アベンジャーズ　エイジ・オブ・ウルトロンのレビュー・感想・評価

最初から最後まで凄まじい量のポストプロダクション。
画面のクオリティは半端なく高く、音響効果も素晴らしい。
素晴らしいけど、もはや俳優の演技がどうのこうのではなく、コンピューターグラフィクスの人形をいかにうまく動かすか見せるかの勝負になってしまっているよう。
コミックスが原作で、退屈してしう映画ではないのだけれど、恐ろしく多くの人が簡単に死にすぎ食傷してしまいました。

「Avengers:Age of Ultron」見ました。前作から2年11ヶ月待ちました。日本より公開が早い国に行って見てやろうと、何回考えた事か。結論から言えば、最高です。でもこれ、見方によって評価が分かれると思います。オールスター感謝祭的なテンションで見れば間違いなく最高です。普通に一つの映画として見た場合は、正直粗が目立つかなと...。もちろん僕は前者！文句無し(ほぼ)。笑

映画の感想としてよくあるのが、楽しかったとか感動した等ですが、今作を見ていて思ったのが、ありがとうの想いです。

ジョスウィードンありがとう。バートンありがとう。バートンの奥さんもありがとう。ビジョンありがとう。スカーレットウィッチありがとう。ローディありがとう。ファルコン、次頑張ろう。ハルクバスターありがとう。ハルクバスターの上に飛んでる箱みたいなのもありがとう。そして、アベンジャーズを本気にさせたウルトロンにもありがとう。次作に向けて、SONYよありがとう。サノスよ、これがアベンジャーズだ！鑑賞中はずっとこの想いを巡らせていました。1番感謝したいのは、やっぱりバートンですよね。過去作に比べても明るくなったし、重要な働きをするようになった。スカーレットウィッチを説教してる姿にはウットリしました。「君が何者なのかはどうでもいい、だけどここから外へ出たら戦うんだ！」的なね。凄まじい男だなしかし。アイアンマンがあからさまにシビルウォー寄りのキャラ設定なのは、少し納得できないかなくらいの小言だけは言わせてください。観る前は何故ポールベタニーがビジョン？と思ってたけど、その理由が私的に軽いサプライズだった。ポールベタニー昇進といった所だが、彼は独特の不気味な雰囲気が出ていて最高でしたね。ダヴィンチコードの自傷キチガイを彷彿とさせました。

普段は理屈っぽく映画を見るんですけど、これに関しては無心でした。ぶっちゃけ話なんて少ししか理解してないし、え？え？って場面も多いよ！ウルトロンを身体に閉じ込めるのがスゲー簡単そうに片付けられるのも本当は嫌だよ！でも俺たちが見たいのはヒーロー達が勝つ姿だから問題無しなんですよ。アベンジャーズはそれでいいんです。都市を浮上させるとかダサい事やるんじゃねぇとか言いません。だってさ、ヒーローが増えた弊害として、話の細かい部分は結構端折られてるしね。ビジョンが敵か味方かなんてのは戦いの最中で見極めてる時間はないし、ムジョルニアを持てるんだからイイじゃんみたいなキレのある演出も所々で冴えてました。

あと最後ね。キャプテンとナターシャが新人面接みたいのに向かう所で、キャプテンがヤンキースネタをブチ込む！これ、すごいですよ。知らない人多いかもしれませんが、過去にスカヨハとジーターに交際の噂があったんです。このネタがアメリカ的で非常に面白かった。

興奮しすぎて全然文章纏まってないですけど、レビュー見てる暇があるなら映画館へ行けと言いたい！アベンジャーズシリーズは後世に語り継がれる名作揃いだけど、アメコミヒーロー映画全盛期の今しか感じる事のできない興奮や感謝があると思います。なので好き嫌いは別として、今夏最大のイベントを体感して欲しいと思います。

あと一つ、ガッカリポイント。レトブのインメモリーズが流れなくて本当に残念だった。バッキーはどこで出てました？