世界が食べられなくなる日
劇場公開日:2013年6月8日
解説
「未来の食卓」「セヴァンの地球のなおし方」で食物や環境の汚染問題を取り上げたジャン=ポール・ジョー監督が、遺伝子組み換え食品の実態に迫ったドキュメンタリー。2009年、フランスで「ラットの一生(2年間)に遺伝子組み換えトウモロコシを与え続けると、どんな影響が起こるのか」という実験が行われ、世界的に注目を集める。その研究結果に密着するとともに、世界2位の原発保有国であるフランスの「原発がある風景」も捉え、遺伝子組み換えと原子力発電という2つのテクノロジーの意外な接点を明らかにする。
2012年製作/118分/フランス
原題:Tous cobayes?
配給:アップリンク
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2013年9月16日
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鑑賞方法:映画館
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映画「世界が食べられなくなる日」(ジャン=ポール・ジョー監督)から。
「食の安全」とか「食育」など、食べ物に関する記事は、
毎日のように、新聞紙上を賑わせているが、どれだけ理解しているのか、
自分でもはっきりわからない。
「遺伝子組み換え作物」や「原発放射能を浴びた食べ物」は、
体によくないと、一般常識としては知っているが、
では何か行動しているか?と訊かれたら、答えは「ノー」なのである。
と言うことは・・冒頭に飛び込んできた強烈なメッセージ(フランス語)
「Tous cobayes?」 (みんな、モルモット?) に対して、
「イエス」と答えたことになるかもしれない。
「良いか、悪いか」「正しいか、正しくないか」「安全か、安全ではないか」
私たちの体を使って、長い食生活の期間を、科学者が実験している。
作品中、福島で農業を営んでいる高齢者も、やる気が出ないと本音を語った。
そして「なんかモルモット扱いされているような気がします」と呟く。
根本的な解決方法が見つからないので、いろいろな方法で実験してみて、
最適の手段を選んでいる感じがするから、我々を「モルモット」と例えた。
今回の作品は、反対派の一方的な主張であり、メッセージ性が強い。
だから、その点を考慮して鑑賞する必要がありそうだ。
しかし、このメッセージも参考にして、自分のしっかりとした意見を持ち、
それが明日からの行動へ繋がればいいな、と思う。