「複雑すぎる。。。」ジュピター mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
複雑すぎる。。。
ラナ&アンディ・ウォシャウスキーの頭の中はいったいどうなっているのだろうか。かなり複雑なプロットを複雑なまま映像化した感じである。
つきつめると、いろいろわからないことがあって、ジュピター(ミラ・クニス)になぜ王位のDNAが継承されているのか。遺伝というのはそんな飛び火するものなのか。
映画のなかで説明されていたのかもしれないが、一度観ただけではよくわからなかった。
王家には3人の子どもがいる。これもストーリーを複雑にしている。しかも3人が3人とも欲まみれ。「3匹の子ブタ」や「リア王」ではないが、ひとりくらいは良心の人がいてもよかった。
あとはめくるめくスペースオペラ的映像に目を奪われる。「マトリックス」とは違って、今度は宇宙空間なので、より身近な映像にはなっているが、ワープなどもうすでに実用化されているかのような風情である。
そんなところへミステリーサークルをかませるあたりが、こちらをニンマリさせるところである。
「ジュピター」研究が進めば、本作のおもしろさをもっと味わうことができるのではないか。
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