「嬉しいハッピーエンド」世界にひとつのプレイブック 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
嬉しいハッピーエンド
似たような境遇の男女が互いの傷を舐め合い、分かち合うような甘ったるい恋愛モノにならないのが、良い。
あんな事をしておいて被害者ヅラした奥さんに悪意を感じるし、同じ目に遭ったら精神的におかしくなってしまう主人公の気持ちも解る。
メイン、二人を包み込むような脇役陣も好演で特に両親、デ・ニーロの存在感が堪らない。
90年代後半?2000年代に入ってからのデ・ニーロの無駄に連発する出演作品の中でも、最高の演技と存在感な本作。
クレイジーがクレイジーを上回り、二人がぶつかり合う事で浄化されていく。
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