鑑定士と顔のない依頼人のレビュー・感想・評価
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作中の随所に、意味ありげな登場人物やセリフや事件があって、何かある...
作中の随所に、意味ありげな登場人物やセリフや事件があって、何かあるぞー的な気配はプンプンするし、勘のいい人なら先が読めちゃったりもするけれど、美しいシーンやモリコーネの音楽に惹きつけられます。
ちょっと脚本が強引だなーとか思いつつも、いろいろ考えさせられる結末です。
ネタバレしすぎになっちゃうのでこの程度で。
いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む
あー残念
期待外れだ。面白くない。序盤はミステリアスでとても引き込まれるのだが。中盤あたりからフラグが立ってしまい、残りの1時間は予想どおりに話が進むので、なんの面白みもない。しかも観るに耐えない進み方なので、非常に眠くなってしまう。邦題も良くない。現代は『The Best Offer』であり、直訳すると「最上の出品物」(劇中字幕を引用)。「顔のない依頼人」って意味がわからない。そんな作品でも、主演のジェフリー・ラッシュの存在感でなんとか持つことができている。さすが!音楽はエンニオ・モリコーネ。心地よい旋律が観終わっても頭をよぎる。とても良い。美術品を扱っていることに加え、主人公がインテリ鑑定士なので、画面に映っているものは、常に美しい。雨のシーンもとても綺麗だった。
※監督、ジュゼッペ・トルナトーレだったのか!『海の上…』や『ニュー・シネマ…』といった名作の監督だが、かなり観終わった後の後味が違うな。※
観賞後の空虚感ったら
ミステリー……?
ラストが見えた時に伏線があった事に気づく。
あまりの衝撃に…
さすがイタリア。。
この映画、イタリア発だったんですね、納得。
イタリア映画が生半可な月並みの安いメロドラマに収める訳ありません。
主人公オールドマンなる独身老人鑑定士が顔のない依頼人に招待され次第に惹かれていき、衝撃の終止符で締める映画です。
ある意味老人虐待の映画。
個人的には流石、イタリアと賞賛したい。
同時に、何度も見なくて良いかなと感じた。
伏線はわかりやすく、キーパーソンの存在要素が明確で高評価。
然しながら極端な見せ場が一箇所に集中しているため、シナリオがわかってしまうと伏線回収に二度見たいほどの甲斐甲斐しさは無いでしょう。
この伏線が考えさせられます。
生涯を掛けて蒐集した鑑定士オールドマンのコレクション
これは正当な手筈で集めたものではないのだから。
彼自身映画の序盤で「影の存在」と自分を称しています。
見所はここかもしれません。
ここの解釈が、エンドロールでの気分を決定するでしょう。
この映画のポイントは、彼の恋愛プロセスに「影の存在」を極めて薄く匂わせている所。このような背景を薄める技法が其処此処に散りばめられています。
この技術はおそらく歴代の監督史でもあまり見ませんね。
この結論に納得させられるだけの度量があれば
素晴らしい映画となるでしょう。
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