凶悪のレビュー・感想・評価
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殺人シーンや暴力シーンの魅せ方は好き。 ただ、少し長く感じた。途中...
殺人シーンや暴力シーンの魅せ方は好き。
ただ、少し長く感じた。途中で、あれ、これ何の話だっけ??笑と思ってしまうくらいには。
ピエール瀧とリリーさんはさすがで、2人のシーンはとても面白く、あんなエグいシーンでもクスッとすることが多かった。
やってることは常軌を逸してるけど、内面に関して共感できる感情があるから笑えるのかな。さすが。
ずっとシリアスずっとグロじゃ飽きちゃうから、そういう部分があってこの思い内容も最後まで見られたかな。
全体的にはもやもやを残してくれる映画ではあるけど流れとかバランスとしては……んーって感じでした。主題がわかりにくいかなと思いました。
他のレビューを読んで
冷たい熱帯魚のことを書いてる人が多かった。
確かに冷たい熱帯魚は見ていて引き込まれるというかドキドキするけど、こっちはより自分に置き換えて考えて見られる話だなと思った。
信じられないような話なんだけど実話で、一歩間違えたら踏み込んでしまいそうな世界。
こんな時自分ならどうするんだろうと考えると、自分も充分こっち側に落ちる可能性があるんだと怖くなる。
退屈
人間の本性とか性悪説とか
藤井(山田孝之)と須藤(ピエール瀧)の人間性が変化し、それらが交差していく様を楽しむことができるかどうかが、この映画を楽しめるポイントになると思う。ビジュアルからも言動からもその変化が読み取れる中、最後のワンカットでは完全に2人の立ち位置が入れ替わってることを表現していた。
人間のコアにある欲求が「殺人」や「神」を拠り所にして徐々に露出し、その果てに人間性までをもすり替え、須藤は救われ、藤井は本来最も大切にすべき家族をある意味では殺してしまう非常に胸糞の悪い映画である。
現実の誇張である映画作品にいかに没入できるかという点においては秀逸だったし、池脇千鶴含む女優陣のアンハッピーオーラは素晴らしくアクセントになっていたと思う。
日常とかけ離れた恐怖
見るタイミングを間違えました。引きずる映画です。
楽しみにしていた映画『聖の青春』・気になっていた映画『怒り』を見に行く前に、軽い気持ちで観てしまいました。
おかげで優しい師匠役のリリー・フランキーにも刑事役のピエール瀧にも違和感が。二人とも『凶悪』での役にしか見えない。
そのくらい引きずる映画です。
実際に起きた殺人事件を映画にした作品で、犯行の手口もゾッとするものなのですが、犯人たちの感覚の方が怖いです。
例えば3つの事件のひとつ・保険金殺人事件。
泣いて助けを求める老人にリリー・フランキーは大はしゃぎで無理やり酒を飲ませるし、意識を失った老人が水風呂につけられている横でピエール瀧は普通にシャワーを使います。
どんな人にも凶悪な一面はあり、一歩間違えたら犯罪者にもなりうる…という内容もありますが、根本的に感覚の違う人間もいるという事実が印象的な作品でした。
山田孝之よりリリーフランキー
ものすごい狂気…
生き埋めシーンはわりとトラウマ…
最後まで目の離せない恐ろしい映画でした。
リリーフランキーの演技はものすごいけど、
ピエール瀧は微妙だった
保険金殺人の闇を暴く
白石和彌監督。
山田孝之
リリー・フランキー
ピエール瀧が、自分の感情と判断によって、次々と他人を葬ってゆく男、須藤を、リアルに演じているように思った。
リアルだと思ったのは、あくまで私の主観である、ああいう人間がいてもおかしくないと直感的に感じた。「センセイ」からは、「お前は頭が悪い」と目の前で言われているヤクザの組長。
そのヤクザを使って保険金殺人を繰り返していたのが「センセイ」。「センセイ」には、まともな家族がいるし、まともな職業にもついている。須藤は、もし「センセイ」が、須藤を裏切ることがなかったら、刑務所からの告発はしなかった。記者を動かして全く隠されていた事件を陽の元に晒すことはなかった。「センセイ」と須藤たちがおこした数々の事件は、スクープ雑誌記者(山田孝之)の頑張りと裏切られた須藤の怒りによって、詳細な記事になり、偽装された殺人は事件となりやがて裁判へと結びつくことになる。
上申書殺人事件という、実在の事件を原作にしたフィクション。フィクションではあるが、現実感緊張感がハンパない。
要所、要所で「凶悪」的な犯行の描写がある。
明るく見えるところは、ふざけながら殺人を犯す「センセイ」たちの犯行の描写くらいである。
みるのは、結構、しんどい。
一線引いて観た
事前に仕入れた
友人の感想やここでのレビューをみて相当覚悟を持って観始めたからか、グロすぎる場面もある程度の距離感をもって傍観できたが、コレ…
知らずに見て、内容に入り込みすぎたら、
しばらく脳裏にこびりついて離れなくなる
場面だろうなという場面がチラホラ。
演技力はみな言うまでもないですが、
印象的だったのは、先生と須藤の、
死体を前にしての
「殺しちゃったよぉ」
「人間なんか簡単にコロっと死んじゃうんだから仕方ないよ先生ぇ。」
という会話。
その笑顔とそのノリで話す話題ではないだろ!と、大きな違和感と共に見ました。
ふつう、映画やドラマって
犯罪モノであったとしても登場人物の
いずれかの人にはほんのわずかでも共感できる部分があったり、感情移入する部分があったりするものだと思ってたのですが、誰1人として、その心理状態に共感できる人がいなかった…
それは私自身が、あの酷な環境に1度も身を置いた事がないからだと思うのですが。
じゃああの環境に居たら自身も少なからず殺人やそれに準ずる行為に対して慣れたり麻痺していたのかと思うと、人間ってどこまで悪くなれるんだろう…とそら恐ろしくなりました。。
あ…いや、藤井の奥さんのような、痴呆の義母の介護に心底疲れ果てボロボロになっていく様には、自身も想像上では共感できたか、、
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