「最高だった」世界にひとつのプレイブック 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
最高だった
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精神を病んでいる人の話か~と引き気味で見ていたんだけど、最終的に主演の二人をとても好きになった。ブラッドリー・クーパーの意外とまじめなところにとても好感が持てて、ジェニファー・ローレンスの健気なところがとてもかわいかった。ダンスシーンが素晴らしかったし、高得点を目指さないところにスリルを描いていて、とてもセンスを感じた。音楽もとてもよかった。
(追記)
東京で見て、地元の新潟でも上映するとの事でまた見に行ったらやはり大感動して泣いてしまった。
二人が、何かきっかけがあって劇的に回復するのではなく、日々の積み重ねで徐々に回復している様子がとても丁寧に描かれていた事に気づいた。その最たるものが懸命に取り組んだダンスコンテストで、あそこで二人のお互いへの思いがダンスで非常に表現されているのも素晴らしかった。たとえそれがかりそめの思いであったとしても、あの瞬間は誰も立ち入ることはできない完ぺきな二人の世界だった。
オレは精神をそれほど病んでいなくて、病院に行ったり薬を飲んだりもしていない。しかし、「病気だからなんだというのだ、まともぶっているお前らだって大差あるか」と馬鹿にする人に対して文句を言いたい気分になった。
ただフットボールの試合が音声だけで映像がなかったのはちょっと寂しかった。そこでも興奮したかった。
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