オール・ユー・ニード・イズ・キルのレビュー・感想・評価
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この設定で、たっぷりの人間ドラマとは!
ループを繰り返す。自分の死を何度も繰り返す。そしていつの間にか守りたいと思うようになった人の死を体験することを何度も繰り返す。なんて切ない、やりきれない。
ケイジにとっては知っている人も、相手にとっては初めての自分…。なんて切ない。
こんなに命かけて頑張っているのに、周りは知らない。信用もない。なんて切ない、やりきれない。
よく自暴自棄にならないものだ。(途中でやけくそになっていますが)
リセットしてやり直そうと立ち上がることも必要だけど、記憶は、感情は蓄積されていく。
悪夢の世界。
唯一心が折れないでいられるのは、次こそ守れるはずだ、守ると己に誓う心。愛する人の心には別の恋人がいて、自分のことは”兵器”としてしか見ていないけれど、でもそんなことは関係ない。守ると決めたんだから。ああ、切ない。
その悪夢の世界が終わった時…あのラスト。心が満たされる。どんな感情で?それは観てのお楽しみ。
そんな感傷的なストーリーが、小気味良い展開、唸ってしまうアクション、ユーモアに彩られて魅せてくれます。
一つ一つのエピソードも「えっ?!それだけ?」の短いショットで綴られていく。それで話を繋いでいくので、展開早すぎて、もっとじっくり見せてほしいとも思うけれど、へたするとだれる。そのぎりぎりのところで展開していく。そのエピソードが出てきた状況については観る人の空想に任せられる。そんな演出・編集の妙。そしてその短い場面の演技で魅せて下さるトム様はじめとする役者さん達の演技の妙。それらが絶妙に絡み合って、あっという間に終盤に。
女性教官と言えば、『トップガン』を思い出してしまうが、テイストはかなり違う。若かったトム様も良かったけれど、今のトム様の方が魅力倍増!!!役者としての幅も人間的魅力も拡がったと思います。
死んで死んで、強くなれ!
Blu-rayで鑑賞(字幕)。
原作は未読、コミカライズは既読です。
ライトノベルがハリウッドで実写化、しかもトム・クルーズ主演だなんて、発表当初はいい意味で信じられませんでした。
トム・クルーズ主演ですが、最初からヒーローじゃないというのが、彼の主演作にしたら異色だなと思いました。
一般人目線からのスタートなので感情移入しやすく、まさにゲームをプレイしているかのような感覚でした。
エミリー・ブラントを本作で知り、美しくカッコいい筋肉ねーちゃんぶりに魅了されました。アクションもキレキレだし、演技も出来る…。素晴らしい俳優さんだと思いました。
はじめは瞬殺されちゃうけど、何度も死んでは生き返って、強くなっていく主人公。設定が面白いなぁ、と…。死に過ぎたせいで死への恐怖が薄れていく主人公でしたが、だんだんこちらの感覚まで麻痺ってしまいました(笑)。
[以降の鑑賞記録]
2016/09/02:金曜ロードSHOW!
※修正(2022/07/02)
タイムリープ作品の名作
バトルスーツ着て、戦って死んだらまた生き返るから、ゲームみたい、との批評から、少し敬遠していたが、トム氏ファンとしては観なければ、と決意の視聴。
ところがこれが、あの大好きな「時をかける少女」の様な甘酸っぱさと、「バタフライエフェクト」の様な刹那さを合わせた、タイムリープ作品の名作!いやぁ、流石トム氏だ。
タイムリープ作品は、同じシーンを何回も流す所が楽しいし、更にそこからどう話が変わるのかというドキドキもある、ある種「卑怯な」合わせ技で面白いのは間違いない。その上で設定が無理ないかとか、役者は適材適所かとかも加味されるが、これはホントによく出来た作品。貶すところが無い。
スタッフの中にはトム氏お気に入りのクリストファーマッカリー(「アウトロー」「MIローグネーション」の監督)がいるのは流石だなあ、トム氏。
エミリーの新境地
傑作ループものSFアクション
死にゲーに巻き込まれるトムクルーズ
主人公はエイリアンとの戦いに巻き込まれ
、タイムループする能力を持ってしまう。
意識と記憶は引き継げるので徐々に経験値が上がり、最終的にはエイリアンのボスを…というお話。
原作、漫画を読んでますが、この映画の改変は非常に良かったと思います。
ゲームでいうところの死にゲー(ゲームオーバー前提で繰り返しありきのゲームのこと)で、この感覚が分かる人なら面白さを感じられるのでは。
良くも悪くもトムクルーズの印象が強すぎる感じは否めないかと。
ヒロインですら霞む存在感の強さです。
後半の展開に雑っぽさを感じたのが微妙な点です。
ループパワーうっかりなくしちゃったり、
チーム作って一瞬で全滅したり、ループなくなってから無傷だったり…などなど。
支えるものが強くする。
トムクルーズ
おもしろい!
タイトルなし(ネタバレ)
ループものとしてメンドクサイ展開もなく、娯楽大作として楽しめた。ただ、アクションシーンで見所みたいなものはなく、ループして大変なのに悲壮感とかは全くない。感情部分のドラマはあまりない印象だった
テレビで観たので追記
感情の描きは少なめな気がするのはモチロン(恋愛感情とかはあった気がするけど、いらないし)改めて見るとラストはどうしてああなったのか謎かもしれない。(ご都合主義か?)
SF好きならオススメ!
劇場で見たかったのですが、機会を逃してしまい、やっと鑑賞できました。期待以上におもしろかったです。
ダメダメな臆病将校が、タイムリープを繰り返す中で一流の兵士へ成長していく過程が丁寧に描かれていて、ストーリーはとてもわかりやすいです。
また、アメリカのSFアクションものだけあって、迫力とスピード感のある映像は非の打ちどころがありません。加えて、実戦投入されたパワードスーツは近未来感あふれていてワクワクしました。それなのに、ギタイの前ではなすすべなく瞬殺されるギャップと、リセットを繰り返して強くなるシークエンスで、いつのまにか作品世界に引きずり込まれます。
ただ、途中から、ゲームをプレイするかのごとく、命を軽く扱っているように感じてしまい、ちょっとだけテンションが下がってしまいました。
タイムリープを夢見る人は多いはず。
観終わった直後は「この人生は何回目だろう」と考えてしまうくらい引き込まれます。面白かったです。
近年観た中でも5本の指に入りそう。
原作は日本のライトノベルなんだとか。
タイムリープものなのですが、この状況だったら、自分だったらこうするなぁとか、こうしたいなということを絶妙に描いています。
何度も何度も同じ「その日」を経験して、試行錯誤を繰り返して望む状況を手に入れようとします。
トム・クルーズの演技もさすが!という感じ。
冒頭はただの怖がりのパッとしない少佐を演じていたかと思えば、終盤には自信に満ち溢れ、強そうでかっこいい雰囲気に。
役者さんってすごいなと思う。
◇以下の映画を好きな人にお勧め
・LOOPER
・アバウトタイム
・ローグワン (タイムループものじゃないけど、雰囲気が似ている)
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