凶悪のレビュー・感想・評価
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人間の本性とか性悪説とか
藤井(山田孝之)と須藤(ピエール瀧)の人間性が変化し、それらが交差していく様を楽しむことができるかどうかが、この映画を楽しめるポイントになると思う。ビジュアルからも言動からもその変化が読み取れる中、最後のワンカットでは完全に2人の立ち位置が入れ替わってることを表現していた。
人間のコアにある欲求が「殺人」や「神」を拠り所にして徐々に露出し、その果てに人間性までをもすり替え、須藤は救われ、藤井は本来最も大切にすべき家族をある意味では殺してしまう非常に胸糞の悪い映画である。
現実の誇張である映画作品にいかに没入できるかという点においては秀逸だったし、池脇千鶴含む女優陣のアンハッピーオーラは素晴らしくアクセントになっていたと思う。
日常とかけ離れた恐怖
一線引いて観た
事前に仕入れた
友人の感想やここでのレビューをみて相当覚悟を持って観始めたからか、グロすぎる場面もある程度の距離感をもって傍観できたが、コレ…
知らずに見て、内容に入り込みすぎたら、
しばらく脳裏にこびりついて離れなくなる
場面だろうなという場面がチラホラ。
演技力はみな言うまでもないですが、
印象的だったのは、先生と須藤の、
死体を前にしての
「殺しちゃったよぉ」
「人間なんか簡単にコロっと死んじゃうんだから仕方ないよ先生ぇ。」
という会話。
その笑顔とそのノリで話す話題ではないだろ!と、大きな違和感と共に見ました。
ふつう、映画やドラマって
犯罪モノであったとしても登場人物の
いずれかの人にはほんのわずかでも共感できる部分があったり、感情移入する部分があったりするものだと思ってたのですが、誰1人として、その心理状態に共感できる人がいなかった…
それは私自身が、あの酷な環境に1度も身を置いた事がないからだと思うのですが。
じゃああの環境に居たら自身も少なからず殺人やそれに準ずる行為に対して慣れたり麻痺していたのかと思うと、人間ってどこまで悪くなれるんだろう…とそら恐ろしくなりました。。
あ…いや、藤井の奥さんのような、痴呆の義母の介護に心底疲れ果てボロボロになっていく様には、自身も想像上では共感できたか、、
陰惨。
心拍数上がりまくり
演技が‥
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