「現実と作品と夢想。」風立ちぬ がらだまさんの映画レビュー(感想・評価)
現実と作品と夢想。
実在の設計士の名を借りた、宮崎駿さん自身の自伝とも遺作ともいわれている映画です。
庵野さんの声優については、監督にとってきっと「豚」なのでしょう。
途中「白馬の王子さま」と言われた二郎が、
「傘に穴があいてますね」
とかわす辺りに、その照れがよく出ています。
観ているうちに、パズーやシータ、ピッコロおやじ、めいちゃんやお父さんなんかが浮かんできます。
実際の弟子とも言える庵野さんを主役に配し、現実と夢想をいったり来たりしながら、まだ終わらないよ、という感じで終わる。
いい映画じゃないですか。
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