HK 変態仮面のレビュー・感想・評価
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原作への大きな理解と愛情が伝わった
鉄腕アトムの昔から,ヒーローは悲しみを背負って戦う(アトムは製作者に捨てられた)。
しかし,ヒーローの悲しみは多くの場合,ヒーローになる経緯(仮面ライダー)や,世間の誤解(バットマン)である。
変態仮面が既存のヒーローと一線を画すのは,ヒーローとしての活動それ自体が反社会的性格を持つことだ。
故に主人公は,己が変態であることを認めず,変身に言い訳を必要とする。主人公が,自分がヒーローその人であると言い出せない理由にこれほどまでに説得力がある作品が他にあっただろうか。
したがって,ここでは正義と道徳が緊張関係に立つことになるのである。
原作はその悲しみを喜劇に昇華していたが,変態性との葛藤は変態仮面という作品の重要なテーマである。
そして,この実写映画はそこを見事に捉え,描ききってみせた。
本作がダークナイトと並び立つとまで言われるのはそのためである。
しかるところ,変態性を描くには変態仮面の容姿が極めて重要である。
主演の鈴木亮平は実写化にあたり見事な肉体を作り上げた。のみならず,一挙手一投足の指先に至るまで,変態的美学の通ったポージングを貫いている。
漫画的な変態が生身の肉体で完全に再現されたことで,変態仮面はさらなる変態的印象力を獲得した。見事というほか無い。
脚本も概ねテンポ良く,予測可能な展開やセリフ回しもドリフのコントのように心地よい。
格闘アクションが変態技以外の部分で練度が低いことと,最終決戦で低予算映画の限界が顕になっているので満点とはいえないが,これほどに痛快な映画はなかなか無い。
徹底的に馬鹿丸出し(・∀・)カコイイ!!
最初この映画化の情報を知った時
エェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエライコッチャ
という感じだった。
ジャンプ連載時俺は確か高校生くらいだったかな?
そんな特別好きな漫画でもなかったけど、下らなくてお馬鹿で毎週読んでましたよ(・∀・)
ただ何でこれを今になって映画化?
しかも実写で???
観る前から決めつけるのはいかん!!!( ゚Д゚)と思いつつも一抹の不安を隠せずにいたけど・・・
結構いい感想がネット上で上がってたからとりあえず観に行ってみることにε=ε=ε=ヾ(*゚ェ゚)ノパタパタ
まず劇場に着いてから真面目な口調で場内アナウンスが
「お待たせしました。○○時上映、HK 変態仮面、只今から入場を開始いたします。」
並んでるお客さんみんな大爆笑キャハハハハッ!!(≧▽≦)彡☆バンバン
小学生くらいの子供も大喜びイイネ♪d('∀'o)
さらに劇場の入り口では係員が大声で
「変態仮面の上映館はこちらになりま~す!!変態仮面はこちらで~~~す!!!」
女性店員も
「こちら変態仮面の上映となりま~~~す!!!変態仮面で~~~す!!!」
照れずにはっきり「変態仮面」と言ってるのにはプロ根性を感じました(=´∀`ノノ゙☆パチパチパチ
そして肝心の映画の内容だが・・・
大変(∩´∀`)∩スンバラスィ♪
鈴木亮平のマッチョな体つきもさることながら、張型を入れてるとは言え、あの恥ずかしい格好と動きで見事なまでに変態仮面を演じきってます(・∀・)ウン!!
OPの漫画のページがパラパラめくるシーン、そしてパンティのレースやら網タイツやらのデコレートを背景にして変態仮面のシルエットが映るアバンタイトルは、どう考えてもサム・ライミ版スパイダーマンを意識してるな~!∑(゜∀゜)
クモの糸じゃなくて亀甲縛り用のロープを腕から出してビルの間を括り抜ける辺り完全にスパイダーマンだし、そもそも変態仮面の顔だってスパイダーマンだしアッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!
変態仮面の決めポーズだってスパイダーマンだし
ここまでやるか?ってくらいのスパイダーマンオマージュ(・∀・)カコイイ!!
冒頭から笑わせてくれるわ~゚+。゚(・∀・)゚。+゚イイ!!
池田成志扮する狂介の父親、出番は短いながらも「これはこれでいいヽ( ´ー)ノ フッ」の一言で完全に持ってったワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪
片瀬那奈扮する母親ももう少し出番欲しかったけど、あのハイテンションぶりはさすが(≧∇≦)b
ヒロインの姫野愛子を演じた清水富美加も素晴しいですね(゚д゚)イーヨイイヨー
狂介の妄想シーンの演技もいいし、あの変態仮面の横にいる時の何とも言えないミスマッチさ(゜∀。)ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
大金玉男を演じたムロツヨシも、相も変わらずの訳分からん演技テンションだし( ・∀・)アヒャ
玉男が送り込む刺客もみんなイイネ♪d('∀'o)
特に大東駿介扮するさわやか仮面の馬鹿さ加減とひどさと言ったら・・・(´゚∀゚`;)
それを臆面もなく演じきってる大東駿介もΣd(゚∀゚d)イカス!
真面目仮面を演じた佐藤二朗、同じ福田雄一監督の『コドモ警察』でもそうだけど、とにかく演技テンションがおかしい(ノ∀`)アチャー
でもこれはこれで良し(・∀・)ウン!!
原作と同じ台詞「それは私のおいなりさんだ」で吹き出しまくりアヒャヘ(゚∀゚*)人(*゚∀゚)ノアヒャ
股間に思いっきり顔を押しつけてるのも(*^ー゚)b グッジョブ!!
そして特筆すべきなのが、にせ変態仮面を演じた安田顕(*´・д・)*´。_。)ゥミュ
意味の分からん変態理論を展開し、しかもヤスケン本物の怪しい変態野郎にしか思えない見た目もさすがです(・∀・)イイ!!
本物の変態仮面と違って体は貧弱だし、あえて体毛の処理をしないことで若干の不快感を感じさせてるところも評価高いですよ~o(`・д・´)o ウン!!
鈴木亮平は変態仮面に変わってからの「フォーーーーーーーーーーーー!!!」とか、気持ち悪い動き含めて相当頑張ってるし、この下品な映画を良く引き受けたな~~~~~(;・∀・)
脚本を小栗旬が手伝ってるらしいけど、小栗旬はこの手の話もいける口なんですな(。´゚ェ゚)。´_ _)ゥン
個人的には小栗旬の変態仮面とか、敵役とか観たかった気もするけど・・・(゚∀゚)アヒャ
ただ若干気になるのがラスト周辺。
巨大ロボットを出してきて学校をぶっ潰そうとするけど、愛子ちゃんのパンティーをかぶって100人力になっていとも簡単にロボットを破壊するのはちょっと急ぎ過ぎじゃないの???
それからラストは授業中寝てる狂介が目が覚めて終わりというあっけない落ちだが、そここそスパイダーマンオマージュで引っ張って独白で終わってもいいんじゃないかと(;^ω^)
でも尺も短いし、笑えるし下品だし馬鹿だし最高じゃないですかワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
そして好きな子のパンティーを被ることで、強大な敵を簡単にぶっ潰すだけの力を手に入れられるという、ベタかつ馬鹿だけどカタルシスもあるし゚+。゚(・∀・)゚。+゚イイ!!
ここ最近の漫画原作の実写映画の中では相当ポイント高いですよこれは(≧∇≦)
ジャンプ連載漫画の実写映画としても、個人的には『デスノート』『こち亀THE MOVIE』に並ぶ名作なのではないかと。
あと5回くらい観てもいいなアヒャヘ(゚∀゚*)人(*゚∀゚)ノアヒャ
徹底してくだらないけど面白い!
くだらなくて最高、面白い!!
お話もセリフもアクションも全てがバカバカしくてくだらなくて微妙にシモネタ満載でひとつ間違えたら見てる方が赤面物だと思うんだけど、全て微妙なバランスで笑いに昇華出来ていると思う。
役者さん全員が真面目に、ひとつひとつ真剣に演じているから笑える!
主人公もヒロインもよくこの役引き受けてやり遂げました!パチパチ!!!
特に主人公の鈴木亮平さん、たいしたもんだと思います。すべてのセリフがトンチンカンに変態に小っ恥ずかし言葉なのに、爽やかに笑わせてくれる演技でコメディ役者っぷりもバッチシだと思いました。それにあんだけ変態なコスプレしても馬鹿っぽく映らない…しっかり鍛え上げたカラダは嫌味なく綺麗でした。
たぶん、観てなんの役にも立たないと思うけど、こういう映画見の大好きです!
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