ストレージ24のレビュー・感想・評価
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ド直球B級路線のモンスターパニック
イギリスのサバイバルホラーだが、正直この手の作品は飽きるほど鑑賞した。今更魅力なんて感じないのは当然だろう。どうせマニア向けの作品ならば、世界中にいる目の肥えたマニアをうならせる作品にしてもらいたいものだが、こういうB級映画としての"味"は受け継いでいってもらいたい。特段面白い訳でもつまらない訳でも無いが、それでも要点はきちんと押さえ、B級モンスターパニックとしては中程度には仕上がっている。 一つ引っかかるのは、ノエル・クラーク演じる主人公が元カノに未練がありすぎるということだ。序盤でその件で既に主人公はイラついており、問題の倉庫に来てみるとそこに元カノがという展開に...そして中盤でお待ちかねの修羅場的な話が用意されているなど、主な人間模様はほとんどがそれに関連したものであり、もう少し本格的な密室サバイバルを味わいたかった。 冒頭でイギリス軍が登場し、何やら物騒な形でスタートした訳だが、外でのストーリー展開は描かれず、あくまでも密室劇に徹している。よって当然ながら軍がらみの事はほとんど描かれていなかった。それを上手く混ぜれば見どころも増えたかも知れないが、変にチープな攻防戦を描くならば限られた予算内で暴れ回った方が見応えがある。 基本はこの様に地味な作品だが、多少の笑い所があるところや、グロシーンのこだわり方、適度なスリル感を感じる演出等は良かったと思う。ラストは予想していなかった展開であり、やや驚かされた。 暇つぶしで劇場未公開のモンスターパニックを観るならば、本作を鑑賞した方が良いだろう。
これぞB級モンスター・パニック!
本作は、「未体験ゾーンの映画たち」という映画祭で上映された作品です。 そもそもこの映画祭自体、B級映画を取り扱っているのですが、本作はまさにそれに当てはまります。 登場するクリーチャーは、エイリアンとのことで、 「第9地区」のエイリアンの甲殻類のような体表であり、虫のような顔つきと、ややグロテスクな造形。 彼(?)は元々人間の軍隊に捕獲されていたようですが、なぜ捕まっていたのかは不明。 また、出身も不明です。 主な登場人物は5人。主人公(ノエル・クラーク)は愛する彼女(ブス) にフラれ、未練たらたら。ちょっとこの件があまりにもしつこいのでイライラしました。 最後は未練も吹き飛んでエイリアンと戦います。これは弱気な主人公の成長を描いているようですが作りが雑で伝わらない気がしました。 本作がR-15+指定ということでも分かると思いますが、残虐描写はかなり描かれています。スプラッタホラーなどをよく観る方々は大した事はないと察しますが、慣れていない方々は少々キツいかと… オチはひねりがありましたが、全体的には微妙といったところです。クリーチャーの描き方もイマイチ。 描き方によっては面白くなる作品だと思います。
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