アメイジング・スパイダーマン2のレビュー・感想・評価
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悲しみの果てに何があるか
効果的なスローモーションによる演出やポージングにこだわった映像のセンスは抜群。
実際のニューヨークを飛び回るスパイディが活躍するシーンの迫力は最高。
『アメイジング・スパイダーマン』パート1のスパイディより、目が比較的丸く大きくなり、色も黄色から白に変更され格好良さより親しみやすさを感じるようなデザインになった。
アメイジングシリーズは、サイエンス&メカニカルの傾向が強く、青春ラブロマンスと同等かそれ以上にサスペンスとホラーの側面が印象的。
ダークなテイストで、ピーター・パーカーの両親の死の真相、スパイダーマンになったのは偶然ではなく宿命であったこと、親友ハリーと対決に至る経緯、恋人グウェン・ステイシーとの悲しい別れが描かれている。
当時は続編の公開予定日も発表されたが、残念ながらアメイジングシリーズは今作で事実上の終了となってしまった。
アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンをもっと観ていたい...と思ったら、のちの『ハクソー・リッジ』と『ラ・ラ・ランド』(どちらも2016年公開)で、ふたりの素晴らしい演技が遺憾なく発揮されているので今一度確認したい。
なんか違うんだよなー‼️❓
テレビの録画📺
映像は進化してる、映画館で観たら感動するかも🥺🥲
でも、主人公のキャラがまるで違うんだよなー‼️
悩める、等身大の人間スパイダーマンじゃなきゃ、意味ないんだよ。
それに、ヒロインが、より、なんか違う、派手なんだよ、アホなヤンキー丸出し、そう見える。
映像は凄いのに、脚本最悪、どんぱちすれば良いもんじゃなし。
すいません、ただなのに、愚痴ばかり、それなりに良い映画ですよ、よろしくお願いします🤲
理想の"スパイダーマン"映画
前提として
・2回目(1回目は映画館で。)
・前作『アメイジング・スパイダーマン』は視聴済。
・マーク・ウェブ監督の他作品だと『アメイジング・スパイダーマン』以外は未視聴。
・原作と思しき作品は一部読後。
観たかったスパイダーマンってこういうやつ!
前作からかなり明るくなった本作。多分、色々な試行錯誤があったのでしょう。冒頭のスイングから、変化が随所にみられます。
まずはNYの市民と警察消防関係人たちの信頼。そこにスパイディのスイング。コミック調の明るいスーツにウィットな軽口。そしてヒロイックな音楽。もうこの時点でテンション爆上がりです。
後々のPS4,PS5のゲーム版『スパイダーマン』を彷彿とさせる、この気持ちよさ。そして悪人をウェブで絡めとり、高校の卒業式に遅刻し、それでもグウェンとの恋愛を楽しみ、いじめられている子供を助け、市民のすぐそばで人助けしてくれる……こういうスパイダーマンが観たかった!あぁ、気持ちいいぐらいにヒーローしてるぅ! でもそれが事件を生むんですよねぇ……知ってます。
本作の敵はエレクトロことマックス。それとグリーンゴブリンことハリー・オズボーン。そう、あのハリーです。ライノもいるけど、おまけ程度なのであまり期待せず。宣伝でめっちゃ推してたけどね。
マックスのこじらせ具合が良い。いい感じに気持ち悪い。もしかしたらピーターよりオタクしていたかもしれません。それもそのはずで、異常なぐらいに承認欲求に飢えているキャラクターなのです。さらに事故で化け物になるという追い打ち。今作の被害者の一人。悪いのは大体オズボーン社。
そしてハリー。めっっっっちゃ繊細で神経質そうな感じがいい。しかも死に直結する持病持ちとくる。毎日が綱渡りな感じがたまらない。サム・ライミ版と同じく、ピーター=スパイダーマンに劣情と恨みを抱いていき、やがてとんでもない事件を起こします。原作知っている人なら想像つくと思う。
大事な要素として描かれているのは、ピーターとグウェンの関係性。ここも前回より大きく変化。相変わらず、強く賢く、しかも可愛い女性として描かれているグウェン。今作はピーターがへなへなしてしまうので、その対比がもどかしい。中盤に下したピーターの決断。そして二人の愛の行方。今作の一番の見どころはここ。
前作で、もやっとした人もいるでしょう、ジョージ(グウェンの父)との約束。これにもしっかり納得のいく答えを出しています。しかもこれが終盤まで影響するのだから、キッツイ。てか怖い。
ピーター、人生の岐路に立たされた彼の苦悩とか再起とか、それが目一杯楽しめます。言っちゃ悪いけど、苦しむピーターが大好物なんだ。もっと苦しんでくれ。そして立ち上がってくれ。
他の人物、例えばメイおばさんも健在。お互いに言えない秘密を抱える中でのケンカシーンはすごい好き。そうそう、親子ってこんな感じ。そして父親の手がかり。良いんですよ……見つけるタイミングも。
多分、前作のテーマであろう「大いなる"秘密"には、大いなる責任が伴う」を残しつつ、「大いなる"力"には、大いなる責任が伴う」に変化していったのも好印象。
アクション面は相変わらずのかっこよさ。いやむしろパワーアップしたか?! 前作より知能指数の高い戦い方してくれます。楽しい。
音楽めっちゃ良い。ボルテージがバンバンアガる。ヒロイックなスイングシーン、エレクトロのロックで他責的なぶっ壊れ感、そして戦闘シーンとのリミックス。あぁ、楽しい。
衣装とかスパイディのコスチューム、ヴィランのデザイン、全てがカッコいい。オーバーテクノロジー系が好きな人にはぶっ刺さるはず。もちろんスパイディのコスチュームは原作ファンにもたまらないはず。
謎に写真要素も健在。別になくてもいいんだけど、遊び要素ぐらいに留めているので良しとするか。JJJとかね。
上記みたいに、もちろん気になるところだってある。この事件全体がピーターの引き起こしたことなんじゃね?っていう皮肉とか(これは好みの問題)、ライノの照明の当たり方が気になったりとか、シニスターシックス要素そんな要らんかっただろう、とか……
でも、ストーリー、演出、音楽、衣装およびコスチューム、キャラクターの関係性、そしてラスト、全てが好きだから推します!
あぁ、やっぱり観れて良かった!!続編作ってほしかったよ!!
スパイディファンにおすすめ!!そんな作品。
なかなか面白かったけどちょっと長い。 エレキマンとの対決、エマ・ス...
なかなか面白かったけどちょっと長い。
エレキマンとの対決、エマ・ストーンが活躍しすぎでちょいウザと思ってたらまさかの…これ、必要ある?
続編まだまだあります、って感じなのにここで打ち切りって、それはあかんやろ(笑)
スパイダーマンの青春期・成長物語
他のアメコミ原作の勧善懲悪型ヒーロー作品とは一味違う。蜘蛛の能力を得た主人公が様々な敵と戦うアクションシーンは迫力十分である。
加えて、主人公の心の葛藤、友情、恋愛模様がしっかり描かれ、青春期にある主人公の成長物語になっている。
特に、主人公を理解しながらも自らの道を進もうとする一途な恋人(エマ・ストーン)とのやり取りは良質のラブストーリーである。本作で恋人を演じるエマ・ストーンのファンになってしまった。
苦悩しながらも、様々な試練、特にラスト近くの悲劇を乗り越えていく主人公はとても人間的であり、思わず頑張れと声援したくなる。
面白いね
悪役エレクトロにもちょっと同情してしまうようなところもあり、気の毒。でも街を停電させたりと、スパイダーマンとしては闘わなければね。グウェンの助けは確かに必要だったけど、あの場に行くのはやはり危険。あんな結果に、、、。ショックで活動停止していたスパイダーマン、復活した際の少年とのやりとりがなんともカッコいいねっ!
前作も面白かったけれど、数年でのリブートなのに、とても良い出来で面白かった。個人的にこちらのシリーズの方が、ピーターの両親のことがよくわかったし、スパイダーマンの彼女が一途なところがとても好感持ててよかった。
ヒロインとの関係が好き
ヒロインとの関係性が超いい!好き!お互いのことを思ってしっかりやっていこうあーまってでもやっぱり好きだ〜!っていう感じが超いい
アクション目離せなかった!相変わらず派手
時間長くて内容てんこ盛りだからちょっと集中力続かんかった
両親にまつわるストーリーも深くなってくる。 ハリーとの対立はちょっ...
両親にまつわるストーリーも深くなってくる。
ハリーとの対立はちょっと物足りない感はあったけど、エレクトロの映像は敵とは思えないくらいなんか綺麗だったなぁ。劇場で観てたらもっとよかったはず。
次回作に続くような終わり方。最後に子供がスパイダーマンの代わりに悪い敵に立ち向かおうとするシーンはぐっときた。
実力ある役者が集合。皆、その力量を発揮してくれているのに、勿体ない!!!
胸を締め付けられる切なさ。
なのにラストの展開は何~(;一_一) もっと余韻に浸っていたかったのに(>_<)。
(立ち直れてよかったという方も多いから、観る人による個人的感想)
ラストのチビスパイダーマン登場はgood(^u^) でもライノ迫っているのに(ハラハラドギマギ)。
それまでのスピーディな展開と違って、あのラストだけなんであんなにもたもたしているんだ。もっと演出の仕方あったろうに。ライノもジャイアンか?って目を疑ってしまいました。
フォックス氏やデハーン氏をはじめとする名優だらけ。もっとその本領を愛でていたいのに、中途半端。勿体ない。
大統領やった後にこの役?とびっくりしたフォックス氏。
前半、マックスの人物像を細かく演じられていて、しょうもないけど愛すべき人物になっていました。(『コラテラル』でもさえない運転手マックスやっていたの思い出してほくそ笑んでしまいました)
だからこそ、後半の裏切られたことへの悔しさ・怒りとかに繋がって、ついドラマ的な展開を期待してしまう。
なのに、話を端折るから「え、それでスパイダーマンへの逆恨み?世間を憎むなら解るけど」と肩透かし。もっと丁寧に話を作っていったら面白くなるのに。映像は派手なんだけど、えっとそれで終りですか???あの設定ならもっと戦闘場面いろいろできるんじゃないの?う~ん勿体ない。
ハリ―に至っては、マックスよりも役者の演技を活かしきれていない。
もっと、ハリーとピーターの二人の友情とか、気持ちのすれ違いとか丁寧に書けば物語としてもスリリングになるし、戦闘場面だってドラマを作れるのに。
デハーン氏が、ハリーの気持ち=久しぶりに会ったピーターとの距離の詰め方とか、自分の運命に対しての複雑な気持ちとか、自分を邪魔者に思っている人々への態度とか、とてもうまく出している。繊細で危ない役やらせたら、ピカ一ですね。
予告見た時には、ただのお坊ちゃまの傲慢な嫌な面満載の悪役を演じるのかなと思ったら、どっこい、ハリーを主人公にしての話だけでも一本映画撮れますという感じ。
だのに、こちらも端折りまくり。戦闘シーンも、衝撃的な結末に繋がるのに、えっと、これだけですか?てな感じで肩透かし。う~ん、なんだこれ。
デハーン氏につい焦点を当てたくなるが、ガーフィールド氏も本来うまい。でも、悩みの質がハリーとピーターでは違うから、どちらも究極の悩みだが、うまくかみ合わない。そのずれから起こる悲劇を表現できたら、すごい人間ドラマになるのに…!
ピーター・ハリーの二人のガチンコの絡みは次回作までお預けなの?
グウェンやメイおばさんのエピソードだけだって、丁寧に描けばそれだけでももっと豊かな話になるはす。
メイ伯母さん、良いですねえ。こんな方が近くにいたらという理想的な女性で、とてもいきいきと生活感あふれる描写。あ、このフレーズ使いたい、こんなこと言われてみたいなのが満載です。
グウェンの男勝り。悩むけれど、どんな状況でも希望を見失わずに切り開いていく。そして、ピーターのことを心配しているのがすごく伝わってくる。ストーンさんは、『ヘルプ』でも、そういう表現うまいですね。
他のレビューにもありますが、詰め込み過ぎて中途半端。
テンポだけでみせていくんなら、そのやり方に絞ればいいのに、中途半端にドラマを入れるから観ている私は不完全燃焼。それでも要所要所の名優たちの演技で感傷に浸っていると、突然高校生の文化祭作品かという演出のラストで終わる。呆気(*_*;。
と不満だらけなので本当は☆1つ。でもの名優の演技と、アクションシーンの迫力で加点して☆3つです。
原作・旧作・前作未視聴。
『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ』でデハーン氏のファンになって、CM観てデハーン氏の魅力にクラクラして、この映画をワクワクしながら鑑賞。デハーン氏達はしっかりお仕事なさっていたのにと、がっかり感、大です。
次回作にデハーン氏は出演なさるのでしょうね。きっと。なので次回作はもっとドラマも観られると良いな。でなきゃデハーン氏出演の意味ないもの。
と、思っていたら…。
打ち切りになったのがわかるような反面、謎を幾つも残したまま…。消化不良が募り、さらに作品評価が落ちる…。
そして、新しくできたのが、スパイダーマンの設定じゃなくて、アイアンマンJr,と言いたい映画。
大人の事情は理解するけれど、肩透かし感だけが残るのであった。
なので、☆0にしたいけれど、名優の演技に☆2つ。
≪蛇足≫
★マックスをエレクトロに作り変えるあの人体実験の博士がキューブリック監督の『博士の異常な愛情』のDr.ストレンジラブに似ていて笑いました。
★エンドロールに挟まれていた映像。CM観ていなかったら、オズボーンに改造された次作の怪物?って思ってしまいました。
なぜ不人気なの
アメイジングスパイダーマンおもしろいよ!みんな不人気だからって避けないで!!!真面目に見たら面白いよ?!
とくに無印スパイダーマンのMJが好きじゃない人とか、このヒロインのグェンめちゃくちゃいいからみてほしいし、父親の謎を追いつつストーリーが進行してくの面白いよ。
無印スパイダーマンが好きな人にとっては受け入れられないかもしれないけど、別物と切り替えて見たら楽しいよ……
VS電気男
承認欲求とスパイダーマンへの執着が異様に強い電気技師の男。周囲に馬鹿にされ続けた恨みが爆発。エレクトロとして大暴れ。
前作のトカゲ男のリザードや今作のエレクトロ、そしてスパイダーマン。突如特殊能力を身に付け、片やヒーローとなる者、片やモンスターとなる者。両者の違いって何だろう。
4部作の打ち切り。もっと評価されるべき悲しき名作。「君は素晴らしい アメイジング」
新作『ノー・ウェイ・ホーム』に、この作品からも敵キャラが出てきます。
エレクトロは大好きな敵キャラで敵キャラとして完成されてると思います。
ピーターとグウェンのラブストーリーも素晴らしい。
実際、撮影中は本当に恋人同士だったそうです。
とても、いい作品だと思いますが、商業的な成功や監督とソニーの思惑が折り合わず、ここで中途半端に打ち切り…
大人の事情に振り回された悲しき名作…
『ノー・ウェイ・ホーム』が発火点となって、この続きアメイジング版3を作る話があるらしいです。
実現してほしい!!
スーパーヒーローの力=呪い
今作で自身の両親の死の秘密が明らかとなるが、その内容はとても驚かされるもので、アメイジングシリーズというのはそのサスペンス感も相まって歴代のシリーズで一番好きな作品だ。
クモにかまれたから超人的な能力を得ることを当たり前のように感じていたが、それにはちゃんと理由があって彼でなくては適応できないという設定がとてもしっくりくるものだった。スパイダーマンになる運命というのは最初から決まっていて二作を通してスパイダーマンになることの責任の大きさ、それこそが宿命なんだと思う。スパイダーマンはよく軽口をたたいて相手を挑発するそのコミカルさが俺の中では強いのだが、実は誰よりも重い過去を持っていて、その実は孤独なヒーローなのだとこの作品で痛感した。いわばスパイダーマンのヴィランはスパイダーマンのもう一つの姿で、トビーはうまく適応できたのにもかかわらず、ヴィラン側は欲に飲み込まれて俯瞰全体として成立してしまう。スパイダーマンが陽で悪役が影の存在としてちゃんと両立しているのだと思った。
悪役のエレクトロはとにかくスパイダーマンにあこがれを持つ人間であるがそんな彼が突然スパイダーマンと同じ力を得ることになるが人々は得体のしれない彼よりもスパイダーマンを応援する。
輝かしく光るスパイダーマンに適応できないものが憎しみを覚えるのはまるでコインの表裏一体さを感じざるを得ない。そのスパイダーマンをうらやむからこそ負の存在が生まれてしまう過程を描いたのが今作なのではないだろうか。
今シリーズのハリーは自身の親から受け継いだ病気が原因で苦しむ。そんな彼も自身の血の宿命に苦しみ、ピーターも親の血を受け継いでいるからこそスパイダーマンという宿命を背負うことになる。それはまさしく呪いのようなものを感じてしまう。
また、グウェンの父親の姿が終始幻影として出てくるのも彼自身の責任の表れや迷いなどが上手くあらわされており、葛藤が垣間見える演出となって最初から最後までとてもうまい構成であると認識できた作品だ。
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