劇場公開日 2013年2月22日

  • 予告編を見る

「超窮地の能天気なあがきっぷりに涙目の笑顔に」世界にひとつのプレイブック ちゅうみぃさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0超窮地の能天気なあがきっぷりに涙目の笑顔に

2013年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

幸せ

ひとりじゃないって、ステキです。多少イカれててもステキです。
気が付いたら、こんな彼らを全力で応援しながら見ていました。

心に傷を負い壊れてしまった不器用な男女が、喪失感にさいなまれながらも、周りを巻き込み巻き込まれながら、再生しようとするヒューマンコメディは、

素敵なコトもそうじゃないコトも、何かとボタンの掛け違いが激し過ぎて、
みんなの能天気なイカれっぷりと会話をただ笑いながら応援するしかありませんでしたが、

そういえば、まともな人って、結局ひとりでもいたかな・・・
なんて思えたりするけど、誇張しなければコレが愛すべき現実なのかもしれません。

注目のダンスシーン、その目標値含め、なんかちょっとおもしろ過ぎです。
そしてもし映画に“その後”があったとして、もしトラブッたら今度は流血を見そうです。

それでもなかなかヘビーでブラックなユーモアでさえ、幸せと紙一重だったりするかもしれないって気付かせてくれるチャーミングな作品でした。

ちゅうみぃ