「贋作と真実」鑑定士と顔のない依頼人 nobe666さんの映画レビュー(感想・評価)
贋作と真実
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ジェフリーラッシュの渋い演技がたまらない、哀愁漂う作品。
優れた審美眼を持つ鑑定士が顔のわからない依頼人に惹きつけられていく…
これをラブストーリーと取るか、サスペンスと取るかはその人によるだろう。
美術品の真贋を見分けられるからと言って、愛のそれを見分けられるわけではない。
「贋作の中にこそ本物がある」
作中のこのセリフが全てを物語り、なんとも言えない皮肉めいた気分を味合わせてくれる。
これはバッドエンドなのか、バッドエンドなのか…
見終わった後に不思議な余韻が生まれた。
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