「アーリズウェル」きっと、うまくいく たすくさんの映画レビュー(感想・評価)
アーリズウェル
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ランチョー、実際は別名だが、友を思う気持ちがとてもじんわりときた。
ただ彼にも間違いはあり、助言はとても核心を突くのに自分のこととなると途端に社会の枠に囚われてしまう。
別人のふりをしているランチョーは本当のことを知ったらと思い、彼女にプロポーズが出来ず、卒業で姿を消してしまう。
しかしみんなは彼のことを想っている。
冒頭から訳が分からず、一体誰がなんなんだい状態ですすみ、回想でどんどん深堀されていく。
分娩後の校長がランチョーにペンを渡すシーンもとても感動的だった。
終盤でミリという学校で雑用をして小銭稼ぎをしていた人がランチョーに雇用されてセンチになったというのも面白かった。周りがキロだろっていうのもセンスがあった。
そこでランチョーもずっと彼らのことを想っていたことが明らかになり、そこでもジーンときた。
ゴーカンというのが笑いを誘う言葉として使われるところにもインドがいまだに成長の途中にあるというのを感じさせた。
今だとまた変わっているのではないだろうか。
我々も不安になった時声高にして言おう「All is well!!!」と。
優秀ならば成功は後からついてくるのだと。
3時間弱アル映画だが垂れ場もなく、とても短く感じた。
インド映画にしては踊りも少なく、人生や家族のテーマを伝える良い映画だった。
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