「途方もない喪失感」鑑定士と顔のない依頼人 a0064さんの映画レビュー(感想・評価)
途方もない喪失感
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「贋作の中にも真実が宿る」という鑑定士の持論が現実の世界で彼を痛めつけることになるというストーリー。腕利きの鑑定士でも、人間の内面までは見破れなかったか。人はここまで残酷になれるんだ、と思った。普通の恋愛とは全く違う。見ている側は、「なんだかおかしいぞ」と思いながら見ている。それがラストでなるほど、と納得できる仕上がりになっている。人間の恐ろしさ、内面崩壊の悲惨な様子がラストの短い間に存分に表現されている。
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