劇場公開日 2013年6月29日

真夏の方程式のレビュー・感想・評価

全149件中、141~149件目を表示

3.0心に傷が残りすぎです!

2013年7月1日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

知的

テレビ未視聴、原作未読、映画のみのお付き合いです。
安心安定品質のフジテレビ映画、さすがです。冒頭に伏線を張り巡らし、後半からサクサクと回収。小気味よく楽しめました。海の青さも清々しく、暗くベタベタになりかねない話をぐっと引き上げてくれます。豪華キャストの配し方もなかなか。(個人的には、本作含め最近の西田尚美さんの役回りは魅力が生かされず残念な気がしますが…。)久しぶりの白竜さんはハマりすぎでした! 杏の少女時代を演じた子役さんは、本人かと思うほど面影が重なり、びっくりしました。また、彼らの出会いのきっかけとなる環境保護と資源開発の論争、湯川の「グレーの選択」発言が、善悪をすっきり二分できない人間の性、主役一家が抱える秘密のメタファーとなっている点もうまいなあと感じました。
…とはいえ。
観終えた率直な感想は「…ひどい話」。謎解きとしてはよくできていると思いますが、少年に対する仕打ちがひどすぎます。心の傷が心配です。主人公一家はあんなに互いを慎重に思いやっていたのに、親戚の子への配慮がなさ過ぎるのでは?と思いました。実の親も愛情深いとは思えず、彼の将来が心配です。…もしや、そうして彼は科学にのめり込み、第二の湯川博士になる? ひょっとして、再会して擬似親子に? 「そして父になる」につながっていくのか?…などと取り留めない妄想が膨らむのでした。
「そして父になる」の福山さんに会うのが待ち遠しいです。

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cma

4.0落ち着いた構成が好印象

2013年7月1日
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泣ける

悲しい

一酸化炭素中毒には無理があるような・・・。

成実が健康的すぎる。贖罪がユルい。

節子が重治と結婚を決めた動機を知りたかった。

事件の被害者2人の掘り下げが甘い。

などの細かいツッコミが幾つか見えたが、
恭平くんと湯川先生の課外授業がハートフルで印象に残った。

少年に寄り添う湯川の言葉が嬉しい。

『好奇心は人間のエネルギー源』この台詞が好き。

愛する者を守りぬく決意の輝きと危うさを、
原作の憂い感そのままに丁寧に描き出したドラマ。

中身あたたかい湯川学の人間味を満喫。

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AKIRA

3.5あの湯川が…。

2013年7月1日
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知的

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Mitsuru

3.5全体的に良かった。けど・・・

2013年7月1日
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あっちゃん

3.5白竜さんがいい

2013年7月1日
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タニー

4.0やっぱり、岸谷より内海のほうが・・・

2013年6月30日
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悲しい

楽しい

東野圭吾原作の人気小説、ガリレオシリーズが原作。

原作からは、それ程大きな改変はない・・・、って言うか、そもそも原作では“岸谷”なる刑事は出てきていないので、そう言う意味では、大きな改変があるとも言います。ただこれは、内海にも同じ事が言えていて、彼女も原作には居なかったのにテレビドラマ化される際に登場したと思うと、逆に原作に進出してきましたからね。この程度は、改変には入らないんでしょう。それ以外の所は、それほど大きく変わっては居ません。沢村と成実の絡みが無くなったくらい?

でもやっぱり、吉高の演技が・・・。何か、必要以上にキャンキャンしていると言うか、当たりがキツイというか、もっと抑えてくれるといいだけどなぁ・・・。これは、2013年4月~6月クールのテレビドラマでも、似たようなことは言われてますね。前回のテレビドラマガリレオは欠かさず見ていたんですが、今回のテレビドラマガリレオは見なかったんで、ドラマは直接見ていないんですが、ドラマで揶揄されていたことが何となく判った気がします。

それと、湯川もなぁ。いままでの湯川と違い、作り物の湯川な感じが・・・。

と、ここまでは厳しいコメントでしたが、いい所を。杏がいいですね~。昨年のぐるナイゴチでバラエティ属性も有ることを示していた杏ですが、定評のある演技も良いです。明るさと憂いを見せる演技は素晴らしかったです。

原作も読んでいて、結末も知っているんですが、映像化されるとまた違いますね。物語後半の、やっと見つけた千波に湯川と岸谷が面会するシーン、湯川が留置されている重治に“仮説”を語っているシーンは、心にグッと来るものがありました。

若干「なんだかなぁ~」と思う所はありますが、原作が良いだけに、中々締まったいい映画だと思います。

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勝手な評論家

4.0ガリレオ流ぼくのなつやすみ

2013年6月30日
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知的

待望?のガリレオ映画第二弾。
天才準教授、湯川学の活躍を描いた「容疑者Xの献身」から早や5年ですか。結構待ちましたよ。まさかのTVドラマ第二期を経てからの、ていう。
でもこれ、あれですね。ドラマはもうよくないですかね?
クオリティ保つ為にも劇場版のみをこれから作っていけばいいんじゃ?という。ドラマが蛇足になっちゃってるというか、なんかね。
ぶっちゃけ二期のドラマつまらなかったでしょ?只の推理モノに成り下がってて。物理学関係なくね?という。だから心配だったんですよ映画も。大丈夫かよ?と。これが酷かったら救いようがないなあ、なんて思いながら劇場に足を運んだ訳です。
いやいや、杞憂に終わりました。今回も映画は素晴らしい出来でしたよ「真夏の方程式」。

ガリレオの劇場版てあれですかね?『愛』がテーマなんですかね?湯川に言わせれば『愛』は非科学的だそうで、しかし愛ゆえに事件は起こる。みたいな。
本当今回は「容疑者Xの献身」以上に泣かせに掛かっとりますよ、ハイ。過剰に泣きじゃくる。風吹ジュンも泣くし前田吟も泣くし吉高由里子も泣くし杏に至っては鼻水垂らしまくって号泣です。愛ゆえに。

まそれは置いといて、今回も事件の展開が絶妙でした。複雑にそれぞれの思惑が絡み合い二重三重と多重構造で物語が進行し、ラスト近辺で全ての答えが出揃った時のカタルシス。そして切ない事実。満足度が高かったです。

劇場版は容疑者Xもそうだけど物理学は殆ど関係なくて、今回も余り関係ないんですけども、まあそれでいいんですよね。湯川の役回りを探偵に置き換えてみると合点が行くというか。

で、タイトルの「真夏の方程式」。
これの本懐って実は湯川や事件ではなくて、ある少年の成長物語にしてることなんですよね。
夏休みに出逢った風変わりなおじさん湯川との交流が少年を成長させていく、みたいな。
大人になるにつれて人は悩むことが増える。
この少年に至っては、いずれ背負っていくことになる、ある重すぎる事実。
なんかね、そこら辺りの諸々を「方程式」と捉えると、なるほどなあ、と。

劇場版第三弾も期待しとります。ドラマは、まあ、うん。

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ロロ・トマシ

4.0渦巻く人々の悲しみを、美しい夏の海が受け止める

2013年6月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

知的

原作は未読、TVドラマは数回見た程度。「容疑者Xの献身」が思いの外良かったので、今回劇場で見ようと思った。

海底資源採掘の説明会に出席する為、美しい海の町を訪れた湯川。宿泊先の旅館の男性客が変死する事件と遭遇。
美しい海を守ろうとする旅館の娘を軸に、今回の事件と15年前の事件が繋がった時、家族が抱える悲しい秘密が浮かび上がる…。

犯人探しやトリックの謎解きより、事件の裏にある悲しい人間ドラマに重点が置かれている。僕はこの手の作品が大好物。
その最高峰とも言えるのが、「砂の器」。
本作を、「砂の器」を彷彿させる、という評を何処かで見た。
秘めたる悲しい真実、それを知るが為に起きた事件、そして深い親子愛…。
真実を紐解き、誰の得になるのだろうか。真実は時に残酷。

本作の見所の一つとして、子供嫌いの湯川と少年の交流がある。
正直、この少年がどんな役割を果たすのだろうと思っていたが、図らずも事件に関わる事になる。
それは同時に、子供がまた一人、重い十字架を背負おうとしていた。
あの少年が今後どうなるか分からない。
だが湯川との交流で、十字架をどう受け止め、どう生きるか、選択出来る考えを持てたのも事実。

湯川が与えた宿題は重く辛いものでもあるが、事件と事件に関わった人たちへの配慮に不器用な優しさも感じた。

すっかり板についた福山ガリレオもさることながら、杏、前田吟、風吹ジュン、白竜ら今回も映画のゲスト出演者が好演。山崎光少年も達者。

余談だが…映画第3弾があるとしたら、福山ガリレオの最大の敵として佐野史郎の出演を熱望!

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近大

3.5子どもとの交流織り交ぜて面白さアップ。

2013年6月29日
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泣ける

悲しい

面白かったです。
テレビも原作もみたことなし。
映画一作目みて面白かったからこれもみました。
いろいろな原因の男女関係はイマイチ共感できなかったのですが、事件に子ども絡ませたことで内容に奥行きができていました。
推理する、っていうか、悲しい家族関係をしっかり感じたいですね。
優しい家族にみな囲まれてるから悲しさが倍加します。
それにしても、最近の子役は嫌味なくうまいね〜。
観ていて、ジ〜ン、となっちゃいましたよ。

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peanuts