黒執事のレビュー・感想・評価
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うーん、困った映画だ。
例によって原作漫画は未読である。
最近の漫画は、世界観を一から作り込んでいる作品が多く、そこへ入っていくのが一苦労である。
この作品もどうやら日本という国は存在しないようだ。だが、香港という地名はあるらしい。それは世界観の綻びではないのか。
幻蜂家当主清玄(剛力彩芽)に仕えるセバスチャン(水嶋ヒロ)は悪魔。清玄は悪魔に魂を売り、両親の仇をとるために帰ってきた。
そんなおり、各国の要人がミイラ化して死ぬ事件が続発する。
とまあ、けっこう純粋なミステリーを期待していたのだが、そういった方向にはなかなか進まない。そもそも、清玄は頭がいいのかどうなのかわからない。
そんなわけで、推理劇の側面は後退。
次はウワサされていたアクションであるが、大谷健太郎、さとうけいいち両監督はアクションにあまり興味がないのか、短いカット割りで見せる、フツーのアクションシーンになってしまった。特に水嶋ヒロのシーンがそうだ。
山本美月のアクションは見応えがあった。
ただ、アクションシーンはそう長くはないので、アクションを語る風でもない。
ほんとの黒幕は出てこなかったので、続編への含みかと思うが、あまりにウェットな構成はごめんなので、アクションに重点をおいた作品でやってほしい。
水嶋ヒロがいい
私は原作を知らないです。原作ファンの方には申し訳ないですが、私はとても楽しみました。
結果、2回観ました。
水嶋ヒロのセバスチャンがはまり役だと聞いたので観に行ったくちですが、水嶋ヒロのセバスチャンにまんまと私がハマりました。水嶋ヒロのファンでもなかったのに、にわかファンになってしまいました。
アクションや執事としての所作...素晴らしかったです。
剛力ちゃんは男装の令嬢という設定だったようですが、まさに文字通り。残念ながら男装の「令嬢」にしか見えず、これは今後の課題かな。
山本美月のアクションシーンも良かったし、あと優香があそこまで演技できるとは思ってなかった。優香への個人的な評価がこの映画でアップしました。
水嶋ヒロのセバスチャンがまた見たいので、ぜひとも続編を作って欲しい。
さて、覚悟はよろしいでしょうか
本作「黒執事」は月刊Gファンタジーで連載されていた作品であり、テレビアニメ化もされている。
内容の前に自分は「黒執事」が人気で有名な事は知っていましたが、内容についてはほぼ知らない状態で本作を観ましたので原作ファンのこだわってほしい部分については皆無です。
内容は、名門貴族・ファントム家の若き主人シエル・ファントムハイヴとそれに使える執事セバスチャン・ミカエリスと共に裏稼業である「女王の番犬」として不可解な事件の解決に挑むものである。
まず、原作の改変はもう一人の主人公シエル・ファントムハイヴの名前を幻蜂清玄にして(オリジナルキャラ)時代背景を19世紀から近現代を混ぜた未来に近い形で描かれる。
なので、原作ファンからしたら全く違うものに感じるかもしれない。
自分的には19世紀の設定でいくとCGだらけや海外ロケ(イギリスとか)実現可能性がかなり低くなるので、今回の設定に関して許容範囲かと思います。
よかった点としては、まず絶対的にセバスチャン役の水嶋ヒロだと思います。きっと水嶋以外にセバスチャンにピッタリな俳優はいないと思います(作者が水嶋ならと承諾するのもうなずける)なんというか悪魔というより死神感が半端ないですね。(笑)
剛力彩芽の男と女の使い分けもよかったですし(まあ、男に見えずらいですが・・・)あと特にリン役の山本美月もよかったです(アクロバットなシーンとか)
また、個々のアクションシーンが迫力がありました。スローモーションからの早回しや自然なふっとばしなど観てて爽快になりました。(最近の日本映画はこのレベルのアクションシーンが普通になっていい傾向だと思います)
悪かった点としては、薬オチの爆弾は面白みがないし何故あの場で爆発させようとしたのかがよくわかりません(笑)それに、これはもとこもないですが主軸の登場人物が戦いの際に話すぎですね(優香とか何故か早く撃たない・・・とか)
あと、血の出し方が不自然です。ミイラ化や薬の服用者はダラダラ血が出るのに対して、セバスチャンやリンの格闘シーンではほとんど血がでない・・・どちらかの設定に統一すべきです(まあ。前者でしょう)
漫画原作の映画は賛否が分かれやすいでしょうし原作ファンを納得させるのは難しいと思いますが、本作は一定の改変はあったものの面白いと思います。迫力のアクションシーンや水嶋ヒロの復帰作として是非映画館で観るべきです!
(水嶋ヒロは俳優やめるべきじゃないですねー!!)
※「私はあくま(悪魔)で執事です」ギャグですかね(笑)
原作を読んでいなかったので
あらすじを読んで時間がちょうど空いていたので観て来ました。
正直、水嶋ヒロさんの作品をあまりみた事が無いので評価し辛いのですが個人的には良かったです。
剛力さんはちょっと。。。
男装した女性の役なんですが全く男性に見えませんでしたね。
言葉使いとショートカットだけではとてもとても。
女優なのか歌手なのかMC出来るタレントなのか。。。
今後の方向性ははっきりした方がいいように感じました。
対して優香さんはこの作品中で一番注目ですね。
特に表情、目力がハンパ無かったです。
後、山本美月ちゃんは可愛かったのを最後に付けたさせて頂きます。
偏見や先入観を捨てれば中々楽しい
キャストには抵抗感があったけど、それを乗り越えればこの映画は中々面白い。ファンとしては見る価値があると思うよ。
ツッコミたいところがあるけどね。
セバスチャンの笑顔が少しキモいとか、演繹がまだ60%しか飲み込んでないとか。顔や身体比例はともかく、セバスチャンの性格やセリフに関してどうしても違和感が拭えない。
ヒロイン(一応女)は全くシエルと違うので、設定上もう少し自由にしてもいいんじゃないかな。復讐や叔母さんのあたり原作の匂いがプンプンする。こういう似通った設定は逆に半端なのでは。
原作と違うのは、人物の些細な感情変化をよく捉えようとしてる。符号化した2次元の表現と違って、3次元ではキャストが人物像への理解を演技で表さないといけない。が、ここの人物像は主に映画の脚本によって与えられたもの、その脚本家もまた原作を自分なりに捉えて解釈してる。こうして原作は2回またその以上に加工されるから、違和感を感じるの当然でしょう。つい我々ファンに原作と比べられてしまうので、原作のファンの他に原作を知らない一般人の受容度を考慮した上での工夫は大事。アクションやスパイサスペンスなどを混ぜ入れてね。この点では成功かもしれない。
その東西冷戦のような時代設定は少し滑稽だけど、スパイ戦のプロットとの辻褄が合うからここが面白いかな。
続編は楽しみ。
面白いと思った方すみません。
正直鳥肌が立ちました。悪い意味で(~_~)
水嶋ヒロと剛力彩芽と山本美月のファンの方は楽しいかもしれません。
設定を変えないといけないなら実写化なんかしなければいいのに…
まず舞台が現代日本(?)やし、その割りに変にヨーロッパ風の屋敷やら車やらキャラやらでてくるからもっと世界観統一しろよって思うし、当主普通に女やし17歳やし頭悪いし復讐に対する思いが感じられんし、叔母さんの扱い雑いし、葬儀屋お金大好きやし…
ストーリーもセバスチャンの喋り方も薄ら寒い感じでした。
アクマで完全復帰。
水嶋ヒロ、俳優に完全復帰!?かどうかは分からないけど、
彼のようにオーラ出しまくる若手がいなくなるのは惜しい!
と思っていただけに、今回は裏方に回らなくて良かった(爆)
本人が何を望むかは別として、アナタには才能あります。
その若さで引っ込んでしまったら勿体ないぞー(オバサン談)
というわけで、ヒロがどんな感じかを観に行った。
内容はマンガ?(観ただけで分かる)そのものという感じで、
特異な世界観が冒頭から最後まで繰り広げられる、苦手なら
止めておいた方がいいかも…なんだけど、どうやら原作とも
かなり違う話になっているようで、オリジナルのファンからも
手厳しい評価を受けている模様。
うーん…私は比べようがないから分からないけど、原作通り
には出来なかった理由がどこかにあるんでしょうかねぇ…^^;
ちなみに剛力が伯爵だの男装の令嬢だの、そんな設定なので
巧いとか下手とかの問題では、もはやない。アクマで執事^^;の
セバスチャン(ヒロ)からして「あり得ない」世界が描かれていく。
物語は「女王の番犬」として働く彼らに西の女王から密命が下り、
連続ミイラ怪死事件の真相を探れとのことだったが…
伯爵と執事の関係性は途中で明かされるので、あーなるほど、
と分かるが、ポイントは悪魔が人間の魂をどこで手に入れるか、
その瞬間がくるのか、と思いながら観ていて…あ、やっぱり~
と、そこには意外性もへったくりもなかったところ。
殺伐とした世界観に人情感を齎したら纏まらなくなっちゃった、
みたいなドッチラケ感は拭えない。
となれば見所はヒロのなりきり演技と、意外なる優香の頑張り。
そこまでやるかー!?と、かなりの女優根性を発揮していた。
分かり辛い話ではないし、それなりの展開を魅せるので面白い。
ただ原作ファンを敵に回したことが宣伝タイトルからの失敗か。
(ほとんどオリジナルという宣伝をしない業界が詐欺師レベルね)
剛力彩芽と言う呪縛
原作未読でTVアニメもたまにしか観ていないが、この作品がどのように実写映像化されるのか興味があったので映画館に足を運んだ。
主役の少年(映画では男装の少女)を剛力彩芽が演じると聞いた時、これはもしかして彼女にとって一番の適役ではないかと思った。
私は正直彼女の女性としてのエロティシズムが欠ける部分を強みだと思っている。「ガッチャマン」でも白鳥のジュンのキャラクターは不向きで(ジュンのコスチュームの胸部を見た時は「嫌がらせか!」と思ったものだ)、甚平のポジションが向いていたと思っている。
なので、この作品の幼い頃に両親を殺され、女であることを捨て、悪魔と契約して「女王の番犬」の務めを果たしながら仇を追い求める、屈折した陰惨な心を持つ筈の少女をどのように演じるか、楽しみにしていた。しかしスクリーンに水嶋ヒロの演じるセバスチャン(文字通りの熱演)や、優香の演じる若槻華恵はいたが、剛力彩芽の演じる幻峰清玄(汐璃)はいなかった。
剛力彩芽はアイドルとして強力な存在感を放っている。私もCMやバラエティ番組で見る彼女は大好きだ。しかしそれが映画では逆に呪縛となって、彼女が何を演じても私には「剛力彩芽の演じる○○」ではなく、「○○を演じようとしている剛力彩芽」しか見出すことができない。
アイドルの余技として女優業を続けるならこのままで構わないと思う(多分演技に対する高評価は得にくいだろう)が、もし演技者としての自分を確立しようとするなら、この呪縛を解かねばならない。
もし続編が作られるとするなら、是非とも作品世界の住人になりきった「剛力彩芽の演じる幻峰清玄(汐璃)」を見せて欲しい。
仮面ライダーの変身を律儀に待ってくれるショッカー、是か非か。
枢やな「黒執事」を原作として映画化。
映画版オリジナルストーリー、
黒執事セバスチャンが仕える主人は原作の少年から男装の令嬢という設定に変更。
皆様が諸手を挙げて喜ぶカイリキーが男装の令嬢・幻蜂汐璃を
“あくまで執事な”セバスチャンを『ダジャレで大賞』でお馴染み齋藤智裕が演じています。
正に、「第5回ポプラ社小説大賞受賞」!!
…非常に面白くなかった。。
上映時間119分。
ほぼ苦笑いしか無い時間だったのですが。
特に酷かったのがアクションシーンと主役二人の役割分担。
アクションシーン。
褒める方もいるみたいですが、
あまりに不自然かつ無駄に清潔じゃない??
冒頭から終盤まで主役キャラの無駄な語りが入り
周りの敵キャラが律儀にそれを待っている。
仮面ライダーの変身を律儀に待ってくれるショッカーのように。
幼児向け、もしくは20年前ならば通用したかもしれませんが
このテンポ感、「お約束感」を2014年に提示したことは『蛮勇』としか言いようがありません。
阿呆のように突っ立っている悪役、不自然で違和感を覚えます。
何より普通にテンポが極端に悪いです。
あと血が出なさ過ぎ。
“あくまで執事な”セバスチャンの凶悪さを描くためには不可欠であろう下賤な糞共の血が全く流れず、殺陣を観ているような空虚さ。
昨年の「脳男」や「地獄でなぜ悪い」を見習ってバッサバサ、血をドッバドバ流せば良かったのに。
糞ヌルい画面しかありませんでした。
それから主役二人の役割分担。
原作と設定を変えているとはいえ
話を見る限り、汐璃とセバスチャンの役割分担は頭脳と圧倒的過ぎる腕力のはず。
ドラマ「相棒」の右京さんと、薫ちゃんがTウィルスに侵されたイメージ。
(肩に目玉が出てきてしまっているイメージ)
ところが蓋を開けてみると
右京さん役であるはずの汐璃は大した推理をしない
無駄に現場に足を運んで敵に捕らわれ全体の推進の邪魔をする
という殆ど良い所無し。
代わりに“あくまで執事な”セバスチャンが
無駄に気を利かせ、推理をして極端な腕力を発揮して話を進めます。
ハッキリ言って幻蜂汐璃は不要、邪魔。
密室でセバスチャンに『事件を解決しろ!!』と命令した方がナンボか効率的な気がします。
全くこのキャラの意義を見出すことが出来ませんでした。
唯一頑張っていたのが優香。
志村劇団の女将さんとしてキチンと誠実に演じていました。
あの色気や立ち位置は全盛期の有森也実を彷彿するさせるものがありました。
彼女の、清純さを残しつつの水商売感は宛がわれた役にピッタリでした。
ただ主要人物の見せ方が露骨に綺麗に見せようとする事務所の意向は観ていて鼻につきました。
或る人の最後の中途半端な演出もそうですし、或る人のみ時間の経過が極端に遅い演出も噴飯モノでした。
ハッキリ言って酷かったです。
次回に向けた前フリはしていましたが
演者、観る側の心の平穏を考えて次作は撮らない選択が賢明と思われます。
邦画のBIG BUDGET映画の現状を知りたい方、オススメです。
いろいろ無理が…
なんというか、残念
頭がいいという設定の主人公がしょぼい。
全然頭良さそうに感じられない組み立て。
話も、「あなたがあやしいとおもってましたん」と僕も言いたくなる展開。
安っぽい感じがする。
残念。
是非、映画館で!
映像美とアクションの迫力と、物語の深さと・・・。色々な角度から観れる作品だと思います。
ただし・・・「迫力」「美」に関しては、大きいスクリーンじゃないと、得るモノが半減してしまうと思うので、是非、映画館で観て欲しい作品です。大好きな「点の記」もそうでしたが、映画館で観てこそ!だと思います。
主演の水嶋ヒロの美しさとアクション!ステキです。そして、優香さんの演技がスゴイです。後半は、精神的な部分を大事に、丁寧に演出していると感じました。観客に、それぞれの気持ちを考え、
感じながら観て欲しいという意図があるのでは?
オススメの作品です♪色々偏見があるようですが・・・まっさらな気持ちで観ると良いと思います。
セバスチャン カッコ良すぎ、
「BECK」以来3年半振りの 水嶋ヒロ。
やっぱり彼は存在感ありますね。登場シーンからゾクゾクしました。「黒執事」は原作もアニメも知らないけど 水嶋ヒロ as セバスチャン ハマリ役だと思います。続編に早くも期待!!
意外に良かった
意外と良かった。
原作を読んでいたので、あまり期待しないで行ってみた。
しかし、水嶋ヒロのミステリアスな感じは、引き込まれるものがあった。
一番びっくりしたのは、優香の演技力の良さだった。
優香にもあんな演技が出来るんだなぁと感心。
母は、剛力の演技も良かったと言っていた。
原作とかぶってるシーンもちょこちょこあった。
が、原作には勝てない(笑)
しかし、実写化も悪くないし、むしろ観て良かった。
迷ってる人は観ても良いと思う。
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