オール・ユー・ニード・イズ・キルのレビュー・感想・評価
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脚本と編集が巧い!
「タイムループの必然性と人間がその能力を身に付けることに説得力が無い」「侵略者のキャラクターデザインが趣味に合わない」と気になるところもあるが、それに負けないぐらい脚本が良く出来ており、且つ、短いカットをテンポ良く繋いだ編集がこれまた素晴らしい!初盤はあまりのスローテンポでどうなることかと心配したが、中盤から終盤に向けて緩急を付けながらスピードアップ!違和感の無い分かり易いストーリー展開にすっかり引き込まれた。また、ウィリアム・ケイジ(トム・クルーズ)とリタ・ヴラタスキ(エミリーブラント)の変化する感情の描写も巧い!
想像以上のストーリー
原作を読まずに見に行ったのですが、さすが原作が日本、とても面白かったです。繰り返すうちに徐々に敵の正体がわかっていくので、とてもわかりやすかったです。中盤はとてもコミカルで最初の方の緊張感を和らげてくれます。そしてクライマックスに近づくにつれて再び高まる緊張感。和らげられた分よりドキドキしました。ギタイのクオリティも高く、日本で映像化されていたらここまでいかなかったろうな、と思ってしまいました。戦闘シーンでBGMの流れない部分の爆発音、発砲音は圧巻です。DVDやBlu-rayなどで見る予定の方も是非大音量で楽しんでいただきたいです。
これから原作も読もうと思います。
ハリウッド映画になって正解
期待度80%で観に行ったので、大満足でした。アベンチャーズの時の中だるみ感は全くなく、最後まで飽きさせない脚本と演出。原作が日本人(ラノベ)と言うことですが、ハリウッド映画になってリアル感が増したと思います。トム・クルーズの演技も素晴らしかった。これ、もしも日本の脚本で日本映画になってたら、キャシャーンやガッチャマンレベルの失敗作になってた可能性大。制作費用もさすがハリウッド。ラストのラストがまだイマイチ納得出来ない部分もありますが、総括的に満足しました。3Dで見ればよかったかなと、そこだけがちょっと後悔です。
ウワン
映画館に置いてあるお試し冊子を読んでこの作品を見てみたいと思い見に行きました。
思っていたよりもアクションシーンが薄かった気がします。
最後の結末は原作と違う形だったのでどうなるのかワクワクしてみることができると思います。
単調、ループがクドイ
個人的にはもうひといきって感じです。
トム・クルーズだから何とか成立、一方でトム・クルーズ作品ならもうひとこえってところ。
ループが思いの外長く、ストーリーを単調にしている。リセットできる事で死への恐怖を軽くしているところが、入る込めない理由かな。
おーるゆーにーどいず・トム。
劇場のラックに読み切りコミックお試し版があった。
手にした当時は特に今作に興味が湧かず、あーおトム様の
SFアクションねーくらいに思っていたので開かなかったが、
これが観た後では大違い!(爆)
一体原作はどうなっていたんだ?と気になって仕方がない。
大筋はほぼ同じだが、主人公は平兵士でラストもチト違う。
コミックはよりグロテスクで、おトム様の顔を見てた方が楽♪
しかし原作といい、コミックといい、実写版といい、
我らが日本の小説がハリウッドで評価されたことは嬉しい。
しかも、よくできている。脚本も演出も素晴らしいの境地。
戦い、死んで、スキルUP。とは、まさにゲームの世界。
タイムループが主人公に課され、何度も同じ経験をする
うちに、彼の経験値がどんどん上がっていく。この面白さ!
まったくゲームをしない私でも冒頭からの展開に大興奮。
またおトム様が、史上初の腰ぬけ臆病男を演じているのも、
予想をはるかに超えて(似合っている分)かなり笑える。
そしてこの情けない男が、いつもの彼らしくどんどん成長し、
やがてリーダーと化すところなんかもう、大興奮だ。
ケイジ(トム)とリタ(エミリー)の動向から目が離せなくなる。
最近の近未来は、やたらこんな物騒な世界ばかり描かれるが、
実際に人類を守るための戦闘社会となったらどうなるだろう。
しかも相手は侵略者ということで全く歯が立たず、負けは確実。
そんな中、もし何らかの方法で人類を救うことができるなら!
と、幾度も戦闘を試みる主人公には涙ものの共感が重なって、
ただ真っ直ぐぶつかるだけでなく、頭を使って磨き上げていく
スキル重視の描かれ方には、今までにない新鮮さが漲っている。
もっと頭を使え!ってのは日本からハリウッドへの進言かしら?
何でもできちゃうおトム様には頭が下がること必至の作品だが、
エミリーの兵士としての人格も素晴らしく、決して退き下がらず、
最後まで戦い続ける姿が、安易なラブロマンスに持っていかない。
殺されそうになってる最中で愛の告白やラブシーンを持ってくる
阿呆な戦闘映画にない、同志としての二人の姿は更に共感を呼ぶ。
(初対面の人に当てられたら、ループですか?って聞いちゃうかも)
ゲーマー向け
ハリウッド映画にライトノベルとゲームの要素を見事に取り入れた画期的な作品だと思います。何度もループする、つまりリセットを繰り返してレベルアップして、敵の配置や攻撃パターンを覚えて行く様はゲームそのもの。トムクルーズらしからぬヘタレ主人公の成長物語としても面白く、やたら強い女戦士には日本のラノベやアニメ作品の匂いを感じました。ループの演出もくどさが全くなくて簡略化されており、非常にテンポ良くストーリーが進むので飽きずに最後まで観れました。これは最近の日本アニメ界にも見習って欲しいですね。 原作も読んで見たくなりました。
まさかのラスト‼︎
マンガ版既読でオール ユー ニードイズキル。
ここ数年のハリウッド・アメリカンデザインのモンスターは今作の「ギタイ」にも色濃く出てます出まくってます。どこからがトムが知ってる今なのかって仕掛けは中々巧妙。物語が巧い!まさかハッピーエンドとは思いませんでしたよ。
ストーリーが面白い。
ストーリー設定が面白い。死ぬとループしてどんどん強くなっていく。
見ていてすっと、物語にはいりこめ、最後まで楽しめた。
最後の最後のシーンも良い感じ。
なんか久しぶりにエンドロールの後に、戸田奈津子の文字を見た。
ストーリーは新鮮だが
わかり易いストーリーで楽しめます。藤子F不二雄氏の作品で似たような話を覚えていますが、今回は単純な日本漫画の映画化ではないようですが、正直もうマンガのハリウッド映画化はウンザリです。ただし、ストーリーは新しいけど人類の敵=エイリアンという設定はとっくにカビが生えたもので、「あー、はいはい」という印象です。いま世界の敵、人類の敵と言えば中国でしょう。古い文献からアメリカ大陸は中国領土だったと判明した、日本なんか開始直後の5分で占領されて、インド、ヨーロッパを次々と制圧し、最後はアメリカが戦う。主役はブルースウィリス。こんなんどう?
アクション大作の新しい道
面白かった。
これはトムじゃないほうが新しい映画のイメージがついたろうが仕方ない。
原作未読だけどどこまで原作のアイデアか。タイムループを侵略異星人の血ってアイデアはありそうでなさそうで大味だけどもわかりやすい。ともかくループ省略の飛ばし方は飽きさせない。リセットはまさにゲームの再現。だけどゲームの再現だけでは持たないところをぎりぎりで回避。闘いに不向きな男がどんどんエキスパートになって、そして未来を探り当てて行く。あと、血を入れ換えると…って、クライマックスの仕掛けは『怪しい彼女』と同じアイデアだな。やはりわかりやすい。SFを魔法のようなものに変換させて一般化させたのだろう。
結局は「アクション大作」の新しい仕掛け、かけ算を期待してラノベにたどり着いたのだと思うけど、その目的は達成されていたと思われる。
映画は脚本ありき。
原題は「Edge of Tomorrow」なのに、なぜこんな覚えにくい邦題にしたのか、と思っていたら、桜坂洋の原作のタイトルがこの映画題名だった。
それはともかく。
よくできていた。
時間がループする話はいろいろあったと思うが、決定版かもしれない。
初めは主人公のケイジ(トム・クルーズ)とともにループを体験するのだが、話が進むにつれて、ケイジがとてつもない回数をループしていることがわかってくる。
この呼吸が絶妙なのだ。
我々が初めて、またリタ(エミリー・ブラント)が初めてでもケイジは何回も経験していたりするのだ。
ダグ・リーマン監督は、これまでもヒット作といわれる作品は撮ってきているが、僕にはいつも何か物足りない作品が多かった。「ボーン・アイデンティティー」にしろ「Mr.&Mrs スミス」にしろ「ジャンパー」にしろ。
本作はそういった印象を払拭する出来であった。
脚本が抜群によくて、演出はその脚本に奉仕しているかのようで、やはり映画は脚本ありきである。その脚本にはクリストファー・マッカリーがかんでいるのだ。さすがである。
トム・クルーズ主演作としてもトップレベルであろう。
死ぬことが前提の新たなループもの
原作を読んでから、映画を観ました。
原作は素人の若者たちがやむなく戦わざるを得ないぐらい人材が欠乏している状況下で、ループに巻き込まれる主人公の至極個人的な葛藤を描く青春モノですが、映画はトム主演で年齢層が高く、スケールの大きいプロ軍人モノとしての印象を受けます。
勿論、トムは最初よわっちいですが。
ループを信じない上官との軋轢や、ギタイを戦略的に駆逐しようとする映画のシナリオに対して、小説の方はたった一人の理解者を失う若者の切なさが強調されています。
どちらも別物として楽しめます。
ループするたびに「戦場のビッチ」ことリタを好きになる主人公、という展開は共通してますが、映画では台詞にせず早いカットで表現するのがうまい。
トムのリタを見つめる目がどんどんシリアスになってくる。彼にリタを守りたいという感情が生まれる瞬間は、とても惹き付けられるシーンです。
青臭いライトノベル的要素は削られているものの、原作へのオマージュはそこここにあり、例えば原作で心痛と疲労のため一人で居る事が好きなリタは、映画でも孤独を好み一人高度な訓練を行っている。最初のシーンで原作の「前支え」的なポーズをとっているのは、ファンサービスでしょう。
かなり重要な珈琲のシーンはサラリと描かれていますが。
原作のリタは超細身なのに巨大なバトルアクスを振り回すが、それはあまりにアニメ的なので、カッターナイフのような剣になっていたり、ボディスーツが真っ赤から赤いペイントが雑に塗られているだけなど、より現実的に転換されている。
また、エンディングも違いますが、私はどちらもいいと思いました。
映画版はご都合主義という意見もありますが、リタへの恋心をケイジだけが抱えているという点では、映画版のケイジも孤独であることには違いない。
(宇宙にはたくさんのギタイがまだ漂っているとはいうものの)とりあえず地球のギタイを掃討したというからには、リタとケイジは戦闘仲間にはもうなれないわけだし、あれほどの戦いの濃密な時間と信頼関係は失ってしまったのだから。
同胞を失った悲しみを一人抱える原作のケイジも、秘密を抱えつつも前向きな余韻を残す映画版もどちらも好きです。
>>あえて、二つの媒体で異なる点や疑問を書くことにします。
◆原作
・ケイジがたまたま第一戦でギタイ・サーバを倒したあとは、リタが代わりに(意図せずに)サーバを倒していたため、彼は二回目以降はサーバを倒していないもののループの対象となってしまった…というのが、やや出来すぎな気もするが、しようがないのかもしれない。
・もし、ケイジの死の後に長いことサーバが生き延びていたとしたら、ケイジの生死に関わらず時間は進んでいくことになる。にも関わらず、対象者はケイジのままなのだろうか。もう一度リタになることはないのか。
・もし、サーバがたくさん存在し、ケイジ以外の人が倒した場合、ループ対象は複数になるのだろうか、それとも最新の討伐者に移行するのだろうか。
・原作の上官フェレウはブラジル人なのですが、日本人が無理して借り物の外国人風のセリフを話させているようで違和感。ケンジがリタとの闘いの後で、先輩のヨナバルが文句を言うのもなんだか不自然。
◆映画
・原作の設定に限界を感じたのか、αとΩがあり、全てのギタイはΩの一部という設定に。αの血には人類抹殺を可能にするため、未来から過去へと情報を伝送する役割がある。ケイジはその血を浴びたため、ループ機能を得られるが、浴びただけで…ってのもなかなか無理矢理(笑)
・いかにもハリウッドらしい終わり方でしたが、次回作を匂わせるような終わり方ではないのは好感。ケイジが最期に再びαの血を浴びたために、ループ機能を身につけ過去に戻るものの、ギタイ(Ω)自体は殺しているため、ギタイが滅びた過去になっています。ただ、ケイジは単独でそのパワーを得ているため、彼がこの先死んだら、また過去に戻るのかどうかという疑問も残ります。
面白いのは、ギタイのビジュアルが3媒体いずれも違うこと。
原作では「溺死したカエル」と表現されているが、コミックは深海からきたことに着想を得たのかウニっぽい。
映画では、どうもエイリアンの呪縛から逃れらなれないようなビジュアルで、触手が多いヒトデのようだった。
さらにαはライオンがベースのような悪魔のような顔。西洋と東洋の思い描く化け物の差が楽しめます。
何度でも何度でも
と口では言えるが、実行は難しいものだ。
多分。
誰でも、こんなの初めてって言いそうな。
そんな旅路に連れがいたら、そりゃ好きになっちゃうわ。
みたいな話で、これだけループするのに、更に続編の期待もさせる素晴らしいエンターテインメントでした。
トムさんの格好良さを改めて実感するとともに、まだまだ君に世界は救えるぞ、と応援したくなる。
それにしても、ノーヘルバイクでロンドンに行くシーンだけは、サービスショットだと思います(誰向け?)
あと、トムさんは受けという、腐女子及び同性愛関係者向けのサービスもあって、笑えました。素質ありですね。
おそらく原作とは違うんだろうと思って、読まずに見に行ったのが、吉と出ているはず。
買っておいた原作が楽しみ。
予告編より格段に良い
誰かが「予告編下手すぎ」と書いていたが、その通りだと思う。
確かに予告編どおり、作品紹介文どおりの筋書きだが、イメージしていたものとはまったく違った。
「何回か繰り返す」という作品はあったと思うが、そのループの回数は桁違い。これを表現する技術に感心してしまう。最初に死ぬまでも短かったが(それでも、状況設定、人物の性格をしっかり説明する程度の長さがある。)その後のループまでの短いこと。
友人を救おうとして共倒れ。リタを助けようとして自分がアウト。こうして、ああして、とリタと綿密に打ち合わせても、姿勢を低くしなかっただけでアウト。訓練用の機会に叩きのめされてアウト。丘に登って、無数にある車のうち試してないのは2台だけ・・・車の数だけアウトだったってこと。一方、「あ、その場面は前は省略してたね。」と思うところもある。
肝っ玉なし、小ずるいケージ少佐は、終盤に入ってりりしく変わるというよりは、私には絶望していくように見える。
バイクに乗る場面と、カフェにいる場面が理解しにくかったが、あれは、訓練を抜け出してリタに会いに行くかわりに、逃げ出しちゃった、ということ?「ずっと前に死んでいても不思議じゃない。」とつぶやく顔は屈折して見える。そうやって出撃を回避しても、結局ギタイたちはロンドンにも押し寄せてくる。ケージも殺されてしまう。
ケージは、一直線にヒーローになるのではなく、悲惨な記憶を蓄積しながらループを繰り返す。「農家に一晩泊まろう。それだけはまだやったことがない。」とリタに勧めるケージは、ループに疲れ「休ませてくれ。一時の平穏をくれ。」と言っているように見える。
でも最後はヒーロー大好きアメリカ映画だから、勇敢に献身的に敵に立ち向かっていく。突破口は、出撃の前の時点でオメガを倒すこと。但しその前にアルファを倒すと、オメガの能力で出来事の前に戻ってしまうから誰かが囮になってアルファを生かしたままでひきつけておかねばならない。そして共に戦う仲間を作ること。今まで負の要因にしか見えなかったJ部隊のメンバーが、個性あふれ、信頼しあう仲間になる。
そしてループの能力を失い、もう一発勝負しか選択の道がないケージとリタが最後の戦いを挑む。
あのね、舌を巻くような構成力だと思うよ。そして以上のようなストーリーと心理を演技で伝えてきているキャストの皆さんにも、こういうイメージを彷彿とさせた原作者にもブラボーッ!であります。
いわゆるハリウッドの娯楽大作であった
レビューの評価があまりに高いので、これは押さえておかなくては、と劇場へ。
これは、実写版TVゲームである。
何度も何度も死んでは生き返り、振り出しに戻るループシーンを、前半と後半で映像を分けて見せたり、初めて流れるシーンも、何度ものループ後であることを会話から察知させるなど、シナリオと演出は、巧みでうまい。ユーモアとウイットもある。テンポもよく、飽きさせない展開で、よく出来た作品だ。
が!主人公は、何百回と同じ日を繰り返しているが、周囲の人々にとっては、初めての“今日”であるわけで、その状況に耐えられる精神力を、果たして生身の人間が持ち得るのか…などという考えは、ハリウッドの娯楽大作には邪念なんでしょうね…きっと
それに、あのラスト!?ハリウッドの娯楽大作としては、しかるべきかな?
ゲームの世界をうまく取り入れたSF映画
桜坂洋の小説を原作にしたトム・クルーズ主演のSF映画です。死んだらリセットして最初からやり直せるというゲームの世界をうまく取り入れて、何度も同じ時間を繰り返しながら徐々に情報を蓄積して相手を倒すというあたりが面白かったです。英雄で強いヒロインも魅力的で、最初は頼りなかったトム・クルーズが徐々に戦士になっていくあたりもよく出来ています。最後までドキドキハラハラで、最近の映画では一番面白かったです。
原作読みたくなりますね
期待以上の出来に大満足。
トム・クルーズは相変わらずトム・クルーズですが、安心の演技。
エミリー・ブラントの格好良さが半端有りません‼︎
これでもかっ!のタイムループを本当に上手くまとめていますね〜。
原作を読んでみようと思います!
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