潔く柔く きよくやわくのレビュー・感想・評価
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池脇千鶴のさすがの演技
難しい映画作りに挑んで失敗の作品
「罪悪感」
これを引きずった男女の物語。
しかし、これだけ偶然が重なり過ぎ、
話しを繋げると共感出来ないストーリー
を延々と見る羽目になった。
そんなところでしょうか。
映画とはいえ、少しはリアリティを含めないと
ダメでしょ。
多感な時期に友達を自分のせいで失った。
故郷は地方の隣町。
その二人が東京で出会う。
同じような境遇の持ち主。
こんな境遇を持つ者同士がいるか??
そして出会うか?
ありきたりに二人の出会いは最悪で、
印象も悪い。
でもそこから右肩上がりに変わっていく。
どこでもある話し。
主人公長澤まさみさん。
彼女と幼馴染みの高良健吾さん。
映画後半に現れる岡田将生さん。
この切り替えがダメだ。
高良健吾さんの死が踏み台にしか
見られない。可哀想というより、
見てる側には「そんな〜⤵️」という
消化不良な想いしか残らない。
だから作品として評価出来ない。
つまりは伏線の張り方とその回収が
出来てない映画だったと言う事です。
ただね、キャストの演技は良かった〜😊
原作は知らないけれど良かった。 睦実の姉が登場した時はどうなるかと...
原作は知らないけれど良かった。
睦実の姉が登場した時はどうなるかと不安要素だったが嫌なキャラではなかった。バスの中で日記を読んで胸を締め付けられそうになる場面が良かった。学生パート25分しかないからかもしれないけれど、川口朝美が許さないみたいにブチギレたがハルタ死んだのカンナのせいじゃなくないかと思った。
罪悪感を抱えて生きていくこと
私も過去に後悔している自分の言葉があり、罪悪感を抱えて生きています。
自分のせいで死んでしまったのではないか。私が悪いと自分で自分が許せませんでした。
碌もカンナも後悔と自責と罪悪感を抱えながら生きている。
禄はお姉さんに救われ、お姉さんは碌に救われ、カンナは碌に救われカンナも碌を救って自分を受け入れることができたのかな。
後半のシーンでハルタが帰る場所がない、私いまちょっとだけ泣いていいかな?って静かに泣き出したカンナを見つめる碌を演じる岡田将生さんの表情が秀逸で何度もこのシーンを繰り返し繰り返し見てしまいました。
悲しみと苦しみを自分のことのように受け止めて、苦しみを共有してくれていることが表情だけで伝わってきました。
まるで、このシーンを見ているだけで私自身も救われたように感じました。
この映画と、岡田将生さんにたくさんのありがとうをお伝えしたい。ありがとうございました。
長澤まさみはかわいいが、
友人を亡くした過去を持つ2人の男女が、共に心の傷を癒しながら立ち直っていき徐々に二人が寄り添っていくというラブストーリー。
漫画原作らしいですが、恐らく原作の漫画のいい部分はこの映画で表現されていないんだろうと思われる。漫画はもう少し時間をかけて人間模様を描いていると思うんだが、群像劇にしたかったのか前半はただの伏線だったのかちょっと中途半端な印象で漫画の空気感は出ていなかったんじゃないかな?と思えた。
細かな心理描写や悲しみから立ち直っていく様が切なくさせる話なのだろうが、脚本がギュっとしている所為か演出で心に響く場面がほとんどなく演者に頼ってしまった点が、この作品を中途半端なものにさせてしまっているように思えた。というのも、ちょっとこの俳優陣では細部の表現まで描き切れてなかったんじゃないかと感じてしまったからです。まぁ人によっては美男美女が演じてるから入り込める方もいるかもしれませんが、それは夢の中のお話。
長〜い!
最後まで見つづけてよかった。
この映画の伝えたいこと、よく分かって心も暖かくなってきた、が、
前半は格段に長くてつまらなかった。
言うことも曖昧で、
特にカンナが事故の後クラスで初めて泣いた時の長澤まさみの演技....何なの?にたいになっちゃう。
後半赤沢が泣いた時ちゃんと泣けたのに、結構大事なあのシーンは乱暴で粗末に撮られたような感じだった。
が、そんな遅い遅い中、岡田将生が演じる赤沢が登場する時点ですぐ早く進展してきた。 そして感動的だった。
過去に向かって正面することの大切さ。
そして今のものを大切にする大切さ。
どんどん伝わって来る。
ストーリーは二つに分けられるが、最後二人の直面で一つになる。
特に赤沢の方が好きだった。
岡田の演技もよかったし、
事故で死んだあの女の子の姉も、結構重要な役だった。
むしろ彼女は前向きになることの重要さを赤沢に教えていた。そして赤沢はまたカンナをつれて、罪悪感という大きな穴から抜け出した。
だから後半が明らかに重点に置かれたのに、前半の処理は複雑すぎて、セリフも曖昧なものばかりだ。
前半は意味不明の芸術って感じ後半はまた面白くて観客の感情を引き出す普通のルートにある映画に戻った。
そして最後監督にもっとシークエンス間の接続方法について工夫して欲しい。時間的空間的に連続してないのに、一般のカットだけでそれらを転換するなんて理解の邪魔になったり、唐突に見えたりもするから違和感ある!
つまりとてもいい話をしている映画だが、セリフにも、演出や編集にも残念なところを感じさせるた。
あゝ、切ない
かんなも禄も過去に色々抱えているけど、それでも生きていかなきゃいけ...
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