劇場公開日 2013年7月20日

「映像としての美しさ」風立ちぬ Jillさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映像としての美しさ

2013年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

レビューを見ているとストーリーや声優について述べたものが多いようだが、ジブリ映画の真骨頂といえばやはりあのなんとも言えない美しい映像ではないだろうか。
ナウシカしかりもののけ姫しかり、ストーリーをあまり覚えていなくても、一度その映像を観れば何かしらのイメージが脳裏に焼き付けられる。すごいことである。
大ヒットした今作でもそうだ。
妄想の中でプロペラ機を飛ばすシーン、ファンタジー描写のシーン、大震災が起きて地面が激しく揺れるシーン。映画を見て少し経った今でも鮮やかに覚えている。
メッセージ性の強い映画だからこそ、ジブリとしてそういった映像の美しさへのこだわりを見せた今作は見事な作品だった。

Jill