エンド・オブ・ホワイトハウスのレビュー・感想・評価
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【ジェラルド・バトラー主演作に外れなしの法則が新たに始まった記念碑的作品。アントワーン・フークア監督の辣腕が冴え渡る】
今作発表後、ほぼ同じテーマでローランド・エメリッヒ監督”ホワイト・ハウス・ダウン”が上映されたのだが(充分、面白い作品である)、個人的には明らかにこの作品が上だった。
(結果論ではあるが、2019年秋、今作の第三作が上映される事からも明らかであろう。映画とはタイミングもあるのだろうが、シビアなものである)
大統領付きのシークレット・サービスのリーダー、マーク・バニング(ジェラルド・バトラー)はある事故からアッシャー大統領(アーロン・エッカート)の信頼を失い、職務から外れる。”この冒頭の哀しきシーンが後半効いてくる。”
そんなある日の夕刻、ホワイトハウスはテロリストたちの自爆も含めた苛烈な攻撃を受ける。
このシーンを作り出したコンセプト”ホワイトハウスが13分で陥落し、15分で敵の要塞と化す”を徹底したリサーチで考え出し、映像化した圧倒的な迫力のシーンが凄すぎる。
テロリストのカンの国籍及び、ホワイトハウスを狙った理由がリアリティ感満載であるし、彼の冷血漢ぶり(大統領及び人質になった国防長官達に振舞う暴力行為・・)と真の狙いが分かってくる際の怖さも際立っている。
アラン・トランブル下院議長を演じるモーガン・フリーマンのテロリストに対する苦悩しながらも毅然とした対応や、何より大統領の信頼を失ったマーク・バニングが損得抜きに決死の行動で、人質になった大統領と大統領のかつて哀しい想いをさせてしまった息子を助け出すために懸命の想いで突き進むバニングの姿。
<ここまで、ホワイトハウスの内部の実情を描いて良いのかと思ってしまった程の、どこまでが真実でどこからが虚構なのかが分からない程作り込まれたセットと、何より不撓不屈のジェラルド・バトラーの姿に一気に引き込まれた作品。あの異常な緊迫感は鑑賞して6年が経つが未だ覚えている作品>
<2013年6月22日 劇場にて鑑賞>
頑張ったで賞
とにかくストーリーから何からツッコミどころ満載だっけど、こういう映画にリアリティを要求してもしょうがないので、おじさんがひとりでよくやったと褒めてあげましょう。
ジェラルド・バトラー、「完全なる報復」とか「マシンガン・プリーチャー」でかっこよかったので、残念な作品になってしまった印象。
うーん
ホワイトハウス陥落の工程がゴリ押しかつ都合良すぎで、「いやいやそんなんだったらそら陥落するだろうけどさ」って感じでした。
なんか主人公が活躍する場を作る為に、登場人物も国もひと通りアホにしときました的な。
ホワイトハウスが攻め落とされるっていうとんでもない題材なんだから、そこをご都合主義的にされちゃうと名前負け感が…
あと韓国政府は雇う人間ちゃんと調べようね?国際手配中のテロリストは首脳会談に同席させちゃダメ。
同監督の「イコライザー」は、設定が一気に身近になった分、純粋に「強い主人公」を堪能出来ました。
今回は風呂敷広げ過ぎちゃった感があるけど、強くて陰のある主人公像や、主人公と周囲の人間との触れ合いみたいな部分は「イコライザー」とも共通して魅力的だと思います。
テロ
思ったより面白かった。
ただ、あんなに簡単にホワイトハウスが占拠されてしまうのか疑問だし、アメリカともあろう国が領空侵犯を簡単に許すなんて信じられない。
まぁ、娯楽作品としては最後まで楽しく観れた。
『ダイ・ハード』リスペクト溢れる痛快アクション
ダサい邦題のせいか観客3名。原題はOlympus Has Fallenと実にスタイリッシュ。タイトルに呼応して劇中でもギリシャ神話由来の単語が要所要所に出てくる粋な脚本。お話は『ダイ・ハード』リスペクトがパンパン。監督のアントワン・フークワは数年前に『リーサル・ウェポン』リスペクトでパンパンの傑作『ザ・シューター/極大射程』を撮っている人なのでこういう勧善懲悪モノの肝は完全に解ってて、今ひとつカタルシスの足りない最近のアクション諸作に喝を入れるかのごとくバンバン人を殺しまくります。
冷静に考えるとワシントンDCの防空体制がユルすぎるとか、テロリスト達はあれだけの重火器をどうやって持ち込んだの?とか、国防のためならむしろ大統領を見捨てるべきでは?とかのムリムリ感はあるけれど、そんなことどうでもいいだろ!と思わせるバイオレンスがてんこ盛りで正直鳥肌立ちました。
主人公が決死の突入をする前に奥さんに電話して話すシーンも「愛してるよ」系の湿っぽいやつじゃないところも泣けました。ヒーローはやっぱりそこでもシャレを言わないとね!
そもそも大統領の人質価値って…
アクション映画が好きなので、突っ込みどころ満載ではあるがほとんどの事はエンターテイメントとして目をつぶって楽しむよう試みた。しかし掲題の件だけは最後までモヤモヤが消せず消化不良となった。
アクションとしてはそこそこ高評価、役者も悪くない。しかし映画としては物語、演出など全て低レベルといった作品でした。
そもそも大統領にそこまで人質としての価値があるのか?という違和感があります。
全世界的に戦争が勃発するかもしれない状況で、大統領含む政府高官達の生命をここまで考慮するような愚策をかのアメリカ合衆国が行うとは到底思えませんでした。
マスコミの目があるから表向きは配慮する動きを見せても、最終的には人質の安否は二の次で強行突入して完全解決するでしょう。たとえ子供が中に残ってたとしてもね。それくらいの非情な強さがあるから世界一の強国なのですよ。
特殊部隊の男1人に命運を委ねるような危うい選択はせず、確実に負けない策を採用します。テロリストに交渉で優位に立たれて武装解除するなんて事態は絶対にありえません。
代理大統領や軍人達が皆精神的に弱く、対応が全て後手に回っている姿が一番リアリティが無いと感じました。
大統領なんて役職であって、代わりが居ないという存在では無いのだから。天皇や王族といった人質であればこのシナリオは受け入れられたけどね。
この映画の後の世界を想像すると、テロリスト程度で国が傾くのかと各国から舐められて、覇権国の立場など地に落ち、それこそ世界紛争勃発ですよ。
アメリカの本質からかけ離れている滑稽な映画としか思えませんでした。
そもそも本質がどうとかいう考えもなく、単にホワイトハウス、大統領、核爆弾、北朝鮮、特殊部隊、といった目立つキーワードを組み合わせ、スーパーマンが無双するヒーローアクションを作りたかっただけなのだろう。
爽快。
ホワイトハウス襲撃からずっとドキドキハラハラ。
男性だけでなく女性も殺させるのでリアル。
大統領の子供がしっかりとした子供だったってのも良かったな。
ボッコボコにやられたアメリカだったが、最後はすっきり。
派手なアクションを楽しんでみてください。
戦争になる前に打つ手を考えなければ⁉︎
人ごととは思えない現在…。
アメリカのホワイトハウスが、北朝鮮のテロ組織に占拠されたら、まさにこんな感じなのかもしれません。
トランプ大統領とはちょっと雰囲気が違って、ダンディな紳士という感じの大統領でしたが、愛くるしい男の子はトランプ大統領の息子そっくり。
北朝鮮のえげつない要求に、天下のアメリカも四面楚歌という状況でした。
でも、そこに1人の勇敢な戦士が乗り込んでいき、人質を次々と救っていくのは、御都合主義すぎです(笑)
全てが上手く進み過ぎちゃった感がありましたが、感動的なラストに間違いありませんでした!
詰めがあまい
十分楽しめます。アクションもど派手で。
でも、同時期公開で同じホワイトハウスパニックもの(そんなのあるか知らんが)の「ホワイトハウスダウン」と比べるとイマイチかな。(一般的な評価は逆かもしれません)
まず、口火を切ったあのぼてっとした爆撃機。どこから飛んできた設定か知らないが、ワシントンDC上空まで未確認のあんな機体が領空を飛んで来れるわけがない。そして、ホワイトハウス周辺まであれだけの武装を輸送できるわけがない。
こういうのってアクション映画で言っても仕方がないが、さすがに最近はそこまで世間も無知ではない。詰めがあまい。
あと、「ホワイトハウスダウン」では描かれていましたが国家危機に直面したときの迅速な権力の移行も想定されていない。展開が暢気すぎる。国家間の非常事態に発展してるのに大統領の命最優先では動かない。他国との連携もあるわけだし。
まあ、今となってはこんな映画は作れません。トランプの場合、速攻で爆撃指示して、戦争をはじめるでしょうから。
まあでも、アクション映画としては文句ありません。
フークア監督×ジェラルドバトラーも良いコンビだ
大好きなアントワンフークア監督と同じく大好きなジェラルドバトラー。
アントワンフークアの作品に登場する男は本当にかっこいい人ばかり。
この作品のジェラルドおじさんもむちゃくちゃカッコよかったです。
政治的な話は無視してとにかくやばい状況なんだ!大統領演じたアーロンエッカートの救出と子供の救出、そして敵のリーダーをぶっ殺してやる。
大まかに言えばそんな感じです。
いやぁカッコよかった
アクション映画の王道
政治的な云々は置いとく、というかそこに重心は無く、いわゆるランボーダイハード的な孤軍奮闘アクション映画の典型。しかしサバゲー的ゲリラ的なアイデアやウイットに乏しく、爽快感はほとんど無い感じ。やはり序盤のホワイトハウス陥落シーンがハイライトかなぁ。
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