「オープニング、戻る→進む 商業化形式化した映画 観客は寝ている。 ...」ホーリー・モーターズ 平一さんの映画レビュー(感想・評価)
オープニング、戻る→進む 商業化形式化した映画 観客は寝ている。 ...
オープニング、戻る→進む
商業化形式化した映画 観客は寝ている。
カラックス起きる。目覚める。煙草に火を付けベッドから降りる。船の音。カモメ。
森の中で眠っていたのとでも。
パソコンのスクリーンには水面が映る。
壁に描かれた木々。森。ひさびさに下界でもみてみっか。覗き穴。
中指に鍵。このモーション最高。チカチカ劇場。
カラックス二階席の目のこえた客席へ入場。
同じタイミングで赤ん坊。生命。
土佐犬、、、
出勤。父として。オスカー
セリーヌ。秘書。
リムジン。九件のアポ。
貧乏人のスケープゴートにされる。大衆は煽られる。時代だな。
セルジュ 今夜フーケッツで。
カメラを回転、素早く動かす。ズームインアウトを素早く。見失ったかのように。ようやく見つけてドニにフォーカス。
老婆 物乞い 老い 衰え こんなに老いさらばえても決して死ねない。それが恐ろしい。
リムジンの車内は楽屋のよう。衣装で溢れている。化粧台。
モーションキャプチャー
鼻毛採取検査
肉体と性と若さ、生殖
手首回し綺麗 赤外線投射
演舞 何と戦ってるんだ 肉体の可動域 自己の肉体との
ランニングマシン
マシンガン装填
細胞の形成 立体の工房 汚れた血モダンラブを想起
赤い女と吸い合うようにして絡み合う
反って絡んでまた反って絡みつく
CG化 クリチャーの交じり合い
メルド
爪と髭と片目は白曇り
幕の内弁当 緑色の海藻 風呂敷をエプロンに
森でのアポは?
マンホールを外し下水へ 地下を歩く列
墓地 ゴジラのテーマ メルドを捉えた
花を喰い、煙草を吸う
………記録するにはもったいない。叙述してはだめなのかもしれない。やめました。
カラックスはもう撮らないのかな。
また観たいです。
他人の死によって自分の生を認識する
生が継続されていることを知る
苦悩は1番深くない。それでも深い。
死は良いものだがそこに愛はない
生には愛があるだから素晴らしい
誰かは死に誰かは生き続ける
私たちは誰だったの
散らばるマネキンとカメラたち
行為の美しさ
美しさは見るものの瞳の中にある
見るものはいるのか