GODZILLA ゴジラのレビュー・感想・評価
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賛否両論。ある意味、突っ込みどころ満載。
1954年の日本映画『ゴジラ』のリメイク。
う~ん、これは何とも・・・。間違いなく、ゴジラ映画です。かつて、1998年に、マシュー・ブロデリックとジャン・レノの出演により作成された『GODZILLA ゴジラ』は、“ゴジラ”と言うよりも、巨大なトカゲと言って良いような姿形だったわけですが、今回の“ゴジラ”は、まさしくゴジラ。その意味では、リメイク成功だと思います。
ただ、変な言い方ですが、ストーリーもゴジラ映画なんですよねぇ。街を、破壊しつくします。って言うか、破壊したのはMUTOであって、ゴジラではないのかもしれませんが。でも、ゴジラやMUTOへの(何ともいえない、無駄な)攻撃シーンは、ウルトラマンなどにも共通して見られる、ある意味、言葉を選ばずに言えば、滑稽な攻撃シーンなんですよねぇ。ハリウッドで、こんな滑稽な攻撃シーンを描き出すとは思いませんでした。
それと、1998年ゴジラは、口から放射能を噴きませんでしたが、今回のゴジラは違います。って言うか、目を疑いました。そこまでするかと。今回のゴジラは、口から噴きます。ビックリです!いやぁ、こんな日本的な描写をハリウッドでするんだと。
ぶっちゃけ、突っ込みどころ満載です。海軍のEODが、そんなに都合よくHALOの訓練を受けているのか?とか、空母サラトガって、どういう事?とか。あまりにもいっぱいあって、突っ込みきれませんでした。
ところで、冒頭の、日本における原発事故の件は、これは、福島第一原発事故を下にした話ですよね?たぶん。1954年の最初のゴジラは、当時の核(兵器)開発競争への警鐘という意味合いもあったと思いますが、今回のゴジラは、同じ核関連でも原発事故を描いているとは、時代を感じます。もっとも、1950年代・1060年代の核実験の事もきちんと説明はしていますが。
渡辺謙演じる芹沢猪四郎は、1954年の作品の芹沢大助博士と監督であった本多猪四郎の名前の合成。初代のゴジラ作品へのへのオマージュだそうです。
ギャレス・エドワーズ監督が「これは怪獣映画でもモンスター映画でもない。ゴジラ映画だ。」と評したらしいですが、まさにそのとおりだと思います。突っ込みどころは満載ですが。
ガメラ2?
ゴジラの出番が少ないのが残念でした。でも、作品の出来は良かったです。怪獣映画になっていましたからね。作品自体は、なんとなくガメラ2に近い内容でした。主人公の父親を、もっと本編に絡めた方が良かったかもしれませんね。
及第点…
ハリウッド版ゴジラ…前が残念な出来であった事からすると及第点かな〜(^ ^)
渡辺謙曰くの、マッチョゴジラも中々良かった…特撮はさすがハリウッド…でも、ゴジラの露出が今一少なかった事は残念か…(・・;)
GODZILLA
名優ブライアン・クランストン扮する核物理学者のジョーが、勤め先の原子炉の事故で、同僚にして妻のサンディ(ジュリエット・ビノシュ)を失ったことから、事故原因の究明に乗り出し、政府が公けに秘密にしてきたゴジラの存在にたどり着くらしい物語の展開から…、ジョーの義理の息子である軍人のフォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)が、自分の愛妻 エル(エリザベス・オルセン)と子どもの家族を守ると同時に、義母の敵討ちを目指して、折しもサンフランシスコに上陸したゴジラに特攻していく…!!
ゴジラ映画は難しい
ゴジラ映画は難しい。本家日本でも乱作され過ぎてネタ切れの感。もはやいじりようがないところまで変容した。前宣伝ではゴジラ復活とある、当時ゲテモノ扱いの怪獣映画に本物の制作者たちが結集し渾身の大作を産み出したのは第五福竜丸の被爆事故が契機になった。原爆、水爆と2度までも核の悲劇に見舞われた日本人としての平和への悲痛なメッセージが託されていたからであろう。原点回帰といってもハリウッドにとっては反核のテーマが重いだろう。娯楽映画と割り引いてもマグロ好きのイグアナもどきのあつらえでは怒りさえおぼえる。今度のゴジラは巨大、立って暴れているようだ、期待はしないがこれは見ずにはいられない。
3D吹き替え版で観たのだが後加工の疑似3Dなのか前の席に座ったせいか迫力がない。オルセンの吹き替え役があまりにも棒読み過ぎてひっかかる。これなら通常字幕版の方が良かった気もする。
(ここからネタバレ)
先ずは核との向き合い。なんとビキニ環礁の水爆実験はゴジラを抹殺するためだったとの論外のすり替え。ウーンここまで譲らないとハリウッドの重役陣は認めなかったのか。怪獣抹殺に仕掛けた核爆弾の解除に翻弄されるマッチポンプ的筋書で皮肉ってはいる。渡辺謙扮する芹沢博士が広島で死んだ父の形見の時計を持ち出して核使用に反対するシーンも弱い。黒を白にしてまで描きたかったゴジラとはなんなのだろうか。至近な大事件、事故を引き合いに出すのは映画の常套手段とはいえ原発廃墟や津波襲来もどきのシーンは福竜丸の意趣返しか。こじれてきたな。斯様にゴジラ映画は真面目に考えると作るのも観るのもしんどいのである。
邪推はさておき見どころはゴジラとなるのだが、これが出番が少ない。当面の人類の敵役はムートと呼ぶ昆虫もどきのゲテモノ雌雄にあてた。ゴジラはこいつらを倒す役回り。SFはもっともらしい嘘が肝、科学的な非科学の程度が没入力を左右する。巨大とはいえ所詮生物、傷を負わない設定は無理がある。そこで放射能をエネルギーとして太陽風、電気うなぎばりの電磁放射で近代兵器を無効化するというSFではおなじみの仕掛け。名前にGODがあるがゴジラを荒神、救世主には描けない、におわせるだけ。ムートとは太古からの宿敵だからやっける、芹沢博士は怪獣たちは本能の赴くままに動いているだけと言う。ギャレスエドワース監督はわが道を行くとばかりに怪獣よりはフォード大尉の人物像づくり、活躍に力を入れている、これは「モンスターズ」からもうかがえる彼の流儀なのだろう。
もちろんスタッフにもオタクがいるのだろう。ファン向けのサービスもセンスが光る。過去の大作のパロディ、稚拙だとパクリ、品良ければオマージュの挿入はこの種の映画のお約束で面白い。
怪獣が高架鉄道を襲うのはキングコング、ゴジラにつながる定番。普段の生活に突如割り込んでくると恐怖感が増すというリアリティ演出のお手本シーンである。ムートの産室もまさにあれもどき、焼き払うシーンでは溜飲が下がる。ゴジラがムートの口を裂き放射線をぶち込むシーンは初代キングコングが恐竜にとどめをさしたシーンを彷彿とさせる。モーションキャプチャーで着ぐるみゴジラが蘇った、立って歩き放射能を吐く、咆哮あげ敵を倒し静かに海に帰っていく。やっぱりあれはゴジラだったのだろう。
合格点
前回のハリウッド版ゴジラが観ていて悲しくなる作品だったが、比べればこのゴジラは合格点。ただ口から吐いているのが、熱線が、青いのがちょっとね。
ストーリも、一作目のコンテンツをベースにしていて、ホッとする。死んだはずの芹沢博士が登場するというのもスタッフの思い入れか? 渡辺謙が演じたのも、彼の出演が映画のこころを取り戻してくれた一因かもしれない。
満足です。20140727
20230103再見
主人公家族のストーリがうっとおしい感じ。それほどアメリカ人という国民性はヒーローを求めるのかなあ。じゃあ、原題は何さ。そういう意味でゴジラの聖域を侵している印象を持った。
平成ガメラには勝てなかった
とんでもないモンスターを観るという意味では満足。デカさを感じた。あと、ゴジラは見得を切ったおかげで3割り増しに良かった。
敵キャラがいると知らなかったので、そうくるとすると、ストーリーは平成ガメラを参考にしているかのようで、やっぱり平成ガメラはよく出来てたな、と途中から思った。
ただ、最近のハリウッド映画のほとんどがそうだけど、スピーディに進めるだけでタメというか、緩急というか、脚本のテクニックが弱い。
ゴジラ映画の醍醐味は避難と災害リレー、災害報告拡散にあるのだけど、とんでもないものが現れた、ヤバい、という演出が少ないのが盛り上がらない一員。
あと、人類の攻撃にゴジラもあんまり反応してないのが寂しい。全体的に相手にされてない。軍隊しかでてこないが、日本でやったらばまず内閣や総理のリアクションがあるもんな。
総合すると、ゴジラ愛は感じたけど、まだまだいけるはず。
破壊映画やホラー映画はリアクションで破壊力は倍になるが、リアクション演出などはやはりいにしえの監督たちのほうが上だなと思った。
怪獣王
ゆうべ鑑賞したけど、あのアメリカ人家族を無理やり関わらせすぎのように見えた。クローバーフィールドやミストぐらいのその場その場にいた人達の実体験の割合も増やしたら、良いじゃないのかな。物語はパシリムより重々しいし、トランスフォーマーダークサイドムーンより、物語の締めくくりの継ぎ足し感はないかな。23時50分の回だったが眠くはならなかったな。
ゴジラではないが、これもゴジラなんだよ
ゴジラ第1作のエッセンスが詰まっていると聞いていたので
結構期待していましたが、その思いは完璧に裏切られました。
このゴジラは、第1作のゴジラではなく、平成VSシリーズのゴジラにずっと近い。
というか、立ち位置的にはガメラと言ったほうが近いかもしれません。
まず、ゴジラの設定が「人類の愚かな核実験によって生まれた怪物」ではなく、「超古代から存在し、自然の調和を守護する地球神」という位置づけだったのが、
一番の肩透かしでした。
「放射能を食う」という設定はあるものの、それは別に人間のせいではなく、生来の習性らしいです。
「あんな恐ろしい化け物を作ってしまったのが、他でもない我々人類だなんて!」という、現代人類に対する強烈なアンチテーゼがない。
「この設定なら、ゴジラじゃなくていいじゃん。。。」と思いながら見てました。
人類の過ちが怪物を作った、という意味では、ゴジラの他に出てくる「ムートー」という怪獣のほうが、それに近いです。
このムートーも放射能を食う怪獣で、原発のエネルギーで成長して暴れ回ります。
ただこのムートーも、人類の技術の誤算によって生まれたのではなく、あくまで人類は成長を促したに過ぎません。
ストーリーに原子力が大きく絡んでいるにもかかわらず、怪獣の出自そのものに(人間の作った)原子力が絡んでいるわけではないのです。
ゴジラと人類は劇中でほとんど全く戦いません。
人類が敵視しているのはムートーであり、破壊シーンもムートーの方が多い。
原子力によって成長したムートーを、何とかしなきゃならないと焦る人類。
しかしムートーには全く歯がたたない。
その戦いに、横から「地球神ゴジラ」がやってきて、ムートーを葬り去って帰っていく。
ゴジラは人類のことなんて眼中にありません。
実際、平成VSシリーズのゴジラも似たような感じだったので、これはこれでゴジラなのですが、
第1作を期待すると完璧に当てが外れます。
人類に明確な敵意を持ったゴジラと、それに蹂躙される人類、という構図が見たかった。
ではムートーがその役割を負っているかというと、それもまた全然違う。
ムートーも、人類のことなんて眼中になくて、ただ単に「繁殖したい」という欲求だけで行動しています。
そして、ゴジラが「てめーらすっ込んでろ!」とムートーを蹴散らす。
つまり、この映画の基本構造は「勝手気ままにやりあう怪獣と、それを傍観するしかない人類」なのです。
もちろんそういうスタンスも、怪獣映画の王道なので、悪くない。
悪く無いですが、でもこれを「ゴジラ」でやる意味はない。
ただ、では直ちにこの映画の製作陣が「ゴジラのことをわかっていない」ということになるかというと、そういう話にはなりません。
そもそもゴジラのアイデンティティをさんざんに破壊してきたのは、ほかならぬ日本であり、東宝であり、本多猪四郎です。
この映画よりもはるかに「ゴジラらしからぬゴジラ」は数えきれないほどありました。
ゴジラ映画の歴史自体が、ゴジラ像の破壊と、原点回帰しようとしては中途半端に終わった失敗の連続の上に成り立っているので、ある意味この映画はゴジラの歴史をよく踏襲しているのです。
そして、第一作のあの痛烈なアイロニーのこもったゴジラ像の復古を求めること自体が、とても儚い希望であるということも、ゴジラが好きな人であればあるほど理解していることだと思います。
私は「こんなのゴジラじゃない」という言葉を並べてきましたが、冷静に考えるとゴジラの歴史自体「こんなのゴジラじゃない」の連続だったと思うので、
私は少し「ああ、ゴジラが帰ってきたな」という嬉しさも持っているのです。
ハリウッド版の続編が出たら、絶対に見に行くと思います。
「今度のゴジラはゴジラなんだろうな」と確かめにいくために。
さて、文句ばかり書いてきましたが、良い所もたくさんありました。
まず、ゴジラの咆哮にはジーンと来るものがありました。
特に初めてゴジラの全体像が映り、雄叫びを上げたシーンは、涙が出そうだった。
「ああ、ゴジラお帰り」って思いました。
あの姿には、理屈抜きにゴジラを感じました。
だから、私はこのゴジラをゴジラではないと切り捨てることはできません。
また、終盤のゴジラの圧倒的強さにも満足しました。
「この世界観で熱戦吐くのかな?」と心配していましたが、ちゃんと吐いたので満足。
ゴジラの戦闘シーンが少ないという人も多いようですが、私はその点は不満はありません。
(ただ、ムートーの破壊シーンの方が圧倒的に多いのは、なんだかなあ、とは思いました。)
次に、音楽はとても良かった。あの重低音の鳴り響き方、単調なフレーズの繰り返し。
伊福部音楽をリスペクトしつつ、ハリウッドらしくまとめてきたな、という印象です。
映画が終わったあとも、しばらく口ずさんでいました。
また、前半の、まだ怪獣が出てきてない頃の不気味さは秀逸でした。
だいたい筋書きは読めるものの、「この先どうなるんだ?」という子供ながらのハラハラ感が持てました。
ムートーが動き出そうとし始めるあたりは本当にドキドキしました。
あと、ムートーという怪獣の気持ち悪さが素晴らしかった。
私は今まで、一番気持ち悪いゴジラ怪獣はデストロイアだと思っていましたが、ムートーはもっと気持ち悪かった。
本能的な嫌悪と畏怖を同時に呼び覚ますあの造形には、拍手を送りたい(嫌味じゃないですよ)。
最後に、人間ドラマはなかなか良かったです。
特に、執念にとりつかれたお父さんの正しさが証明されるあたりのくだりは。
とにかく、失望と不満はたくさんあったものの、なんだかんだで楽しんでしまった自分がいるし、次回に期待したいという思いもまたあります。
どうか、またゴジラをスクリーンで見たい。
「パシフィックリムの方が迫力あったな」
3D吹替版で鑑賞。前半のストーリー部分が長く、ゴジラはなかなか出てこない。渡辺謙が演ずる芹沢猪四郎も映画内では結局、ただ傍観しているだけ。ゴジラがムトーと闘うシーンは迫力大だが、隣の親子連れ曰く「パシフィックリムの方が迫力あって面白かったな」。私も同感です。
※主人公のヨメの吹替声が素人っぽすぎて違和感アリ
俳優陣につぐ、お前ら誰やねんw
★良かったところ
ゴジラの迫力あるシーン
やっぱりゴジラは強かった
デザイン的にも秀逸な今回のゴジラ
敵も中々面白い奴だった
★悪かったところ
途中途中でやたらと子供にカメラを向ける
ちょい鼻フックの女優の鼻が気になり映画に集中できない
無名の俳優使うの良いけど もっと良いのいなかったのかと問う
電磁波パルスを撃てるって太古の地球じゃ意味なかっただろw
進化の過程としても、なぜ撃てるのか意味不明
あまり内容ない映画なのでゴジラの映像見に行こうってくらいが良いと思う。
日本とは違い大人向けのゴジラ
怪獣の足音や怪獣の大きさの躍動感など迫力は申し分ないですさすがハリウッド。
ゴジラもローランドエメリッヒ版のイグアナ見たいなゴジラでなく、ちゃんと恐竜なのですごく安心しました。
ゴジラの位置付けも、破壊神なのかそれとも怪獣を倒してくれる救世主なのか?という日本版を踏襲した感じで好きです。
日本版と言ってもゴジラ対メカキングギドラ位からしか見てないですが……。
ただ、パシフィックリムの用にロボットと怪獣の戦闘シーンが多いのかというとそうではなく怪獣VS怪獣のシーンは少くあくまで人間目線のドラマパート7割に怪獣同士の戦いがあるってかんじです。
なので、子供さんはあまり楽しめないかもしれません。
もう少しゴジラの見せ場が欲しかった。
肝心の主役のゴジラも最初の方は出てきませんし。
なんにせよ特撮では出せないゴジラの臨場感はたまらないです。
デデデン デデデン デデデデデデデデデン
私はゴジラ作品を全て鑑賞している訳ではない言えた口ではないのですが、このテーマを使って欲しいくらいゴジラ映画でした。
いつも通り予告を確認する程度で、事前情報をほぼ仕入れずに観に行ったんですが、冒頭からゴジラ以外のカイジューが登場し「対決あるのか!」と驚き楽しみが膨らみました。
ゴジラ、放射能、原発。
初作から切り離せないテーマを外してないのがまず高評価。
加えてゴジラではなく敵役カイジューに関与させる事によって、登場人物や我々の直接的な悪感情を誘導しているのも中々です。
しかしゴジラの登場で津波が押し寄せ、街が破壊されていくシーンはやや辛かった。やはり自然災害という事なんでしょうか。
余談。
主人公フォード・ブロディ大尉は幼少の頃は日本に住んでいたわけですが、この手の在日外国人の生活描写も割と良い雰囲気で好印象でした。
さて往年の日本の着ぐるみから、ハリウッドの本格CGに生まれ変わった怪獣達ですが、ともかく彼らの過ぎ去った道は正に自然災害そのもの。
特撮特有の味わいはなくなりましたが、反面凄惨さはよく見て取れました。
ただ「イントゥ・ザ・ストーム」「パシフィック・リム」「トランスフォーマー」「マン・オブ・スティール」といったような近年の大作系統を見るにつけ、「リアルな壮大さ」は割と当たり前の演出であり、評価に対しては大きく影響はないと考えています。
3D鑑賞も有りだなと思わせるくらい凄かったことには変わりないです!
またこれらの怪獣達ですが、どうも人間描写に重きを置いてしまったため、全体的に怪獣シーン数が少ないような印象でした。
肝心のゴジラの登場シーンについても、
ズンと巌のようなゴジラの影が差し込む。
ティルト?と言うのでしたか、徐々に上へ上へとカメラが上がり、その堂堂たる姿がついにあらわになる。
そして咆哮!!
「おぉ!」と圧倒されたと思ったら一瞬で次のシーンに。
……とんだ肩すかしだ(゚Д゚)ゴルァ!!
もっとカイジューを映せカイジューを(゚Д゚)カイジュー!!
要所要所で怪獣達は出てくるものの、肝心の怪獣対戦シーンも削りに削られやや物足りなさが出てきます。
人間描写はしっかりしてるのでそんなに酷くはないのですが、難しい所。
しかし、この焦らしを抜けた先の先にようやく最終決戦。
敵は何処かで見たことがあるような、いかにもハリウッドデザインなカイジューが2体。
それでも流石に心得ているのか、この決戦は確りと描かれており、
ゴジラの尻尾で敵を撃墜!Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
ついに背びれが光りが!Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
放たれた放射熱線!Σ(゚∀゚ノ)ノキャーキャー
下した敵は千切って捨てる!( ´ー`)y-~~ヒュー
圧倒に次いで圧巻。ようやく怪獣映画らしくなり盛り上がりは最高潮に。
ここで強いて文句をつけるとしたら、放射熱線が自分の記憶にある限りの光線ではなく火炎放射と言うべきもので(熱線という意味では正しい?)、個人的にはちょっと残念なイメージでした。
もっと! もっと威力を!!
それでも貯めに貯めた分、満足のいく闘いでした。
カイジュー達を倒したゴジラも力尽き倒れ伏す。
真っ白に燃え尽きたようなゴジラに死んだか? と思いましが鼻息をフンッ吹かすとと目をパチリ。ご無事でした。
人を見つめるその瞳はちょっと可愛く見るという。
そして街を背にして海へ帰るその後ろ姿はまさしく怪獣王。まさしく威風堂々。
……なぜだか少し泣きそうになりました。
次回作、期待したいです。
※追記。
渡辺謙さんは真実そこにいらっしゃったかな? と思わざるを得ませんでした。
何か起こるたびにメガネを外す謎動作。
芹沢博士(渡辺謙)よりも素人(主人公の父)の方が余程重要な事実に気づいていた。
ゴジラを戦わせようというセリフは「これを待ってました!」でしたが如何せん他が……。
脚本の問題だと思いますが、日本の代表作だから特別に出演させて頂いた感があり、とても残念でした。
後は、引き込み易くするためなのか行く先々で主人公がカイジューに遭遇して、しかもその度に危険な目に遭い生き残る。
軍人にしてもちょっと特別扱いしすぎじゃないかと、気持ちが落ち着いた状態で改めて感じました。
しかし、やはり次回作を期待したいです。
巨大な脚の迫力
轟く咆哮。圧倒されました。劇場で観れて本当に良かったです。
街に残る破壊の爪跡、一部しか視界にとらえられない躯体。ゴジラの巨大さの表現が見事だと思いました。
3Dの効果もあってか、目の前を悠然と通り過ぎる巨大な脚の迫力、なにしろ印象に残っています。祈り、去るのを待つより術のない存在を強烈に感じました。
人間ドラマは、シンプルですが思いのほか繊細に描かれていました。
キャスティングが渋めで良いです。主演のアーロン・テイラー=ジョンソンはじめ、実力派キャストの競演は見応えがありました。
本家を観たくなった
とてもゴジラっぽかった。
ゴジラが結果的に人間を助ける感じがとても懐かしかった。
家族愛は全然気にならなかった。ゴジラの邪魔はしてなかった。
死んだお父さんの為にも…みたいなのがあったら最悪だった。無くてほっとした。
ビーム?あんな弱かったっけ?笑
でも、尻尾が青く光った瞬間に来るぞ!って興奮した。
咆哮は良かったが、日本ゴジラの咆哮は最後に余韻?的なのがあってそれが好きだったのに、無かったなぁ
ハリウッド版東宝お子様映画
子供の頃はゴジラ映画好きでした。
小学生の頃。
しかし成人してからは全く興味なしです。
ハリウッド版は以前の作品でうまく作ってあってリアリティが多少あったんですが・・・。
ハリウッド版は見に行く価値があると思っていたんですがねぇ。
今回の作品は50年前の日本版をリメークしたようなもの。
全くのお子様向け映画です。
目が光る怪獣、放射能?を吐くゴジラ、デタラメなストーリー。
思い出すだけでも酷すぎる。
ハリウッドで作ったので迫力はありましたがそれだけ。
子供のころに戻ってノスタルジーに浸れる人は良いんですが大人になった今では受け入れられないストーリー。
やりすぎです。
15歳未満にお勧めということで
R15-(マイナス)なんて表記してはいかがでしょう?
がっかりしました。
う〜ん(´・ω・`)
ゴジラの咆哮!カッコよかった!けどそこ以外ホメるトコがあんまりなかったかなぁ。ちと期待しすぎました。辻褄の合わないストーリー、怪獣の格闘シーン、米軍の活躍等々メリハリが無いというのかなんというのか色々残念な印象でした。もし続編やるなら次は期待したいと思います。
マクロの視点で描かれる、ミクロの人間ドラマ。
【賛否両論チェック】
賛:最新技術で造型されたゴジラがメッチャカッコイイ。グロシーンが少ないのも魅力。
否:当然怪獣が暴れるシーンがメインなので、関心がないと退屈。小さい子にはかなり怖いかも。
どちらかというと、ハリウッド版の「GODZZILA」よりは、日本の「ゴジラ」に近い印象です。放射能が怪獣のエサだったり、冷戦時の原子力潜水艦が原因でゴジラが目覚めたり、怪獣の接近時に電子機器がダウンしたりなど、現代社会の科学の進歩に対し、ごくごく分かりやすい形で警鐘を鳴らしています。ストーリーは・・・まぁ怪獣が戦う話なので、興味がないと少し退屈しそうですが(笑)。
そんな大きなスケールの中で、大切な人を守ろうとする家族の姿が、1組1組丁寧に描かれています。ラブシーンは少しだけありますが、グロシーンはほとんどないので、思いきって家族でご覧になるのもイイかと思います。
好みは分かれそうですが、この夏話題の一大娯楽映画といえそうです。
シリーズから逸脱しない、極めて無難なゴジラ
1954年、水爆という人間の手によって葬り去ろうと企て、失敗した「ゴジラ」。
全生物の祖となる、“神”に等しいものとして畏怖する存在。
その神を殺そうとした人間の蛮行の反面教師のような存在として現れたのが、今回ゴジラの相手をする「ムートー」だ。
放射線を糧に繁殖、成長するムートーの存在は、ぶっちゃけて言うとゴジラよりゴジラらしい。
というのも今回のゴジラは、姿形は極めて巨大かつ壮大で圧巻する神の肩書きに相応しい描かれ方をしているが、一方でオリジナルの日本のゴジラのような世界の暗部を表現したような存在としてゴジラを描いておらず、
俯瞰的に地球を見据えた、本当に神という存在として描かれている。
俯瞰的な視点から見る存在という点では、もののけ姫のシシ神に似ている。そのぐらいこの映画のゴジラは大人しめな印象を受ける(咆哮は暴力的だが)。
そんなゴジラと戦うムートーは、まさしく原子力発電に使われている核物質そのもので、劇中ムートーを必死にコントロールしようと奔走する人間たちの思惑をことごとく壊していく。
「自然をコントロールすることは出来ない」と劇中でも登場する台詞だが、そのムートーは勿論(と言っていいのかな)ゴジラという神によって息を引き取る。
俯瞰的な視点から地球を見る神のゴジラが、人類の無謀な挑戦の相手であるムートーを殺すという結末は、一種の楽観的にも見え、ラストのゴジラのヒーロー的演出がその見方に拍車をかける。
ようは人類が負うべき後始末をゴジラが引き受けたようなもの。
都合のいい・・・と言ってしまってもおかしくないが、
別の見方をすれば、あのゴジラでさえピンチになるぐらい、ムートーという存在が大きかったというふうにも取れる。
神でさえ苦戦、神でなければ止めることが出来ない自然の暴走を、ラストの人類はどう見たのか。
「怪獣王は救世主か」
この言葉と海へと帰るゴジラの姿を見た人類が、なおゴジラに対して核を使うのかどうか。
そういう一つの分岐点を表したとも言える。
一方の人間ドラマのほうは残念というより、怪獣という伝達媒体として不自由なのを補うために設けられたような、目立たないものになっている。
渡辺謙なんかは特にそう。ゴジラという存在を解説するだけ解説したら、あとは本当に目立たずに空気な存在に。
もっぱら家族愛を想起させる主人公達を描いたもので、怪獣達から醸し出されるナチュラリズムなバックグラウンドとは別のラインで進行した物語といった感じ。
そのため蛇足感が否めず、ゴジラという強大な存在に対してパニック映画によくある普通の物語を展開されて、安っぽさを演出してしまっている感がある。
渡辺謙だけに絞ることはできなかったのだろうか・・・。
全体的に見れば、ゴジラシリーズの中に収まることが許される、極めてゴジラ映画らしいゴジラ映画になっており、
そこから超えたゴジラではない、良くも悪くもゴジラの範疇に収まった、無難なものに仕上がっている。
往年のファンには嬉しいものではあるが、初代ゴジラの思想的、社会的インパクトがない、演出面を追求したローカルな部分の出来に素晴らしさを感じた娯楽作。
少し残念だった気分もあるが、
この映画におけるゴジラの描き方は、拍手ものであることは間違いない。
熱線吐くシーンなんかは「来るぞ・・・来たぞ・・・」と興奮しました
期待してただけに
正直怪獣が登場してるシーン以外は面白くないというより必要ないってレベル
ゴジラとムートーの対決は良かったけどメリハリがないインパクトが薄い
ゴジラもカッコイイんだけど核でころっと死んじゃいそう小銃や大砲レベルでめっさ効いてるし
期待してたのもあって残念な映画だった
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