レイルウェイ 運命の旅路

劇場公開日:2014年4月19日

レイルウェイ 運命の旅路

解説・あらすじ

コリン・ファース、二コール・キッドマン、真田広之らの共演で、第2次世界大戦時、日本軍の捕虜となり、鉄道建設に狩り出された英国兵士と日本人通訳らの実話を映画化したヒューマンドラマ。鉄道好きで平凡な人生を送るはずだった英国軍兵士のエリックは、シンガポール陥落時に日本軍に捕らえられ、タイとビルマを結ぶ泰緬鉄道の建設現場で過酷な労働を強いられる。それから約50年後、当時の記憶に苦しめられながらも、愛する妻と平穏な日々を送っていたエリックは、鉄道の建設現場にいた日本人通訳の永瀬が、戦争体験を伝えるためいまもタイに暮らしていることを知る。永瀬の存在が心の奥の傷をよみがえらせ、動揺するエリックだったが、意を決して永瀬に会うためタイへと向かう。原作は1995年「エスクワイア」誌ノンフィクション賞を受賞したエリック・ローマクスの自叙伝「泰緬鉄道 癒される時を求めて」。

2013年製作/116分/G/オーストラリア・イギリス合作
原題または英題:The Railway Man
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2014年4月19日

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(C)2013 Railway Man Pty Ltd, Railway Man Limited, Screen Queensland Pty Limited, Screen NSW and Screen Australia

映画レビュー

4.0この程度で「反日映画」と騒ぐ連中がいるとは驚いた。

2025年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

狭苦しい向こう三軒両隣りの世間話をせっせと映画化して、
恥も外聞もなく国際映画祭に出品している某国と違い、
イギリス国は某国が「世界はすでに忘れている。」と思い込んでいる
犯罪をいまだ告発する映画を作り続けている。

夏なお冷涼で曇り空が続くスコットランド、
初老を迎えた男が抱える心の傷とは・・・。

舞台はスコットランドとタイ、
過去と現在が交互に交差する。

画面の切り替えを考慮してか、熱帯のはずにも係らず
タイの風景の画像はスコットランド同様暗めのトーンが多い。

このため観客は違和感なく、場所・時間を一緒に切り替えられる。

映像は実に工夫されている。
トーンの統一ばかりでなく、
現在(設定は1980年ころ)のタイの田園風景に
案山子のように宿敵の若い日の姿が見えているなど、
画面切り替えの妙。
前半、さまざまにはりめぐらされた画像の伏線が
後半一挙に解き放たれる映像表現の妙。
実に計算されている。
「蓮實重彦先生ならばどう評価するだろうか。」と
思わずにはいられなかった。

誰も書かないだろうから書くが
主人公がタイを再訪した時に
タイの田舎町に流れていた曲、
絶対にディスコの名曲「怪僧ラスプーチン」のタイ語版です。
これで「現代」が1980年前後と観客は理解できる。

ラスト、モデルとなった二人が
共におそらく同時期の出征時に写されたであろう
奇妙に似た雰囲気の軍服に身を固めた
写真(そしてそれは遺影になっていたかもしれない)
が映し出されると、場内は静かな感動につつまれた。

休日の都心のミニシアターで観たが観客は20人程度か。
やはり「忘れたい」のでしょうね。
某国を今悩ませている「いじめ・パワハラ」同様
受けた側は「忘れる」はずはないのに。

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コーヒービート

2.0本人たちにしかわからない

2023年11月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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カメレオン

3.0やられた側の憎悪と怨嗟は長く残るというお話

2022年3月18日
PCから投稿

第2次大戦、東南アジアで日本軍の捕虜となった英国人が受けた暴力・屈辱・恥辱。
終戦後数十年経てもそのトラウマは拭えぬものがあり、せっかく掴んだ結婚という幸福にも暗い影を落とす。
その暗い影を拭い去ろうと、自分を苦しめ辱めた日本軍関係者に復讐を果たそうと立ち向かう!!

なんて書くと勇ましいリベンジ劇風だが、物語は極めて静的トーンでしずしずと展開する。

日本人としては当時の邦人がなした残酷非道な行為にヒリヒリ痛いものを感じながら、「では一面的には戦争被害者であるあなたがたは世界の侵略地で現地人に何をなしてきたのか??」と反発心がむくむく頭をもたげてくる。

という風になかなか複雑な心境にさせられながら見続けたわけだが、本作品は実話ベースの個人対個人の話でありながら、そこから想像を膨らませると、個人を取り巻く「現在や過去の同国人たち」の加害行為に嫌でも直面せざるを得なくなる。

映画の出来としてはあまりに静的に過ぎたかもしれないけれど、上のような考察に到らせてくれたという意義は大なるものがあったのではと思う。

しかしあれだね、上のシリアスぶったコメントはさておき、主役白人の結婚に至る出会いエピソードはあんなとんとん拍子に行くものなのか??と目を丸くしてしまったよ。笑

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resuwisshu311

3.0パンチが少し足りない

2022年3月15日
PCから投稿

全体的に淡々と描かれており、パンチが足りない
しかし、風景描写が異様にヨーロピアンで可憐でのどか
正直ラブロマンス系の映画作らせたら最強なんじゃないかと思った。

それ以外に思ったことは、戦争って誰もとくしないってこと

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asa89