3人のアンヌ

劇場公開日:

3人のアンヌ

解説

ヨーロッパでも高い評価を得ている韓国のホン・サンス監督が、フランスの名女優イザベル・ユペールを主演に迎え、韓国の海辺の街へバカンスに訪れた同じ名前を持つ3人のフランス人女性が繰り広げる恋を描く。成功した映画監督、浮気中の人妻、離婚したばかりの女性という、それぞれキャラクターの異なる3人のアンヌをユペールが演じ分け、3人のアンヌは同じライフガードの男性に出会い、言葉の壁を超えた恋模様が展開する。ライフガードを演じたユ・サンジュンほか、チョン・ユミ、ユン・ヨジョンらホン・サンス作品の常連も出演。

2012年製作/89分/韓国
原題または英題:In Another Country
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2013年6月15日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第65回 カンヌ国際映画祭(2012年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ホン・サンス
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映画評論

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映画レビュー

2.5不思議オムニバス

2021年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

イザベルユペール扮する映画監督アンヌは韓国にいたと言う設定で3話の不思議オムニバス。ライフガードが登場したり韓国人男性とキスしたりビンタしたり意味不明だったね。

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重

3.0フランスへの憧れ

2020年9月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

多くの日本人(映画監督)も同じだと思いますが、ホン・サンスのフランス(映画界)への憧れが溢れ出た作品でした。アンヌがフランスの象徴だとしたら、マッチョな韓国男もアンヌを前に腰が引けますよね。韓国人の彼女の前では威張り散らしているというのに。東洋人が西洋人に持つコンプレックスという意味で、10代の時からフランス映画やフランスファッションに憧れていた私と同じです。

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ミカ

3.5クールでキュートでアンニュイなアンヌ

2014年10月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

知的

海辺の小さな町のとあるペンションを舞台にイザベル・ユペール演じる3人のアンヌの三つの物語。
同じロケーション、同じシチュエーション、同じ登場人物、同じ台詞を使い回しながら、主人公アンヌをそれぞれ、フランスの有名な女性映画監督、有名映画監督と不倫中の自動車会社の副社長夫人、韓国人女性に夫を奪われた女性という三つの異なるキャラクターに設定したことで三つの物語が生まれた。
同じ設定でも、主人公のキャラクターによってこれだけ違うストーリーが生まれるというこの作り方は、コントに近い。
触媒によって結果が違ってくる科学実験のようでもある。
この試みがとても興味深かった。

しかし、この作品の魅力はなんと言っても、アンヌを演じるイザベル・ユペール。
クールで落ち着いた青いシャツのアンヌ、ティーンエイジャーのように恋する赤いドレスのアンヌ、離婚に傷付いたアンニュイな緑のドレスのアンヌ。
歩き方ひとつで3人のアンヌを演じ分ける。

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arakazu

3.0ファンタジーかラブストーリーか。

2014年2月25日
iPhoneアプリから投稿

知的

単なる旅先での恋の話
かと思いきや全く違うファンタジー作品のような物語。
3作品全てに共通するライフセーバーには
苛々したり、可愛らしく思えたり純粋さ故の
なにか放っておけない感があり
かなりのキーパーソンだと思います。

主役のイザベル・ユペールも
過去作の強烈キャラを封印して
とても女性らしい女性だった気がします。

どの物語にもアイテムがあるんですが
それぞれ
あっ、これあの場面の!?
なんて、全ての物語に通じているのかな
と、さらに観る者を翻弄させる部分があります。

一人旅に行きたくなる作品。

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くまんちゅ