ピッチ・パーフェクトのレビュー・感想・評価
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テンポ感とキャラクターの関係性の見せ方が良い。
作品全体について
ほぼ全編通してテンポのいいガールズトークが続くコメディが良かった。メインのメンバー全員の個性を活かしていたかと言われると微妙だけど、さりげない一言とか目線で誰が誰をどういう風に見ているのかを感じ取れる会話シーンが多かったと思う。
シーンごとの切り替えも、舞台パートもとにかく小気味よいカット割り。まさしくテンポを意識した映像だった。映像的には平凡な部分が多かったけど、終始楽しく見れた。
カメラワーク
コメディ映画であることを前提にしても、舞台パート以外のカメラワークが単調。ベッカとジェシーの距離感を詰めるカットバックとTUは良かった。
ベッカがオーディションを受けるとき、ベッカ以外のキャラクターを色んな画面分割で見せるのが良かった。メインたるベッカをどう写すのかも注目してたけど、一人だけステージで座って歌うというアイデア。これもまた良くて、オーブリー達の心を動かす距離感の近さの演出として有効だった。
舞台パートもステージ演出特有の回り込みや左右に動かす映像が続くのはつまんない。ライブ映像とかならまだしも、映画の中の舞台くらい新しいものが見たいと思ってしまう。これは他の作品にも言えることかも。
その他
オーブリーとクロエの関係性が最高に良い。本作最大の見どころ。冒頭の「事件」によってサークルに残された二人。考えが決して近いわけではないのに水面下にある信頼関係が見えかくれするセリフ、カメラワークが猛烈に良い。
革新的なベッカを評価しつつも保守的なオーブリーを思いやるクロエの優しさが表出したときのオーブリーの態度にも注目。クロエの感情を理解しているのような視線を送るのが百合チック。最後の舞台シーン、序盤のクロエのソロパートは画面手前にオーブリーを置き、振り付けの一環であるものの、オーブリーの方へ体を向ける。二人の特別な関係性を示してくれる、すごく良いカットだったと思う。
全員音感良すぎ
アメリカの女子大生って、こんなに色っぽいのかな。そうじゃないのもいるだろうが、総じて大人に見える。女子に比べると、男子は年相応か、子供っぽい感じ。
とにかく、歌われる曲の完成度が高く、アカペラばかりでも飽きない。大学生らが編曲したとは信じられないクオリティ。正確な音程とリズムに加え、キレキレダンスまでやっちまって、いやあ、レベル高いっすね。
オーブリーのこだわりがどこから来るのかわからないが、CAみたいな衣装の何がいいのだろう。大学生なんだから、ワーキングウーマン的なのより、若さをアピールした方がいいんでない? まあ、グループへの愛と、責任感があるのはわかるけど。背負い過ぎで、緊張が極限に達すると、アレがほとばしるのかな。あの量は、完全にコメディだ。
グループに様々な人材を配するのは理解できるけど、声の小さいアジア系の採用理由はわからなかった。歌う時はちゃんと声が出てるのか? 最後の最後で化けるが、予測不可能なんですけどー。太っちょエイミーを演じた人、ナイトミュージアム2のロンドンの警備員だよね。この作品でも、いい味出してた。
テレ東の放送を録画で視聴。
テンプレ。
歌は聞いてて気持ち良かったけど物足りなさを感じた
楽しい
すごく楽しい!
学生のとき見てたGLEEやSMASHを思い出した。
こういうの大好き。
最初のボイパから掴みバッチリでこれは好きな映画だとすぐ思った。
女性グループのベラーズが歌う番になり、きれいな歌声聴いてたらまさかのゲロ!
すごい吐きっぷりで突然で笑っちゃう。
声出して笑った。
吐いた女優さん、「グッド・ガールズ! NY女子のキャリア革命」に出てて彼女が吐くとは、イメージ違い過ぎて余計におもしろい。
「ディア・エヴァン・ハンセン」の主役の役者がいるのに出番ないわけないだろうと思ってたらやっぱ出てきて、歌よかった。
学生のとき聴いた曲ってすごく覚えてる。
知ってる曲が多かった。
知らない曲もあったけど気持ちよく聞けて楽しめた。
メンバー全員を活かしきれてないのが残念。
続編もあるのでそこも含めて楽しみ。
主役の魅力が足りない。面白いけど
キャラクターの描き分けは、かなりしっかりできていると思う。
外人さんの顔の区別が付かなくなるような、登場人物の多さだけど、全員のキャラがちゃんと区別できた。
主人公のDJプレイが趣味の女の子の、特技とか、レコード管理のインターンの時間、ライバルの男の子との微妙な恋愛模様なんかが、薄味なのに結局くっつく展開にはちょっとがっかりした。
アカペラの演技シーンはどれも素晴らしいものばかりで、ただ音を聞いているだけでも十分面白い。
それでも、やっぱり、ストーリー展開が雑で、進行が早い。「いい」と「悪い」の基準があいまいで、コンテストの勝利者と、敗北者の力の差があまり感じられないし、主人公の課題曲が古臭くて、アドリブを入れるシーンなんかは、セリフの説明が無ければ気付かないほどのレベル。
さらに言うと、なぜこの子が主役?というレベルの女優さんだった。
これと言った豪華キャストがいないだけに、主役はもっとキュートで可憐な女の子が良かったんじゃなかろうか。
楽しい映画!でもアメリカ人ってこの手が好きだな〜
本質的な個性の尊重を製作側が理解していないと感じた。
gleeを散々見ているので、なんとなく既視感が漂う。
先輩のオーブリーは父親の結果至上主義により結果にこだわるから選曲も振り付けも冒険ができず、雁字搦めになっていて、自分が出そうになると、吐いてしまう。
同じく先輩のクロエはオーブリーとバランスを取り、後輩達をよく気遣う。一年上の先輩からは口が卵臭いだの言われていたし、最後も赤毛いじりに使われていて、良い人なのに損なキャラ。高い声がメインだったが声帯結節の絶望を味わい、手術を乗り越えたら低音が出るようになった。
2人が募集したアカペラサークル、ベラーズの新入生として、DJになりたいベッカと声量があるエイミー、ボイパができるハナメイリー(本当に菊地凛子でないの?)、ビッチな感じの子、黒人レズの子、など色々集まる。
全国大会優勝を目指すには、同じ大学の男子アカペラグループ、トレブルメーカーズを倒さねばならず、ベラーズは意識しまくり。
だけど全国目指すには、同じ大学内で争ってるより2グループ合わせた方が良いんでないか?と思うがそこは映画。両グループで1位か2位になるのが見えた流れ。
正直脚本は、そんなに驚かない。
個人個人色々抱えて思ってるけど、最後に殻を破るのもいつも通り。
最終だけでなく、もっとベッカのDJ能力が遺憾なく発揮された曲構成で、そこにパンチのある歌声が複数絡んでくる感じが良かった。
というかgleeが編曲含めどれだけ上手いか再確認してしまう。
トレブルメーカーズは確かに上手いがトップがめちゃくちゃ意地悪で、その意地悪が個人オファーに乗って最終では消えてくれる、ベラーズ都合に合わせた展開。
ベッカを好きなジェシーが率いる最終はとても良く、ベラーズ全体をジェシー1人が食ってしまっていた。
そして、多人種を入れれば良いかのようなメンバー構成で、アジア系は変人や冷たい、アメリカの象徴的体型の女の子はセックス依存、黒人のレズの子はギャンブル依存、肥満の子、ユダヤ系いじめの肥満の子、赤毛、など、わざわざキャラ付けしてくる。
せっかく曲で盛り上がった後のラストに、赤毛いじりを入れてくる最低センス。
この国はごく普通にそれぞれの違いを当たり前に受け入れることができないのかね?
gleeでさえリーダー格リアによる人種いじめやドラッグ死。。伝えたいことと内情が真逆。
個性が混じるって、ただ色んなキャラが集まって、存在を認められているだけではなくて、尊重や理解が深く醸成されての物だけど、椅子を突き合わせて自己紹介したシーンのみ。
そこでもはっきりとお互いをよく知らないとベッカが言っている。ここの追求こそがアカペラの団結に繋がってくるのに、歌詞が少し寄っている選曲だけという感じでもったいない。個性を活かす展開にはjust the way you areを流しておけば万能だと思ってる?薄っぺらいと感じてしまった。
歌も振り付けも、キャストはみな努力して臨んだはずなのに、台本と演出で台無し。
でも、どうすれば勝てるか正解がない目標に向かって、保守に走ってしまったり、確実線を取りたくなったり、自分が本当はどうしたいかを無視してしまうオーブリーの葛藤やストレスはよくわかった。
他者と高みを目指す、勉強以外の全てで、その葛藤は人生ずっと付きまとう。
正しいかもしれないが大学最後の年に下級生の暴走で切符が消えたら、怒るわそりゃ。
大会前にまとめきれていないのが問題なのだが、そういう意味でも台本がイマイチだった。
音楽好きなら楽しめる♪
カラフルでポップなガールズ青春映画
タイトルなし(ネタバレ)
地声だと思うが、別録音であることは明らか。
せっかく、迫力のあるダンスを撮っているのだから、カットをもう少し少なくするべきだと思う。
がしかし、ハモリは素晴らしいと思うし、踊りもキレがあってたいへんに良い。
日本のアイドルにも見習って貰いたい。
韓国人のルームメイトとうまくいかない場面が登場するが、一種の黄禍論に見えた…つまり、アメリカの現在評価されているケイポップに対するアンチテーゼなのかなぁと思った。
韓国のアイドルグループも日本の○ャニーズと同じで、ユニゾンしか歌えない。それが流行っている。アメリカ人にはそれが耐えられない人達もいるのかもしれない。僕はそれに共感する。
【”アカペラ大会で優勝するには、確執を越えた団結が必要だ!”個性豊かな「バーデン・ベラーズ」のメンバー達のキャラ立ちとパフォーマンスが見事な作品。大嘔吐シーン(2回!)も、吃驚したなあ!】
■音楽業界で活躍する夢を持ちながらも、父親に説得されて渋々大学に入学したベッカ(アナ・ケンドリック)は、スカウトされて女性アカペラ部「バーデン・ベラーズ」に入部する。
矢鱈とリーダーとしてふるまうオーブリー(アンナ・キャンプ)やファット・エイミー(レベル・ウィルソン)ら個性的な部員たちと出会い、全国大会出場目指して練習に励むベッカだったが、マンネリ気味の楽曲にアレンジを加えたことで、オーブリーに退部を言い渡される。
◆感想
・冒頭の、アカペラ大会でのオーブリーの大嘔吐シーンは、吃驚したなあ・・。
・ベッカを陰ながらサポートする、優勝常連の「トレブルメーカーズ」のジェシーが良い奴である。
「ブレックファスト・クラブ」をベッカに見せて、団結の大切さを教えるんだよね。
<下品な言葉やシーンが、テンコ盛りだが、それを覆すパフォーマンスシーンは圧巻な作品。しかも資料によると、出演者たちは、1日10時間、4週間に及ぶトレーニングーアカペラ・ブートキャンプーを積んで本番に臨んだという。
そりゃあ、見応えがあるよな、と思った作品である。>
アカペラが題材。学生感満載。 アメリカっぽい笑いはちょっと苦手だけ...
ビッチじゃなかった
60点
マッシュアップかっこいい!
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