「Like old man said, Together! マーベルヒーローが団結して戦うお祭り映画第二弾」アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Like old man said, Together! マーベルヒーローが団結して戦うお祭り映画第二弾
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の11作目。言わずと知れたMCUヒーロー全員集合のお祭り映画第二弾!!内容が薄いとか、ゴチャゴチャしすぎとか、トニー・スタークが全部悪いんやんとか色々言われてても、個人的には次から次へとヒーローのアクションてんこ盛りでとても楽しめました。そうそう、こういう映画が観たかったんです!!この映像は他ではマネできないでしょ?
さて、きっと日本では希少な(?)アメコミ原作ファンから見た映画の感想をつらつらと並べていきます。長文ですので興味のない方は飛ばしてください。
もちろん映画は原作を知らない人でも楽しめる作りになっています・・・が、当たり前かもしれませんが原作知ってる人はより楽しめます。物事はなんでもそうなのですが知識がないより知識がある方が楽しめるモンです(ちなみに原作アメコミの「エイジ・オブ・ウルトロン」は鬱展開過ぎて個人的には余り人に勧められるコミックではありませんでした)。がっつり映画のネタバレになりますので、ネタバレ嫌いな方は注意してください。
●いきなりアベンジャーズ全員集合のアクション・シーン!!もうこの時点で一見さんお断りなカンジがします。でもずっと追いかけてる方には胸アツのシーンでしょう。
●スカーレット・ウィッチ、クィック・シルバー参戦!!原作では二人とも一時期アベンジャーズのメンバーでした。ちなみに権利の違いでアベンジャーズには参加できないX-MENのマグニートのお子さんです。(X-MENは20世紀FOX、アベンジャーズはディズニーがそれぞれ権利を持っています。)
●クィック・シルバー役のアーロン・テイラー・ジョンソン、たくましく成長しちゃってて、もうキック・アスはできないですね。
●チョ博士が天才少年(アマデウス・チョ)から女性になってる!?でもかわいいから許す。
●ウルトロン登場!原作アメコミではウルトロンの登場は1968年。もう50年近く前。今と変わらずその当時から機械は暴走するもんだったんですね。
●ワカンダへ出動!今後の映画「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」から参戦するキャラクター、ブラック・パンサーの出身地です。ちなみにブラック・パンサーはMCUフェーズ3(第3期)で単独映画がありますよ。
●ってかアンディ・サーキス(ロード・オブ・ザ・リングのゴラムや猿の惑星の中の人)出てますやん!
●アメコミでは「頑張ったけどやっぱりダメでした」感の強いハルク・バスターがまさかの勝利!!これは本気で予想外。
●ホーク・アイが家庭持ち!?アメコミではチャラ男とまではいかないにしても、女好きなイメージのキャラなのに。一応アメコミの方でも結婚してましたが、子供までいるとは。ここは大胆に変えてきました。
●ビジョンを作る前、トニーがブルースに「俺達はマッド・サイエンティストだろ」って説得してたのに、何故か字幕では違う表記に。印象的な笑えるセリフだったのに残念。
●ビジョンキタ――(゚∀゚)――!!デザイン原作アメコミのまんまで赤い赤い。良くこれをビジュアル化したもんです。アメコミではウルトロンに作られてますが今作ではトニーとブルース・バナーの競作でしたね。
●ちなみにアメコミではスカーレット・ウィッチとビジョンは結婚して、一応子供もできていました。最後にスカーレット・ウィッチがビジョンに助けられるのはそこへの伏線か!?
●サノス登場。原作では指パッチンで地球の生命の半分を消滅させたチート過ぎるキャラ。ホーク・アイなんてこの指パッチンでいなくなっちゃったし(笑)
さて、最後のスカーレット・ウィッチのアベンジャーズ参加。これは次回「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」での暴走への前振りでしょうか?映画ではアイアンマンが暴走するキャラですが、コミックではスカーレット・ウィッチが精神的に不安定で暴走しちゃう設定です。スカーレット・ウィッチ暴走→超人登録法が推し進められる→反対派のキャップと賛成派のアイアンマンとの激突→キャップ死亡という、アメコミでいうと「アベンジャーズ/ディス・アッセンブル」から「シビル・ウォー」、そして「デス・オブ・キャプテン・アメリカ」の流れになるのでしょうか?続きが気になる所です。
もちろんコミックと映画は別物なので、素人の想像を見事に超えてくれる事を期待しています。長文にて失礼しました。さぁ、お次は「アントマン」だっ!!