劇場公開日 2013年5月18日

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「【”どんなに苦しくても、自ら命を絶ってはイケナイ。”うまーくいーく”と言う呪文を唱え、前向きに生きていく事の大切さを教えてくれた忘れ難き作品。】」きっと、うまくいく NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【”どんなに苦しくても、自ら命を絶ってはイケナイ。”うまーくいーく”と言う呪文を唱え、前向きに生きていく事の大切さを教えてくれた忘れ難き作品。】

2021年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 今作の内容は、巷間に流布していると思われるので、割愛。
  だが、且つての私の様に、日々、働く事が厳しき状況になっている方には、是非、観賞して頂きたい作品である。
 従来のインド映画の形式を踏襲しつつ、自らの個性を大切に、親の言いなりに生きる事に対し自らの意思を貫く大切さを描いた、記念碑的作品である。
 更に言えば、今作で天才科学者でありながら、人の善性のオーラを全身から発するランチョーを演じたアーミル・カーンの世界的な出世作でもある。-

◆感想

 ・再鑑賞しても、凄い映画である。
 冒頭のシーンと、ラストのシーンの見事なシンクロニシティ。
 - 宇宙で使えるボールペンと、鉛筆の話。
   ランチョーの、権威を気にしない自然な疑問を口にする姿。

   立ちしょんべんに対する科学的な対応の仕方。-

 ・学生時代の、ランチョーとファルハーンとラージューの時を越えた友情。
 - 苦学生であったラージューの自死を必死に助ける友たちの姿。ー

 ・彼らを目の敵にしていた学長の娘の、ランチョーと相思いであったピアのお姉さんの出産に立ち会い、見事に子供を出産させたランチョーの姿。
 - 学長が、遅まきながら命の大切さに気付くシーンである。-

 ・10年間、音信不通であった、ランチョーが開いていた学校。
 そして、彼の真の素性が明らかになるシーン。

<今作は、インド映画に新たな潮流を齎した、記念碑的な作品である。
 且つての私の様に、日々、苦しき想いを抱えつつ過ごす人に観て頂きたい作品である。
 ”うまーくいーく”と言う呪文が、きっと助けてくれると思った作品である。

 映画とは、現実逃避のツールでもあるかもしれないが、それ以上のモノを齎してくれるモノである事に気付かさせてくれた作品でもある。>

NOBU
セロファンさんのコメント
2022年1月9日

NOBUさん
コメントありがとうございます。ランチョーの言葉に沢山の勇気をもらいました。演じるアーミル・カーンも素敵な俳優さんでしたね。他の作品も観たくなってきました!

セロファン