凶悪のレビュー・感想・評価
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偽善者?とでも言うのだろうか
怖い
人の心はわからない
個人的に苦手なジャンル
脳にこべりついて離れない映画
見終わった後モヤモヤくる作品。 人間は性質が多面的で、視点が変えれ...
見終わった後モヤモヤくる作品。
人間は性質が多面的で、視点が変えれば違った面が見える。
この人は極悪人だ、と思っても大事にしている部下や家庭があったりする。
毒にも薬にもならないような普通の家族だって、思わぬ残酷さを見せつける。
この万華鏡のような移り変わりが今回は気持ち悪い。そして救いがない。
主人公と須藤が変化していく様も異様だ。
先生が関与していない事件の話を聞いて、主人公が思わず突っ込み、二人で笑い合うシーン。
なんだろー、なんか背中がヒヤリ。
勝手に改心して勝手に救われてる須藤に胸糞悪くなり、お前はもっと苦しんでろ!と思ったけど、それを罵倒する主人公を見て、悪人は罰を受けてずっと苦しんでいて欲しい、と願うこの気持ちは何だろうかと感じた。
これも業だろうか。
「冷たい熱帯魚」を彷彿とさせる作品。 死刑囚が自分の刑を先のばしに...
「冷たい熱帯魚」を彷彿とさせる作品。
死刑囚が自分の刑を先のばしにするために、世間に知られていない事件を雑誌の編集者に告白する。
借金を抱えている、身寄りのない土地持ち、などを証拠残らないように殺していく。そんなことをしておいて、のうのうと暮らしている先生が許せなくて、陥れるためにと証言する。
その理由はあまり重要ではない。亡くなった人と闇に葬られた事件に対しての思いであり、それは編集者にとても共感する。
それにしても、ピエール瀧怖い。あの眼力は圧倒される。
リリーフランキーのゆるーくもあり凶悪さもある、あの演技はすごい。
そんな事件を取材しながらも自分の家庭を顧みないという、現実。その対比がすごい伝わる。大きな事件を追いかけるのがすごいのか、介護をまかせっきりにしておいてもいいのか、ちょっと考えさせられた。
普通にありえる近隣の恐怖
殺人シーンや暴力シーンの魅せ方は好き。 ただ、少し長く感じた。途中...
殺人シーンや暴力シーンの魅せ方は好き。
ただ、少し長く感じた。途中で、あれ、これ何の話だっけ??笑と思ってしまうくらいには。
ピエール瀧とリリーさんはさすがで、2人のシーンはとても面白く、あんなエグいシーンでもクスッとすることが多かった。
やってることは常軌を逸してるけど、内面に関して共感できる感情があるから笑えるのかな。さすが。
ずっとシリアスずっとグロじゃ飽きちゃうから、そういう部分があってこの思い内容も最後まで見られたかな。
全体的にはもやもやを残してくれる映画ではあるけど流れとかバランスとしては……んーって感じでした。主題がわかりにくいかなと思いました。
他のレビューを読んで
冷たい熱帯魚のことを書いてる人が多かった。
確かに冷たい熱帯魚は見ていて引き込まれるというかドキドキするけど、こっちはより自分に置き換えて考えて見られる話だなと思った。
信じられないような話なんだけど実話で、一歩間違えたら踏み込んでしまいそうな世界。
こんな時自分ならどうするんだろうと考えると、自分も充分こっち側に落ちる可能性があるんだと怖くなる。
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