エンド・オブ・ホワイトハウス インタビュー: 映画と現実がシンクロした、ジェラルド・バトラー製作・主演のテロ攻防劇

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エンド・オブ・ホワイトハウス

劇場公開日 2013年6月8日
2013年6月11日更新
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映画と現実がシンクロした、ジェラルド・バトラー製作・主演のテロ攻防劇

地球上で最も強固なセキュリティを誇るはずのホワイトハウスが、北朝鮮のテロリストの奇襲により15分で陥落し、大統領が人質となる。この恐ろしく大胆な設定の新作「エンド・オブ・ホワイトハウス」で、ジェラルド・バトラーは敵地となったホワイトハウスに向かう大統領の元シークレットサービスを演じた。メガホンをとったのは、「トレーニング デイ」「クロッシング(2008)」のアントワン・フークア監督。このほど、2008年の主演作「P.S.アイラヴユー」以来、4年8カ月ぶりに来日したバトラーに話を聞いた。(取材・文/本間綾香 写真/堀弥生)

北朝鮮のテロリストたちが自らの命を惜しまず、空と陸から猛然とホワイトハウスを襲ってくるさまは、観客にただの映画とは思えない緊張感を強いる。「エンド・オブ・ホワイトハウス」は、リアルかつ重厚なドラマを紡ぐ手腕に定評のある社会派アントワン・フークアが監督。製作と主演を務めたジェラルド・バトラーは、この映画についてエンターテインメントとして必要な要素をすべて備えつつ、現実の世界で起こり得ることを描いていると語る。

「アメリカでの公開時(今年3月22日)に、ちょうど北朝鮮が無人攻撃機の訓練を実施したニュースが毎日のように報じられて、映画と現実が驚くほどシンクロしていたんだ。劇中で使われているセリフが、ニュースから聞こえてくることもあった。いい意味というべきか、悪い意味というべきか、とにかくこの映画はリアリティに満ちていると確信したよ」

バトラーが演じるのは、かつて大統領専任のシークレットサービスだった主人公マイク・バニング。ある事故がきっかけで一線から退いたバニングは、瞬く間に地獄絵図となったワシントンの人波を逆らってホワイトハウスに向かい、敵の要塞へと様変わりしたその建物のなかに、大統領ら人質を救うためただ1人飛び込んで行く。

「ネイビーシールズやSWATのさまざまな役職の人たちに話を聞いたんだ。もちろん、セキュリティ上彼らが話せなかったこともあったし、逆に教えてくれたけれど僕らが映画に反映させるのを控えたこともある。大切だったのはホワイトハウスが陥落するまで、分刻みの怒濤の展開をしっかりと説得力をもたせて描くことだった」

劇中で使われるシークレットサービスの暗号、また、普通は足を踏み入れることのないホワイトハウスの内部構造も、からくり屋敷のようで興味深い。「映画に出てくる、ホワイトハウスの壁の内側にある隠れ通路は本当にあるんだよ。初めて脚本を読んだときは僕も“うそだろ(笑)”と信じられなかった。でも、(第39代)ジミー・カーター米大統領の就任時に、大統領の娘がよくそこに隠れて、みんなが大慌てで探すという騒ぎがあったそうなんだ(笑)」

近年ロマンティック・コメディへの出演が続いていたバトラーにとって、本作は久々のアクション作品でもある。代表作「300 スリーハンドレッド」(2007)では、軍の先頭に立つスパルタ王レオニダスを演じるために屈強な肉体をつくり上げたが、今回も「むかつくような体型にならなければいけなかった(笑)」のだとか。「『300』のときほど大きな体を目指してはいなかったけれど、強靭に見える必要はあると思った。シークレットサービスとして、ときには人を軽々と持ち上げ、壁にコートでも掛けるみたいにつり下げる力があるようにね。同時に、人に気付かれないよう動き回れる敏捷さも大事だ。そういった体づくりのために、実際の現場を体験したトップクラスの人たちからトレーニングを受けたんだよ」

20代の頃から、仕事に対して全力でトライする姿勢は変わらないと語るバトラー。ただ、俳優だけでなく、プロデューサーとしての責務も担うようになってから、映画全体を俯瞰して見ることができるようになったそうだ。

「最高の映画を作ろうと盲目的に頑張ってしまうところは、若いときと同じだよ。結果として、最高の映画になったかどうかは別としてね(笑)。でも、プロデュースもするようになった今は、観客がどんな映画を欲しているのか、作品のセールスポイントは何か、予算内で完成させることができるのか、映画作りについて多角的に考えることができる。そうやって作品に関わることが自分でも大好きなんだ。今回の『エンド・オブ・ホワイトハウス』も、マーケティングのミーティングにはすべて出席した。自分が中心となり情熱を注ぎ込んだ映画をこうして携え、世界中をめぐるのはとても楽しいよ」

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