オーバードライヴのレビュー・感想・評価
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3.9全然期待してなかった
全然期待してなかった本作。正直見る前はせいぜい3点くらいかな、よくあるアクションでゴリおして、悪党成敗完了!という感じかなと思って見始めた。
いやー面白かった。なんでこんなに面白かったんだろ。久しぶりに等倍速で見ちゃった。話もテンプレといえばテンプレ。そこまで過激でもないし、VFXもりもりのドラマチックでもない。
きっと面白く感じたのは、そのテンポの良さではないだろうか。そして地味にスルメイカのような味が出たのは名脇役のおかげではないだろうかと思う。バリーペーパーのゴブリンのような麻薬警察。ジョン・パーンサルのブルドックのような元犯罪者。
そこに人間模様が描かれていたのが良かったのだろうと思う。ストーリーの上側だけをすくい取ればどこにでもあるような映画と言える。しかし、そこにはドラマがあったのだろうと思う。ジェームズの「どうしても更生したいんだ」という瞬間に、ああワイこいつ好きやとなり、映画に「推し」が生まれ、映画に引き込まれる。主人公よりも脇役が好きになってしまう習性が見事に発揮された。最後のジェームズのバトルシーンもナイスでした。いや、登場のセメント運びのところから全てナイスでしたね。個人的にはジェームズのスピンオフがみたいですね
あとドウェインのアンバランスさも良かったですね。このキャラクターの緩急が非常に見やすかったのも要因として有りそうです。
アクションを封印したドウェイン・ジョンソン
音楽もそうだけど、かなり静かなドラッグウォーでした。司法取引するために運送会社社長が自ら潜入捜査官よろしく麻薬組織に飛び込んでいく。これが実話だというのだから驚きだが、ドウェイン・ジョンソンの静かな演技も驚き要素だった。
原題は“snich”で密告者という意味らしいが、実際に密告したのは社長さんではなく、麻薬組織側がカルテルの大物に密告したり、刑務所内で息子と社長さんの繋がりを密告した者がいたりするだけだった(冒頭の親友もそれにあたるかも)。それにしても邦題の疑問点・・・大型トレーラーを使って高速走行するためだろうけど、overdriveはどちらも“v”なのに日本語表記が“バー”と“ヴ”。最近は“ヴ”の表記を無くすような動きになってはいるけど、混在させているのもなんだかなぁ・・・
結局、売人の知り合いを検察・警察(DEA含む)に売人を密告すれば減刑する法律があるという自由の国アメリカ。そんな矛盾点を観客に突きつけてくる社会派面もあった。また、ブツを受け取ってしまったらアウト!という教訓も伝わってきました。ジェイソン君をハメた友人クレイグ君は一切登場しないけど、彼もまた売人を知らなかったから窮地に追い込まれていたのでしょうね。もうみんな不幸の密告者!「友人を売ることはできない」と頑なに固辞したジェイソン君が一番えらいよ!
黒幕は麻薬取締局
隠しきれないポテンシャル
運送業のドウェイン。本領発揮できない役ではある。
息子の冤罪を証明する、というのではなく、取引で減刑をはかるパパ。という話らしい。だから息子は真っ白ではない、なんだかんだで手は出してる、あるいは出そうとしてた。そこがちょっとわかりづらい描き方。息子が遊んでるシーンがあってもいい。
終盤はもう運送業社長の顔ではなくなるドウェイン笑 隠しきれないポテンシャル。
内容は全然ダメっていうわけではないが、どうしてもこれじゃない感ただよう映画。
アメリカ司法の良くない一面か?
ドウェイン・ジョンソンでなくても・・・
息子を麻薬取引の罪で逮捕された父親が、息子の減刑を勝ち取るための潜入捜査に挑む物語。
実話を基にした作品とのことですが、多分かなり弄っているように感じられました。でも中々面白い作品だっと思います。
「肉体派俳優」ドウェイン・ジョンソン主演ですが、主人公はヒーローではなく等身大の父親。その父親が、「死の恐怖」「今の家族との葛藤」を感じながら犯罪組織に食らいつく様は、地味ですが納得感のあるものでした。
反面、クライマックスでのカーアクションは迫力もあり、総じて満足感の高い作品だったと思います。
でも、この役柄ならドウェイン・ジョンソンを起用する必要はなかったように感じられます。もっと適任の方がいたのではないでしょうか?
あと、パートナーの扱いや設定が少々雑だったことも含めて、少しだけ評価を下げさせて頂きました。
実話ベースなので
いつ盛り上がんの??
友人にハメられて逮捕された息子を助ける為に検事と手を組んで麻薬組織に潜入するお父さんのお話。
映画のタイトルから勝手に車映画かと思ってましたが
(ワイスピのホブス役だった影響もあるけどww)
全然違いました(;´∀`)
実話という事なので、仕方ないかもですが
あまりにもアクションが無さすぎて・・盛り上がりに欠けます。
戦闘力が低めの普通のおじさんなのですww
あんなにマッチョなのに鍛えてる意味ないゎ~。
ドウェイン・ジョンソンの無駄遣いだよね。
唯一の盛り上がりは、最後のトレーラーチェイスだけ。
違法薬物は、やってはダメ!は勿論ですが、ちょっとでも関わってはダメ!という事。
当たり前の事だけど、身近に溢れている現実。
いつか自分の身内が関わるかも知れないという事を
思い知らせてくれる映画ではありました。
そして親子の絆も見どころではありますが、内容は薄めです。
深刻化する麻薬カルテルの背景があっての映画ですが
ボス逮捕に貢献したら逮捕された息子が即開放というアメリカの制度は
日本人の私から言えば納得いかないけどね。
父は子供の為なら犯罪組織に潜入する!
さぞかしドウェイン・ジョンソンが大暴れするハード・アクションかと思いきや、ちょっと違った。
だって、あのドウェインがチンピラにボコられるシーンがあるんだもの!
友人にハメられ、麻薬密売の無実の罪で逮捕された息子。
検事との取引で息子の減刑を条件に、大元である麻薬組織への潜入捜査を請け負う父…。
ガンやカーなどのアクション・シーンは織り込んであるものの、派手さは控え目。
いつものヒーロー的なタフさと違って、息子を救うべく奔走する父を演じ、人間味を感じさせる今作のドウェイン。
ステレオタイプなアクション俳優に留まらず、時折新たな面も見せてくれる。
映画は世界仰天ニュースでもやりそうな実話が基。
息子は別れた妻と暮らしており、父にはちょっと反発気味。
検事(スーザン・サランドン!)は腹の底が読めない。
が、親は子供の為に何が出来るか。
子供の為に文字通り命を懸け、父の強さと愛情の深さを体現。
…と、聞こえはいいが、潜入する為かつて闇社会と繋がりあった部下を引きずり込み、共々危ない橋を渡る事に…。
映画になるくらいだからオチ読め、最後は全て解決するものの、父のその行動は、愛か、暴走か、違法か、これが最善の道だったのか…?
渋くてかっこいい
クライマックスのカーアクションがとても不細工でリアルでかっこいい。絵的にかっこいいより、現実だったらこうなるだろうという表現で、車から腕を突きあげてマシンガンを撃つと計算通りに当たらない感じがよかった。
ストーリーも実にハードでかっこよかった。会社の従業員は心底まじめになろうとしているのに気の毒だった。
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