麦子さんとのレビュー・感想・評価
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堀北真希のイメージから、超然として落ち着いた雰囲気のヒロインかと思...
堀北真希のイメージから、超然として落ち着いた雰囲気のヒロインかと思ったが、実際は意外に短気で怒りっぽいのが新鮮。
タイトルでは「麦子さん」とあるが、誰も「さん」付けでは呼んでいない。
なぜこのタイトルになったのだろう。
あと余貴美子が実の母親ではなく、義母だと勘違いしていたのは私だけだろうか。
まず母親の納骨で故郷を訪れるシーンがあって、その後に余貴美子が登場したので、時間を遡っているとは思わなかった。
また、若い頃に堀北真希そっくりだった母親が20数年後に余貴美子になっているとは信じられなかったので。
いずれにせよ、蒸発した母親の印象が次第に良くなっていくのはよかった。
兄「おい!麦それ(萌え系)うるせーよ」←ド正論
2度目の鑑賞
いずれもDVD
初鑑賞だと思っていたが記憶から抹消したようだ
大好きな余貴美子が出ているし作品としては決して駄作ではない
どうやら原因は自分が大嫌いな萌え系アニメをほんの少しだが扱ったせいかも知れない
あの2人の声優の声も嫌いだ
監督は『純喫茶磯辺』『ばしゃ馬さんとビッグマウス』『銀の匙 Silver Spoon』『ヒメアノ〜ル』『犬猿』『愛しのアイリーン』『BLUE/ブルー』『空白』の吉田恵輔監督
共同脚本として『ばしゃ馬さんとビッグマウス』の仁志原了
かつて家を飛び出し父と2人の子供を捨てた母
今では兄妹も大人になり兄と麦子はマンションで2人暮らし
そんな麦子の元に母が現れる
金銭的理由?で2人のマンションに居候することになった母
嫌々ながらも受けいれた兄妹
そんなある日突然母が他界する
末期癌だった
兄妹は質素な葬儀に火葬を済ませ残るは納骨だけ
兄に役目を押し付けられ麦子は納骨のため母の田舎に訪れる
地元住民の反応によると麦子は若い頃の彩子と瓜二つだと知らされる
そして彩子は地元のアイドル的存在だったという
納骨に必要な書類を無くしてしまいそれが原因でしばらくこの土地に留まることになる麦子
小岩麦子と若き日の彩子 に堀北真希
麦子の兄・小岩憲男に松田龍平
憲男と麦子の母・赤池彩子に余貴美子
彩子の地元でタクシーの運転手をやっている井本まなぶに温水洋一
麦子をアパートに泊めてくれた霊園の受付・古里ミチルに麻生祐未
彩子の地元で旅館を営む麻生春男にガダルカナル・タカ
春男の妻・麻生夏枝にふせえり
麻生夫妻の息子・麻生千蔵に岡山天音
アニメショップの同僚に田代さやか
麦子が降りた架空の駅五藤
本当は谷村町駅
ロケ地は山梨県都留市
麦子は声優志望
アニメショップでバイト
萌え系アニメが大好き
僕は大嫌いだ
同僚は職場で特に意味もなく胸の谷間を出している
まんじゅう怖いの類じゃなくこういう女は嫌いだ
脱がないストリッパーと同じくらい嫌いだ
母親をババア呼ばわりするのは良くない
あの人って言うのも良くない
藤子不二雄のAの方の影響を受けたのか兄を花田勝氏と呼ぶ某くらい好きじゃない
温水演じるタクシードライバーが後ろを振り向きすぎてお巡りさんを轢いてしまう所が面白かった
バツイチで子供は元夫と暮らしているミチル
友達の娘とはいえ初対面の人を自分のアパートに泊まる度量の大きさなかなか真似できない
押し入れを開けるとズラリとボーイズラブコミック
居酒屋で酔った勢いか麦子に八つ当たりされる
決して怒らない大人なミチル
堀北が居酒屋のシーンで後ろに纏めて気づいたが前髪のたらしがイラッときた
顔が大きめの人がやればいじらしいが元々小顔の人がやると可愛いが嫌味である
ニット帽の被った堀北真希が可愛い
山本耕史がニクイと思う男は正常だと思う
それにしてもあのニット帽の先のまんまるはなんだろうと思っていたが最近になってわかった
低い天井についている硬い物体に頭を直接ぶつけないための囮のようなもののようだ
だから大人が被ると男女関係なくアホっぽく感じるんだな
堀北真希は似合っていたけど
「母親じゃなければなに?父親と思っているの?」と生前の母親が冗談を言ったエピソードを母の墓前でミチルに聞かせるあの一連のシーンがとても良い
余貴美子の顔色がずいぶん悪いと思ったら末期癌患者の役だった
大女優なら基本中の基本だがやる事が細かい
母の青春。赤いスイートピー
母の突然の死で若い頃の母を知る 知らなかった母の過去を知る事が出来た。自分の母の思い心の葛藤を克服することが出来た。モヤモヤした心がすっきりして前を歩いて行ける。堀北真希ちゃんがキリッとしていて可愛い
ナチュラルが大事
個人評価:3.3
芸能人にしか見えない堀北真希のオーラを見事に抑えこんだ好感のもてる作品。普通の少女になった堀北真希のなんたる可愛さ。なんて事はないストーリーだが、監督のセンスと力量がわかる本作。アイドル映画ではあるが、味わい深い作品だ。
吉田恵輔に外れ無し。
再見。
泣かせも撮れると立証した吉田恵輔、外れ皆無の邦画の星。
ベタを寸前で避ける手腕。
世代の琴線を狙うテーマ曲の季節外れが良い。
麻生祐未、想定外の大好演。
龍平はもはや父より役に恵まれている。
強く支持。
いろいろあります。
麦子の母が死に実家に帰ると母は実家の村のアイドル的な存在だった。
母と似た境遇の女に出会い、母にぶつけたい感情を彼女にぶつける麦子。
いろいろあります。
周りに出てくる人たちと麦子が母を通じて心を通わせるストーリー。
いい話じゃないですか。
お母さん許して欲しい。もっとひどい母親も父親もいっぱいいるよ。
でも母親はあなたに一人だけなんですから。
堀北真希さんを堪能するための作品でしたが、終盤はウルっとしてしまい...
堀北真希さんを堪能するための作品でしたが、終盤はウルっとしてしまいました。
悪くはなかったですよ。
もう今更なんですが、子供の頃とかに酷いこと言ったまま、結局謝れなかったりしたのを思い出しました。
なかなか難しい事ですが、特別何かしてあげなくても良いと思いますが、親御さんが御健在な方は大切にしてあげて下さいね。
その時には親はなし。
なんとも寂しい話だ。子供を愛さない親はいない。子供に何をされても愛は変わらない。それを知ってか知らずか子は親を遠ざける。俯瞰で見て初めて、親を蔑むことの醜さを知る。自分は親を大切にしようと思う。子を大事にしようと思う。この母に足らなかったのは、一緒にいてやらなかったこと。下手に一緒にいた兄の悲しみはひとしおだったろう。涙するシーンは心に残った。
親には親の
「親には親の事情がある」事を理解した時が、子供が本当の自立を果たした時。いつまでも親のせいにしていても、自分が損するばかりですよね。彩子さんを麦子さんの分身にさせてジジイどもが盛り上がるのは、吉田監督定番の気持ち悪さ。吉田監督の作品に出てくる男性ってアイドルに群がる中年を連想させるので、なんかいつもゲゲッとなります。それと、母親にババアと言ってはいけません。
親孝行したい時に・・・
話の筋はシンプルで淡々とした映画。
監督自身の体験を元に、親への愛に溢れた内容です。
親を亡くした方は当然ながら、
故郷を遠く離れで暮らしている方にも染みると思います。
麦子は幼少で別れた母への接し方に戸惑い、
しかもいきなり表れてお節介な母を疎ましく思いながら、
それでも晩御飯を作ってあげちゃう健気さとか、
それを母が見つけて喜び、「食べたければどうぞ」,
とぶっきらぼうに言う照れ隠しとか、
自分にもこういう時期があったなーとくすぐったく思いながら、
今は親目線になって、
自分の子がこんな事してくれたら泣いちゃうな、
という思いも綯い交ぜになって観てました。
母が亡くなった時に、「ザマねぇよな!」と強がる兄が、
骨上げの後片隅で嗚咽を漏らしてるのも、
ベタだとは思いながらジーンときました。
納骨のため向かった母の故郷での出来事は、完全にファンタジー。
登場人物もファンタジーに溢れる面々。
温水洋一、ガダルカナルタカ、ふせえり、麻生祐未。
漸く自分の母の人物像が、故郷の人たちの話で分かってきたのに、
もう母はいないというジレンマを、
麦子を急遽泊まらせてくれた麻生祐未にぶつけてしまう。
それを叱る温水洋一。麦子には今まで味わった事のない、
まるで本当の親子ゲンカを母の故郷で体験し、
ちゃんと謝る事も出来た麦子は、
ホントに良かったなーと、オジサン泣いちゃいました。
追い打ちの「赤いスイートピー」が脳裏から離れません。
展開が凄く早くて小気味良いのですが、
この早さも監督の照れ隠しに思えてしまう。
親へのリスペクト、という意味では、
同じ吉田恵輔監督の「純喫茶磯辺」に近いものを感じました。
知ってるようで知らない親の過去
自分も親が若い頃どんなだったかとか殆ど知らない事に気付かされた。親の友人関係も知らないなあ…
今度聞いてみよう。
にしても堀北真希さんの透明感は凄い。
引退しちゃって勿体ない…
親に優しく接しよう、と強く思わされた映画でした
いつもの吉田恵輔監督作ほどダメダメな人間が出てきた訳ではなかったですが、これはこれで意外性もあってむしろ良かったぐらいでしたね。
ほろ苦さを感じつつも温かみを感じれるハートウォーミングな作品に仕上がっていて、かなりツボに嵌ってしまいました。
吉田恵輔監督好きな方々からの評判は若干微妙なようですが、ユル系&泣ける系の映画が好きな方ならば、十分満喫できる内容だったと思いましたよ。
何気ないシーンが後々物凄く重要な意味を持ったりと、見せ方が本当に上手かったし、とにかく脚本が秀逸でしね。
二倍感動できるよう持ってくるこの演出は、お見事の一言でした。
特にエンドロール後のあの一幕なんか最高でした!
ある程度大なり小なり誰しもが経験するであろう親子間の苦悩・葛藤をテーマにした話だったのも、スンナリ入り込めた要因でしたね。
それから亡き母の育った田舎町を訪ねると言う、ロードムービー的な部分でも楽しめた映画でした。
娘と息子以外、誰にも知られることなくひっそりと死んだ母親が、その町では誰しもが知っているアイドル的存在だった、そしてその町で母の残像に触れることで、自分の中の気持ちも少しづつ変化していく、そんなストーリーがとても心に響きました。
夢破れた母、夢を追う娘、その構図からのあの結末は、確実に涙腺が崩壊しますね。
また母親役の余貴美子の演技が秀逸なんで、余計に泣けるんですよね。
ちょっとうざったい母親あるあるを醸しつつ、娘に会いたい、何か残したい、その辺の心情が彼女の演技によってグッと伝わってきました。
主役の堀北真希も良かったねぇ、声優志望でアニメ声を披露するシーンには脱力しましたが、素直になれない母への想い、もどかしさは見事に表現出来ていたと思いましたよ、それより何よりとにかく可愛かったなぁ・・・もう人妻かぁ。
頼りない兄役の松田龍平、母の友人ミチルを演じた麻生祐未、それから温水洋一もナイス助演!
名曲「赤いスイートピー」も涙腺崩壊を反則級に後押ししましたね。
何とも言えぬいい余韻、とても心地良い映画でした。
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