人生、ブラボー!

劇場公開日:

人生、ブラボー!

解説

過去に行った693回の精子提供を通して、ある日突然、533人の子どもの父親であることが発覚した男が巻き込まれる事態を、笑いと涙を交えて描くハートフルドラマ。過去に「スターバック」という仮名で693回の精子提供を行い、その結果として生まれた533人の父親であることがわかった42歳の独身男ダビッド。ある日、弁護士を通じて533人のうち142人が、遺伝子上の父親の身元開示を求める訴訟を起こす予定だと知らされる。身元を明かすつもりは毛頭ないダビッドだったが、子どものうちの1人が、自分が応援するサッカーチームのスター選手であることを知ると、他の子どもたちにも興味がわきはじめ……。

2011年製作/110分/G/カナダ
原題または英題:Starbuck
配給:クロックワークス、コムストック・グループ
劇場公開日:2013年1月26日

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(C)2011 PCF STARBUCK LE FILM INC.

映画レビュー

4.5新米パパへのエール

2024年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

報酬目的で行った精子提供が原因で、500人越えの子供の生物学的父親になってしまったダビッドに降りかかるドタバタを描いた物語。

海外ドラマではコメディ要素として「精子バンクへ提供したことがある」というネタがたまに出て来る。本作の舞台であるカナダを含め生殖医療の自由化が進んでいるエリアではこうした小遣い稼ぎもあるあるなのかも知れない。
ドラマでのオチは大抵「一度も使われることなく破棄されました」だが、本作のダビッドは140人規模の子供達から「父親を知る権利」を行使する訴訟を起こされ、訴訟の行方・日常の騒動・裁判資料を基に子供達をこっそり見に行く活動の三本柱で本編は進む。

父親、特に父性の芽生えににフォーカスした作品だからか、母親の影が殆どない。ダビットの母は故人で、育児の愚痴をこぼすダビットの友人も子持ちであるがそのパートナーが姿を見せることはない。
140人の子供たちの母親は一人も登場しない。父親を知りたいと言う子供たちに対し、匿名で精子提供を受けた母親たちや養育上の父親たちの心境が気になった。
強いて母親として登場するのはダビットの子供を身ごもった彼の恋人・バレリーくらいだが、劇中、彼女はダビッドのダメ男ぶりに愛想を尽かし背を向けている。ダビットの窮地に寄り添うのは彼の父親で、本作が描く本質は「親と子」というより「父と子」なのだろう。

男親の中には、パートナーのお腹が大きくなる様子を見ていても産まれた新生児と顔を合わせても、なかなか心から父親の実感を得にくい人もいるという。そんな、他人には言えない男性たちの不安に寄り添う作品と言えるのではないだろうか。

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うぐいす

4.0設定はめちゃくちゃだけどハートフル

2023年12月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

若い頃に行った精子提供により起こる、波乱と喜びに満ちた人生を描いた作品。
冒頭から精子提供という、すごいシーンでスタート。
詳しく知らないんですが、現場が凄い雑w
そんな精子提供から生まれた子ども達533人のうち142人から身元公開の訴訟を起こされる。
もうこの設定で凄いめちゃくちゃだと思うのですが、これがすごい面白かった。
あと音楽がすごく良いですね、サントラが欲しくなりましたよ。
主人公はダメ人間なんだけど、どこか憎めない中年。
だけど情が深く、子どもたちに触れ合うたび段々と心の成長を見せていきます。
細かいエピソードの見せ方が上手く、随所でホロリとさせられるんですよね。
最後、写真撮影で際限なく増えてくのは本当泣きましたね。
その邦題から愉快なインド映画かな?とか思ってたんですが、全く別物の傑作。
心を豊かにしてくれる、とてもハートフルな作品でした。

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白波

2.5爽やかな読後感

2022年11月13日
Androidアプリから投稿

何となく見始めたら、思いの外面白かった

ウォズニアックの性格の設定がよかったですね

この世に生を受けることは素晴らしい

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Yoichiro

3.5ちょっと物足りない

2022年10月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

面白かったし、ハッピーでしたが
なんだか物足りない
サクッとゆる~く鑑賞

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きなこ