「愛の導くほうへ」インターステラー めるさんの映画レビュー(感想・評価)
愛の導くほうへ
二度目の鑑賞。今回、IMAXにて🎬
配信で見た事はあるんやけど、その際衝撃を受け映画館で観なかったことをとても後悔した作品。リバイバル上映めちゃくちゃ楽しみにしてました!!!
IMAXの映像、音響ともに臨場感あふれ、宇宙空間の静寂シーンは思わず息を呑んだ。
平日にも関わらず人入りは7割ほど。さすがインターステラーやな。
バリバリ文系の私にとっては、専門用語のオンパレードでついていくのに必死ではあるが、この映画はジャンルはSFやけど壮大な愛の物語やと思う。愛するものたちを救うために宇宙へ行く父とすれ違う娘。どちらの気持ちも痛いほどよくわかり、ほんまに苦しくなる。伏線回収もほんまにお見事で、不思議な現象や言動がここと繋がっていたのか!という驚きもある。
以下かなりネタバレ↓
2回目を観て思ったが、最終的には科学は愛を超越するということなのだろうか?ラストシーン、アメリアは彼氏の星で待っているが、ヘルメットも脱いでいるし、普通に呼吸できるような環境なんやろう。クーパーとアメリアがマンの星に行くか、彼氏の星に行くかで揉めている際、アメリアは非科学的だということは承知ながら愛に引き寄せられると言っていた。クーパーを助けたのも娘が父を思う愛、アメリアもまた愛の導くほうへ引き寄せられていたというのも間違いではないんやろう。
アメリアとクーパーの再会シーンまで描かないというのが、ノーラン監督らしいな〜と思う。余韻も含めて最高の映画。これぞSF映画の金字塔。贅沢な時間でした🙏
愛も科学で説明できる一現象というアメリアの言葉ですね。
人の視点から見たとして、はるか別の銀河への長い旅へと突き動かす動機としての愛の重みを、彼女らしい表現で語った言葉なのだと思います。
クーパー124歳なのにアメリアのところまで行くんだー!が今回二回目鑑賞で驚いたというか忘れていた箇所でした。愛ゆえに言ってるんやろう!とクーパーが言って別の所行ったらダメだった、やっぱり愛、クーパーにとっても愛する娘。初めてこの映画を見た時は、アメリアを置いてきぼりする、というシーン(頭の中の思い違いなんだろう)があってとても悲しかった。久しぶりに見た今回、そういうシーンがなかった。人間は見たいことを間違いであってもそうだと思うのか。それとも映画にいろんなversionがあるのだろうか(これは違いないますよね?)?