球での○年」というように、宇宙にいるクーパーと地球にいる家族との時間差がどんどんと歪んでいくことで、「取り返しのつかない遥か彼方へ来てしまった」という感覚が生まれているのです。
やっと理解
169分があっという間なのは相対性理論のせい?
IMAXレーザーの再上映を鑑賞したので、書き直します。
前のレビューは興奮を抑えたつもりが爆発し、よく分からんレビューになってしまったので、ちゃんとしたレビューが書けるように頑張ります。
待ちに待ったインターステラーのIMAX再上映。
公開から1週間経ってるけど、満席だった。
ストーリーや結末は知っている。何回も観たし、小説も読んだら。
だから完全に理解したつもりでいたけど甘かった…
ノーラン作品は『ダークナイト ライジング』までは観客に作りを理解させるために説明が無駄に多くて、なおかつアクションが正直下手くそだった。
アクションに関しては映像と音で乗り切ったいたイメージ。
しかし『インターステラー』以降は画面での説明が増えて、セリフでの説明は難解なところだけ。アクションも「映す」から「撮る」になっている。
具体的には補足で。
一応ジャンルはSFなんだけど、だからといって映像やアクションだけじゃないのが、今作の素晴らしいところ。
SFはあくまでもドラマの延長線上にあってメインなのはドラマ。
それも引き裂かれた家族や恋人など王道かつ普遍的な要素を磨きに磨きまくってる。
ストーリー展開も意外と胸糞展開が多い。
胸糞展開のいいところは「最終的な感動が大きい」というところだと個人的に思ってる。胸糞展開を乗り越えた先はどんな形であれ絶対に泣ける要素がある。ビデオメッセージはいい例。
ノーラン作品だけあって張り巡らされた伏線も健在。
ブラックホールで全てが繋がる衝撃と爽快感は何度観ても気持ちいい!
この作風は兄か弟どっちによるものかは分からないけど、どちらにせよノーラン(兄弟)はやっぱり凄い!
再上映の作品だからか、映画好きっぽい人ばっかりだった。おかげでマナーはいいし、音も全く立たなかった。
無音のシーンは映画館内が張り詰めた空気になり感慨深い。
エンドロールは1人も席を立つ人がいなくて、みんなが一体となって見守っていた空間感は忘れられない!
最後に「Interstellar」と画面に表れたとき無性に泣き出しそうになって、涙を堪えたら思わず拍手をしてしまった。
そしたら他の人も拍手をしてくれてしばらく座席で放心状態。
この色々な意味で異次元の映画体験は二度と忘れないだろう。
本当にノーランには感謝と敬意しかない。
補足
・画面での説明という点。
今まではストーリーに関わるところは全てセリフで説明していたけど、今作からは画面に映すだけで観客に考えさせる要素が多い。
分かりやすい場面で言えば、クーパーがブラックホールから土星付近に投げ出される場面。
よく見ると奥の方に点滅する光が見える。
これはおそらく宇宙ステーションで多分この後クーパーを発見し、救出するのだろう。
もう1つ。
エドマンズについて。
最後にちょっとだけ出てきたけど、エドマンズは冬眠中に落石の下敷きになり死亡していた。これは小説を読んで知ったことだけど、今回IMAXで観て確かにそんな風なシーンがあった。
・アクション
『インセプション』まではものすごい視覚効果を固定カメラで映すだけ、というアクション描写が多かったけど、今作からはIMAXカメラを乗り物に固定した映像が多い。
これは多分『インターステラー』でノーランが気に入った撮影手法で『ダンケルク』や予告を観る限りだけど『TENET』にも使われている。
乗り物の動きに合わせてカメラワークも動くから没入感や臨場感が溢れる。
その他にも空間を上手く利用した目が回るくらいに動きまくるカメラワークなど、『インセプション』までとは全然違った迫力だった。
想像力に圧巻
星との間に確かに存在する、その思い。
SF存分に楽しみました。SF=宇宙ではないし、科学的な根拠に基づいたフィクションとして、見事な娯楽作品ですね。窒息死という絶滅における最も嫌なケースを持ってくるあたり、地球の宇宙空間化のような相対性。砂嵐の中の家がまさに地球だけど、その家の窓が空いていれば(閉められなくなれば)そこには住めなくなる感じ、災害日本から想像してもただ怖い怖い。w
絶滅回避の話はよくあるものの、地球の危機回避の話では途中から無くなって、見てる人もその嘘に騙されるという感じがメメントを思い出しました。
話の本筋は、理系マックスの惑星探しじゃん!と、人類は救われました。良かったね。じゃない宣言。(もちろん、その反対でもない。)
そういう類いの話はキューブリックがもう方程式を見つけてるので、それ見てみたいな。w
それは出汁にしての、人間についての考察が割とグッときたので、更に楽しめる感じは、ノーランならでは。
信念を土台にしてサバイブするという主題が、星の間でつながる感じ。愛が時空を超えて人類を救う話ではないと思うけど、人が自己本能で生きるには限界があって、愛において人は生かされる事を見事に表現した感じ、うなりました。
一人を救えない者には人類も救えない、二元論ではなく、むしろそっちが合理的判断と最後にはもっていった。
アメリアの愛の存在理由についての話も、妙に説得力があって、男がイマイチ呑み込めないのも残念ながら事実。w
繰り返し使われる、穏やかな夜に流されるな、みたいな呪いの言葉wwも、主題が何かを暗号化して知らせてる様。
怒れ、怒れ、って、グレタさんを応援してる訳ではないだろうけどw、惰性を拒む道、その方程式を解きたい感じは伝わってきました。何百回と同じやり方で解こうとしてるんだけど、前提条件、先入観つけてる限り同じだと自分も思うな。どのカテゴリーでも。地球だろうが人生だろうが。人はどう生きるべきか、新しい方程式を見つけて、ユリイカ!と叫べる人が増えてほしい。信念を土台にして。
インターステラーという星の間も地球時間で測るだけが能じゃないけど、あらゆる数字に縛られた人間にも、それだけあらゆる可能性もあると提示したいのか。まぁ信念次第といった所でしょうか。
コロニーにことごとく米国国旗は、あぁこの監督でもくだらない前提条件崩せないじゃんとちょっとマイナス。開拓者ヒーロー万歳は、幼稚。まぁ娯楽作品だから、良しとしましょう。w
新しい星で待ってる冷凍アメリアがいるイメージは、ヤマトかい!と思ってしまったが、星の間の物語で惑星も、今の地球もよく見せてくれた。人とは何か。SFの本来的永遠のテーマではあるけれど、存分に楽しませてもらいました。
サイエンス、宇宙の知識がないと理解しずらいと思う
最近、宇宙について興味が出て色々調べてた矢先に知った映画でした。
ブラックホールや中性子星、銀河、特異点etc...
ある程度基本的な?知識が無いと話の半分位しか理解出来なかったと思います。
他の方も言っておりますが、ある程度の矛盾や嘘を真実に散りばめながら親子の愛も入れてアメリカンSFの特色を出していたと思います。
後半はちょっと詰め込みすぎと言うか恐らく纏める為の時間が足りなかった駆け足具合だったのが気になりますが、全体的に良い作品だと思いました。
もう少し5次元関連を上手く表現するか、バッサリと無機質なくらい淡々と表現した方が個人的に良いかなと思ったのが、個人的な感想です。
よく分からなかったからから評価もしづらい
長かった。
ちょっと難しい言葉が多くて今ひとつよく分からなかったな。。
・5次元を生み出した人類は何でクーパーにそれを託したのか?
もっとほかに伝える方法、やり方があったんじゃないか?
・クーパーが帰ってきた世界はコロニーだった訳だと思うが、
あれはマーフィーが作ったの?移住可能の星が見つからなかった場合のことを
考えて作ったってこと?
・ブラックホールーの中に重力を解明できる何かがあるというのがよくわかんなかった。
・その何かがわかると何が完成するの?
・クーパーの息子は何で子供と奥さんに診察を受けさせなかったの?
・何でマーフィーがお父さんから連絡があったと言ったらお兄ちゃんは大人しくなったの?
あれだけで信用したの?
・地球に起こった重力異常は何のため?未来の人類?
ちょっと思い出しただけでも疑問がありつつ観ちゃった。
とは言え、わずか数分で数十年の時が過ぎる恐怖や、
数10年の孤独、焦りは十分伝わったので、今までにない
恐怖を感じることはできたかもしれない。
しかし、一部の知識がある人じゃないと心底楽しめないところもあるので
もう少し丁寧な説明が必要だったと思う。
娘に対してわかりやすく説明するなどすれば
見ている側も理解できたと思うし。
重々しい雰囲気や映画の重厚感を重視するあまり
そういう観客置いてけぼりな演出は頂けなかった。
安住の地を求め宇宙へ…またもや時間が
TENET鑑賞前日、ノーランワールドに慣れておくために再鑑賞。
近い未来、環境変化による食糧難によって人類の滅亡が近づいていた。人類存続の為、主人公は新たな居住可能な惑星を探しに別の銀河系へ向かう。
その中で、予想もつかないアクシデントにてんわやんわする、設定としてはよくあるんだけど、今作はしっかりと科学考証をしてるらしいし、なんちゃってSFとは違うのが良い。それ故に専門的な用語が出てくるから内容が難しいなと思った。
でもシンプルに宇宙に関する知識を学べたのが良かった。
ワームホールって平面だと思ってたけど、球体なんだぁとか、ブラックホールの中はこんな感じなんかなぁとか、ペシャンコにならないのかぁ、しかも生きて帰ってこれるんかいとか興奮しながら見ていた。
そして特に興味深かったのは、ある星で数時間過ごして母船に残ったら20年以上経っている、時間遅延が起きたことだ。
これは相対性理論に基づいている。名前だけ知っててなんのこっちゃだったが、重力はただの物体間に働く万有引力ではなく、時空の歪みということ。重力の強い場所の方が弱い場所より時間の進みが遅い。実際、地上よりスカイツリーの方が時間が進む速度が速いらしい。
そんな理論を時間の魔術師ノーラン監督が見逃すはずがなく、大胆にSF映画に落とし込んでいるのはさすがだなと思った。
わずか数時間の間に子供が大人になっている。成長を映像で見ることはできたから嬉しいだろうけど、そばで見守ることができなかったのは辛いだろうなぁと思った。そして息子に見放された時の絶望感、マシューマコノヒーの表情が喜びから悲しみに変わるのが印象的だった。
家族を残して旅立つ男の苦悩、残された娘の葛藤は物語を盛り上げるおかずのようなものかと思っていたが、今作のテーマは愛。
科学で人類を救うのだが、その展開が親と子の愛は空間、時間さえも越えることができることを示していて、興奮と感動が一気に押し寄せた。
てか、出演者が豪華だなと思ってたけど、よく見たらティモシーシャラメが出てることに驚き。そしてシャラメが大人になったのをケイシーアフレックが演じてたけど、全く似てないから違和感感じた笑。
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