劇場公開日 2013年11月22日

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「【”過去は変えられないが、未来は変えられる”哀しすぎて記憶が飛ぶほどの過去を”友人、恋人、両親、恩師、医師”の助力を得ながらも、自ら乗越え未来を見つめる少年の姿。】」ウォールフラワー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【”過去は変えられないが、未来は変えられる”哀しすぎて記憶が飛ぶほどの過去を”友人、恋人、両親、恩師、医師”の助力を得ながらも、自ら乗越え未来を見つめる少年の姿。】

2020年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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 冒頭、チャーリー(ローガン・ラーマン)は精気と覇気のない表情で高校入学を迎える。且つての友人、知人達は彼に近づかない・・。

ーチャーリーは劇中、頻繁に
 ”Dear Friend・・、”とモノローグやタイプライターで近況を語る。ー

■チャーリーの性格
 ・本当に好きな女の子サム(エマ・ワトソン)に告白出来ずに、趣味が合わない女の子に無理に合わせて、”ガールフレンド”になっていく過程
 ・パーティーでも浮き気味の姿
 ・読書好きで、国語のアンダーソン先生を慕っている姿
  (アンダーソン先生もチャーリーの文学の素養を認めている。)
 ・一番好きな音楽は、ザ・スミスのAsleepである・・

 なのであるが、

 ・先輩の優しきパトリック(エズラ・ミラー)の心遣い(何故、彼が細やかな心遣いが出来るかは、観れば分かる・・)
 ・本当に好きな女の子サムも心に傷を負っている事が分かるシーン
 などで、
 チャーリーが徐々に心を開き、高校生生活に馴染み始める・・
 徐々に増えて来る友人達。

 だが、そのパトリックが性癖を暴かれ、窮地に陥った際にチャーリーが取った行動。(彼の記憶は飛んでいる・・)
 そして、露わになるチャーリーの心を長年患わせて来た、過去の哀しき出来事。

 だが、両親の抱擁、友人たちの心遣い、カウンセラーの診療で新たな道が開け・・・

ー 前半の、車でトンネル内を”デヴィッド・ボウイのヒーロー”を大音量で流しながら、サムが両手を水平に上げ、疾走していくシーン と

 ラスト、チャーリーが同じ状況で同じポーズで仲間達と車で疾走するシーンのシンクロニシティは素晴らしい。-

<若手俳優さん達の姿が眩しく輝き、脚本も良く、流れる音楽も心に沁みる秀逸な青春映画であった。>

NOBU
きりんさんのコメント
2020年5月11日

エマ・ワトソン
いい俳優になりましたよね。
かたやハリーポッターくんは苦労しているようですが。

きりん