スノーピアサーのレビュー・感想・評価
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イビツが生み出す至高の映像体験
歪。イビツです。何が歪かって、このアンバランス加減ですよ。
ハリウッドにポン・ジュノの韓国パワーを落とし込むと、こうもセオリーが通用せず、予定調和が成り立たないのか?という。
じゃあこの映画との比較対象を何か持って来い!一体これのどの部分が調和じゃなくて何がセオリーじゃないんだ?と問われると、これだ!と一口には云えませんけども(ごめんなさい)。
まあ多分、観てもらえれば自分の云わんとしてることが少なからずは分かってもらえると思うんですよ。「え?その分量でここに力入れて、そっちは結構サラっと描いちゃうの?」みたいな感じ。
んー、何ですかね。アメリカと韓国の文化みたいなもんが噛み合ってないというか。噛み合わせが悪いというのかな。
やね、だからつまんね!て云ってる訳じゃないですよ。このバランスの悪さがたまんねえ!てことです。
それとね、こう、韓国映画を観ている様な錯覚が起きるんですよ。つか錯覚じゃないですね。韓国映画だなこりゃ。ソン・ガンホが跳ね回ってる時点で韓国映画だわ。正真正銘。うん。
ポン・ジュノ作品だけじゃなくて、あの、韓国映画を観ている時に感じる、独特のカオス感と云ったらいいのか。もう、あの感じ。あれがまんま漂ってます。ハリウッド俳優の出てくる韓国映画です。
それででしょうか、それが不思議な化学反応を生み出してるんですかね。ある意味で、ある部分で、歯車が機能してる、みたいな。
で、ここまでストーリーの内容に全く触れずに来ましたけど、そこまで書いてると長ったらしくなるので、ここまでにしておきます。全く参考になってないと思いますけど。
いや、でもね、「まるで誰も見たことのない未体験ゾーン!」と表現すると云い過ぎかもしれませんが、このアンバランス感にはハマりました。はい。
最後まで息が抜けない…。
予告と期待値は最高!中身は・・・
一足先に、韓国で観ました。
まず、予告の映像や設定を聞くと本当に面白そうです。この内容をどう料理するんだろうかとにかく想像するだけでワクワクします。そしてあの「グエムル」のボン・ジュノ監督。面白く無い訳がありません。
と大期待で見に行きました。映画が始まってしばらくたって、だんだん気づくのです。「あれ、これもしかして面白く無いんじゃ・・・。」
気づいた時にはもう遅いです。映像・設定・役者、どう考えても面白そうなのに、映画は全く面白く無いんです!
内容はよくある貧乏人が支配階級のお金持ちのところに乗り込んでいく話です。最後には○ド・ハ○スまで出てきます。豪華です。でも中身がありません。
この映画の評価を検索しても「面白かった」という言葉は一言も出てきません。ただみんな口を揃えたように、「映像が良かった。」「役者の演技が良かった。」としか出てきません。褒めるところはそれだけなんです。
ただ設定(元ネタのマンガがあるとかないとか)は面白いので、この設定でゲームなどに展開したら面白くなるかもしれませんね。
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