劇場公開日 2013年11月22日

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ウォールフラワーのレビュー・感想・評価

全176件中、21~40件目を表示

4.0もっとじっくり連続ドラマで観たい

2022年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

萌える

この3人が織りなす日常を、立ち振る舞いをずっと観ているだけでもいいかもなんて思ってしまう。
  役者がいい。他のレビューを見ても主役3人を絶賛。それぞれ、印象的な代表作を持っている役者さんで、この作品なんか地味な方ですが、等身大さがすごくいい!!

映画化に数年要したと聞きましたが、この3人の登場を待っていたとしたら大正解だったと思います。 (脚本を練り込んでいたらしいです。by Wiki)

 主人公チャーリーの「友達作りたい、けど、受け入れてくれるか」なんていう逡巡に一緒にドキドキ。
 パトリックのエキセントリックさ。カリスマになるか完全に浮いてしまうかになりそうなキャラクターですが、どこかちゃんと仲間に受け入れられる余地を持つキャラに仕上がっているのがすごい。そして最愛の人に裏切られ、チャーリーの胸で泣くシーンが切なすぎる。
 サムのはじけっぷりも気持ちいい。エマさんは本来化粧しなくても綺麗な方だと思うけど、今回はちょっと化粧が濃かったかな。肌も荒れていたし。でも、ああいう過去を持つ女性は、自由奔放・はじけているようで、厚化粧で仮面を作っていることが多いから、それを計算しての化粧だとしたら、凄すぎる!!!

そしてこの3人だけではありません。
 家族の不器用な愛にも胸をしめつけられました。敬虔なカトリック教徒の家なのに、チャーリーがダンスパーティに誘われたと知って、普通だったら度肝を抜くようなカッコをしてくる彼女を両親揃って出迎え、家族中で喜ぶなんて、どれほどチャーリーは愛されているんだか。それでいて長電話に対する反応。携帯が出てくる前はこうだったよねと笑っちゃいました。その辺の、善良だけど、不器用な両親にほっこり。
 教員はMr.アンダーソンしか出てこないけどニクイです。こういう気遣いする教員、現実にも意外にいらっしゃるんだけど、たいていはチャーリーが最初に差し伸べた手を振り払ったようにかみ合わないんですよね。ああ。
 パトリックの仲間も良い味出してます。

スクールカースト最下位とかの予告だけど、悲惨さより、心ほっこりして、すっきり飛翔した感じが残ります。
 最後のチャーリーの言葉、どんな年代の方でも座右の銘にもなるかもしれません。あんなふうにつきぬけられたらいいなあ。
 思春期の不安定さ、馬鹿加減が、不器用でお互い傷つけあうこともあるけど、思いもかけない傷をつけられてしまうこともあるけれど、彼らを囲む大人も含めた不器用な思いやりの中で成長していく物語?

 原作は、監督の自伝的小説。『ライ麦畑でつかまえて』に匹敵するとされているベストセラー。たくさんの方々が、自分自身の経験に引き寄せて読んだのだろうなあ(原作未読)。

とはいえ、彼らの青春グラフィティーと、心の傷付きからの症状を示すシーンを絡めて描くには、103分の映画では足りない。連続ドラマでじっくりと観たいです。
 チャーリーの心の傷付きからの症状を表現するに時間がとられて、少々、ワンシーンの作り込みが表面的になっている感がありました。
 例えば、チャ―リーの姉のBFのエピソードも作者=監督の言いたいことにつながるのに短絡すぎてつまらない。サムのエピソードと絡めてもっと丁寧に扱ってほしかった。
 3人の背負っているものをしっかりとは描かない。だから、映画が重くならず、さわやかな印象を与えているのですが、中途半端感な印象も与える。
 なので、★1つ減点。

とはいえ、繰り返しになりますが、いつまでも観ていたい、愛しい映画です。

<追記>
恋でカスをつかんでしまいやすい人も観てもらいたいです。

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とみいじょん

2.0妙にテンション高いシーンが多い

2022年7月2日
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登場人物たちは、幼少期の性的虐待や親友の死、ゲイであることなど、それぞれが抱える心の闇がある。そのせいで居場所がないと感じたり、自分の価値を低く捉えたり、異性の前でわざと劣っているふりをして繋ぎ止めようとしてしまう。

テーマは色々あるのに、こちら側が見せられるシーンといえばほとんどパーティーで妙にはしゃいでいる姿。テンション高いときもあっていいけど、シリアスなシーンや刺さるセリフも言って欲しい。サムは美人なだけでなく魅力ある女性のはずなのに、ただの美人で個性の部分がまるで描かれていない。

結局誰にも共感できず最後まで置いてきぼりになってしまった。

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雪

3.5成長した主人公が見たい

2022年5月28日
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鑑賞方法:TV地上波
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MUNEKI

3.0ベストセラー青春小説の実写版

2022年2月10日
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鑑賞方法:VOD

アメリカの高校生ものを見ていると、生徒がけっこう野生的というか動物的というか、陰キャや変わってる子に対してあからさまに馬鹿にするような態度を取る輩が多くて、この作品の主人公のような、大人しめのそういう態度がとれない子達にはキツい世界だなぁと思う。
この作品でもその辺りと、プラス、主人公の叔母への愛着の陰に潜んでいた心の問題、そしてそんな中でも精一杯、自分達なりに青春を楽しむ様子が心を打った。
みんな良かったけれど、特にエズラ・ミラーが印象に残った。

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SpicaM

3.0【戻らない青春、その一瞬を全力で生きる】

2021年11月25日
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山のトンネル

4.0アメリカのスクールカーストがどのようなものかよく知らないけれど、日...

2021年10月4日
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アメリカのスクールカーストがどのようなものかよく知らないけれど、日本と同様に似たようなことがあるのですね。
逆転人生モノみたいにスカッとする終わり方ではないのが新鮮で深い。

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ハラオ

4.0兄妹のとりこ

2021年8月23日
iPhoneアプリから投稿

おとなしい男の子が
自由奔放な兄妹と仲良くなる青春もの。
(兄は問題児なナイスゲイ、妹はやんちゃ美少女)

キラキラした青春のシーンもあれば、
それぞれ実はトラウマや悩みがあったり‥

すごいストーリー性があるわけでもない
高校生の多感な日常の話なので
万人に勧めていいのか分からないけれど
私はよく見たくなる作品です。

初めて見た時は、?のまま終わる箇所があって、
解説も読んで(笑)、もう一度見ました。

とにかく、エマワトソンとエズラミラーの魅力がすごい!
アメフト?の試合中に主人公が声を掛けた時の、
エズラミラーの笑顔がめちゃめちゃ素敵なのです。
(そこだけ切り取って何度も見たい)

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のん

5.0最近見た中で1番

2021年4月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

難しい

キャストが気になって観た映画だけどかなり良かった。思春期独特の恋に対しての接し方とか、初めてのキス、異性への抑えられない思いを観ていて感じられた。作中のエズラ・ミラーはLGBTの役だったが、彼の性格や笑顔だったら同性との恋愛も悪くないと思わせるくらい良い演技だった。

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Mr.D

3.5青春な映画って感じ

2021年2月17日
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鑑賞方法:DVD/BD
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トミジュン

2.5ところどころアメリカならではの慣習や言葉が出てきたことで理解が追い...

2020年12月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

幸せ

ところどころアメリカならではの慣習や言葉が出てきたことで理解が追いつかず、、
同性愛者やDV、イジメなど色々な社会問題が盛り込まれており、見る人によって評価も大きく変わる映画であると思います。
他の方のレビューを見ていると楽しめなかった自分に悔しさを感じます。

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Shin K

3.0打ち明けられず辛かったな

2020年12月4日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

ヒトを避け友達もいなかった主人公が打ち解けていく過程が良い。終盤で明らかになった事実は悲しい。主人公のトラウマをちょっとしたシーン挿入で表現している。
若手俳優が良かったね。とりわけハーマイオニーがすっかり大人の魅力的な女性になって感激。
でも主人公は同学年でなく、先輩たちと仲良くなったんだな。ちょっと不思議な感じもした。

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Bluetom2020

3.5ウォールフラワー

2020年12月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

やっぱりこういう青春映画は好き。
「今は思い出ではなく現在進行形で、この瞬間が最高なんだ。」

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ABCD

5.0壁の花

2020年11月19日
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ずん

3.5壁からの大きな一歩

2020年10月31日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

作家志望の16歳の少年チャーリーは高校進学を機にウォールフラワー(壁の花)のように目立たず静かな学生生活を送ろうとしていた。
孤独な彼の前に現れた賑やかな最上級生パトリックと彼の義妹のサムとの出会いにより、大きく変化していくチャーリーを描いた青春映画。

アメリカのスクールカースト事情を容赦なく描きつつも、カーストの上位下位関係無しに誰しも悩みやトラウマを抱えてることを登場人物の感情表現とともに繊細に描いた今作。

カースト上位の集団とすれ違う時は壁側を向いてやり過ごしたり、授業での問いに対する答えを知りつつも挙手や発言はせず、手書きのノートで回答するなどチャーリーの消極的な一面は物凄くむず痒くて序盤は観ていられないと思っていたが、
タイトル通りにダンスパーティーで立ち尽くすだけで溶け込めなかったチャーリーがパトリックやサムのダンスに感化され、不器用に近づいていくシーンを見て、我が子の成長を拝んだように感動した笑。

全体的によくある青春映画として平均的な印象の作品だったが、ボウイのHerosを爆音で流しながらトンネルを疾走する車に立つエマワトソンのシーンでその印象が激変した。
こういうワンシーン、ワンカットの美しさで全てを超越する瞬間があるのが映画の面白いところだと再確認できた。

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オレ

4.5青春映画

2020年10月20日
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いろんな視点から心を揺るがしほっこりさせる

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Ta

4.0青春の葛藤

2020年8月16日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

難しい

甘いラブストーリーを期待して見た気持ちを良い意味で裏切られた。

アメリカの事情も見え隠れしながら若者たちががむしゃらに前に進む様はヒューマンドラマと読んだ方が良いだろう。
「クラッシュ」を見終わった時の感覚に近い。

名作であると断言できる。

そして、エマワトソンは可愛い。

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tiso jack

5.0ブリティッシュインヴェイジョン

2020年7月11日
PCから投稿

イギリス勢がアメリカのチャートを席巻すると、ブリティッシュインヴェイジョンと呼ばれる。
何度かあるが、これは80年代の話。
映画でかかる、スミス、XTC、ニューオーダー、デキミラetcは、自分にもど真ん中の音源だった。
カモンアイリーンで躍っていたらどんなに楽しい青春だったろう──と思った。懐かしかった。

青春映画のスタイルを借りながら、じつは40代~50代向けに作られたノスタルジーの映画だと思う。
エマワトソンは90年生まれ。出演者たちが、生まれていなかった時代の音楽に夢中になっている。
世代を超越して。
──世代の超越を実現しているのはHeroesが使われているからだ。と思う。

Heroesは普遍的な曲。
耳なじみのいいリフレイン。
階段を登るように語り調からシャウト調へドラマチックに盛り上がる。
映画はそれをを効果的に使っていた。

この映画を見ると、両手を拡げて、向かい風に帆をはるのは、タイタニックのポーズでなくウォールフラワーのポーズ──という認識にシフトする。のではないだろうか。

心に傷をおった青年がまわりの人たちの思いやりに支えられて再生する、というどこにもある青春譚を、とても瑞々しくVividに描いている──と思います。
また個人的にはデイヴィッドボウイが聴きたくなって、この映画を見ることがあります。

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津次郎

3.5大声出すとふっきれるよね

2020年6月6日
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こういうことやってしまいがち、巻き込まれがちな17歳のエピソードにあふれてると思いました。心の中に抱えてることも含めていっぱいいっぱいだったんだなと重ね合わせて見てしまいます。大人っぽく見える周りのみんなも同じだったのかな、やっぱり違ったのかな?パトリック、サムの兄妹の表情が魅力にあふれてます。

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Ironout22

4.0苦しく、寂しく、せつない・・・

2020年5月27日
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泣ける

悲しい

幸せ

イジメっこやムカつく登場人物がいると本気で腹が立ってしまうので、青春学園ものはあまり観ないようにしてるのですが、エマ・ワトソンの美しさに惹かれて観ました(笑)、素敵な髪型(^-^) 僕は高校生くらいから人付き合いが苦手になってきて(なぜか性格が変わってしまって)、チャーリーのような思い出はできませんでした、仲のいい女子の友達もいませんし、お気に入りの映画がまた1つ増えましたが、改めて自分が虚しくなっちゃいました。

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映画は生き甲斐

5.0無限の島ではみ出して

2020年5月13日
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鑑賞方法:VOD

これは自分がやり残したすべての話。

失敗を繰り返し、あとは認められるだけ。

それにしても神は超絶技巧でいらして。
エマ・ワトソンを創造してくださったことがあまりにもアーメン。
ハリポタシリーズがダニエル・ラドクリフにとっての最高傑作であっても、エマワトソンにとってのそれではない。この映画での彼女の輝きは魔法にかけられたよう。そしてその後も最高を更新し続けている。(ちなみに個人的にはスイスアーミーメンのときのダニエルがかなり良かった)

さあ、“はみだし者の島へようこそ”

無限を感じたとき、
愛を知ったとき。
夜と一つになったとき。
心に穴が空いたとき。
それが埋まったとき。

レストランの掲示物で時の流れをショートカットするテクニックは思わず「上手い!」と声に出してしまった。

魂を揺さぶった映画たち
ブレックファスト・クラブ
桐島、部活やめるってよ
シング・ストリート
キングス・オブ・サマー
ここは退屈迎えにきて
ようこそ、“ウォールフラワー”

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