真夏の方程式のレビュー・感想・評価
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原作もそうだけど結末に納得はいかないこの作品。 だけど、子供嫌いな...
原作もそうだけど結末に納得はいかないこの作品。
だけど、子供嫌いな湯川先生が少年に対して思いやりや優しい人間性が垣間見れる作品でもあるので、そういった部分はよかった。
海の中、海辺の街や夏の情景の映像がよかったし、少年との海でのロケット実験のシーンは好きだなぁ。
ザ・東野圭吾
ドラマシリーズの記憶を掘り返しながら鑑賞。
なんていうか、本当に小説を読んでるかのような時間だった。
ゆったりと話は進んでいく、、、
ミステリーよりも人間ドラマの側面が強い!と感じた。
最後の少年と湯川のやりとり。
答えを探しながら云々のところはいい絵だったよねー、、、
あとは、本当に福山がカッコいい。
75/100
一切無駄のない悲しいストーリー
柴咲コウが出演していたドラマ版第1シーズン、吉高由里子が出演していた第2シーズン後の映画。
映画としては、容疑者Xの献身に続く第2作目。
今までのこのシリーズにあったノリや冗談ぽさが一切排除された、全く無駄のないストーリー展開。
福山のギターサウンドに合わせて数式を描くシーンも、相棒との漫才チックな掛け合いもなし。
ただ、もちろんこれまでどおりトリックはさすが。
事件の背景がとにかく辛く悲しい。
夏の映画といえば真夏の方程式とサマーウォーズ
ドラマとか前作とかそういった事を抜きで観てきたのですが、とても面白かったです。
それはそうと、汗にまみれたり、足を出したり、裸になったりと、若干サービスショットが多めでしたねw
絶対に気のせいではなく。
そんな要素もありながら、作品としてちゃんと纏まっていたと思います。
物語は親子の強い絆を感じられ、ちょっと切なくもありました。
何より今作は湯川がとても暖かいです。驚く位に。
季節柄にも丁度良く、夏の空気感がとても良く出ていました。
見終わった後の「夏休みの旅行から帰って来た」感がとても心地良く、久しぶりに海に行きたくなりました。
夏の空気感が良く出ていました
ドラマとか前作とかそういった事を抜きで観てきたのですが、とても面白かったです。
それはそうと、汗にまみれたり、足を出したり、裸になったりと、若干サービスショットが多めでしたねw
絶対に気のせいではなく。
そんな要素もありながら、作品としてちゃんと纏まっていたと思います。
物語は親子の強い絆を感じられ、ちょっと切なくもありました。
何より今作は湯川がとても暖かいです。驚く位に。
季節柄にも丁度良く、夏の空気感がとても良く出ていました。
見終わった後の「夏休みの旅行から帰って来た」感がとても心地良く、久しぶりに海に行きたくなりました。
愛は時に残酷
一切無駄が無い!
文系の私でも理解出来るトリックになっていて、なんだか申し訳なくなった。
本当の主人公が誰か、何となく分かってはいたけど、謎解きが始まるまで主人公が主人公たる理由が分からなかったのは飽きさせなくてよかったな
様々な愛情が交錯して、涙が出ちゃったよ
まぁ、でも…正直胸糞映画ではある。
私、子どもに重荷を負わせる演出嫌い。
そういう演出しか出来ないわけ?浅はか(ボロクソ)
劇場版第1作『容疑者Xの献身』の続編
元々子供嫌いである湯川(福山)が泊まった旅館“緑岩荘”で、経営する川畑家の親戚の少年、恭平と仲良くなる。科学が嫌いだという恭平に沖合の海の美しさを見せてやろうとペットボトルロケットを作り、ケータイでのテレビ電話を埋め込み実験に成功させるのだ。出会いは電車の中で、ケータイをアルミホイルでくるんで受信させないというエピソードがあった・・・
そんな折、同じ旅館に泊まっていた元刑事、塚原(塩見三省)が海岸で変死体となって発見されていた。警視庁からもなじみの岸谷刑事(吉高)が出張ってきて、捜査に加わり、やがて塚原が一酸化炭素中毒で死んだ上に海岸に投げ捨てられたと判明する。
事件は塚原が16年前に逮捕した仙波(白龍)の解決済事件にまでさかのぼる。仙波は実際には犯人じゃなく、誰かの罪を被って自ら刑を受けたというのだ。川畑家の主人重治(前田吟)と節子(風吹ジュン)、それに娘の成実(杏)の三人がそれぞれ秘密を抱え、湯川の仮説が炸裂して事件は解決へと向かうはずだった・・・
仙波が誰の身代わりになったのか?普通なら節子だと考えるところだが、不自然な点が多いため、湯川は成実が真犯人だと推理する。実は成実の本当の父親が仙波だというところまで。
『容疑者X』の出来(内容)が良すぎたためか、今作品では凡庸なイメージが残る。ただ、少年が実は罪の一端を担っていたため、将来共犯者だったんじゃないかと悩む彼の人生が狂ってしまうことを怖れる湯川。人間らしいところもあるじゃん・・・。まぁ、全てを知っていた重治の人間臭さも捨てたモノじゃない。結局、殺人事件であるはずなのに業務上過失致死と死体遺棄だけの罪で終わってしまう展開。結審済の事件で成実は罪に問われることはないにしても、ずっと重い十字架を背負って残りの人生を歩むなんてのは・・・
全てを知った上で、進むべき道を決める
この言葉は誰でも言える言葉ではないと思う。
向き合う強さと覚悟がなければできない事。
都合の良いことも悪いことも全部受け入れた上で、進むべき道を決める。
合理的であると同時に人間的な部分を損なわない、素晴らしい言葉のように思う。
事件の内容は一切入ってこなかった。
湯川が終始貫いたスタイルにただただ魅了された。
自分は、好きです。すごく、好き。
地上波放送時に観ました。観賞日はうろ覚えです。
私は、好きです。
原作者の東野さんの作品は、「罪は必ず、裁かれるべきもの」というポリシーが一貫しているせいか、映画化にあたっては、脚本で改変されることが多いように思っています。この作品の場合には、将来的に気づき苦悩するだろう、という示唆でしたが。
この映画は、比較的、原作に忠実で、東野ワールドを忠実に描けているように自分は感じました。
夏の明るさ、楽しさ。ペットボトルロケットのくだりは、科学大好き少年だった自分にはたまらない!! それとあまりにも残酷な事実との対比に涙したことを今でも思い出します。
そしてその喜悲二つの正反対のエピソードが、いずれも必ず成長につながるだろうと思わせることが、この作品の極めて優れている点ではないかと感じています。
環境に対する作者の考え方も明瞭に表現されていて、「天空の蜂」と並んで、作者が科学者であることの良さが際立った原作と思う。そこを忠実に描いた点も含めて、この映画は、自分の中では高評価です。
やむなく罪を犯さざるを得ない時はある。それでも、罪は裁かれるべき。ただし、犯してしまった側に立てば、それを乗り越えることには、人生の価値があると言うことを、教えてもらった。
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