「ハッピーエンドではないが。」鑑定士と顔のない依頼人 Yohiさんの映画レビュー(感想・評価)
ハッピーエンドではないが。
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原題の英語訳は Best Offerだが、この邦題は良かったと思う。主役俳優の演技力が素晴らしく、感情移入してしまった。オチは(1人の関係者を除いては)薄々読めていたが、それでもハッピーエンドを期待してしまった。ハッピーエンドではないがバッドエンドでもないと僕は思う。ラストでナイト&デイで彼女を待っている時は女性の肖像画に囲まれていた時よりも幸せではないのか?何故修理屋はあんなに大掛かりな仕掛けを行う時間も資金力もあるのか?主人公が暴漢に襲われた時に彼女に電話しなければ(或いはする力が残っていなければ)どうするつもりだったのか?とか色々つっこみたくなる所もなくはないが、素晴らしい、実にヨーロッパらしい映画だった。旅行で何度か行ったのでウィーン、プラハの景色は懐かしかった。
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