真夏の方程式のレビュー・感想・評価
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結局、正しい答えはわからないけど映像の美しさと映画的な演出に総合的...
結局、正しい答えはわからないけど映像の美しさと映画的な演出に総合的によい作品に思える。ペットボトルロケットのシーンがハイライト。
みんな秘密を抱えている。
せつことせんばさんの秘密。
これを知ってしまった女が殺された。
殺害してしまったのは、2人の娘。
それを隠すために、せんばは罪をかぶる。
この時点で、えーーー?なんだよなー。
それ程までも、実の娘を愛していたのか。
せつこと成美の秘密を
実は、しげはるは知っている。
それを知らないふりをして、生活してきたのも
愛?なのか。
せつことしげはるの秘密。
なるみの殺人が元警官にバレるんじゃ…
それなら殺しちゃおう。
これも愛なの?
なるみはみんなに守られているけど、
きょうへいが可哀想でならない。
あの子は勘が鋭いし、頭がいいから
自分が関係しているのでは?とわかっていた。
せつない。
子ども嫌いな湯川がなぜか平気な映画。
「全てを知って決断すること」湯川先生の論破が。。
ミステリーとしても、隠された真相が幾重にも重なることでシナリオに深みが出ていたと感じました。そこは、さすが東野圭吾ミステリーズといったところでしょう。単に事件を解明するだけで無く、そこに人物背景を重ねることで他者の共感を呼び、感動を与えてくれます。前作に比べて犯行手段に大きな驚きはありませんでしたが、徐々に事件の全貌が判明していくさまは、やはり爽快であります。
個人的には湯川先生が企業側として「そのような発言は良くない」といった下りがお気に入りです。企業・反対団体側ともにすべてを知った上でどう決断するか。それが重要なことだと、共感できました。
泣ける。。
前回の容疑者Xの献身は原作読んでから見たけど
今回は原作読んでない=話知らないまま映画みました。
前回に引き続き、今回もすごく切なかった。
トリックや犯人の動機には前作ほどインパクトはなかったけど、
少年と博士の絡みがひとつひとつとてもよかった。
海での実験シーンはすごくっときました。
この方程式を解けば、ある人物の人生が大きくねじ曲がる。
杏ちゃんの演技をまともに見たのは初めてで
杏ちゃんのことは好きでも嫌いでもないけど演技上手いなあ…と思った。
取調室の鏡の向こう側とこっち側での親子愛のシーンは胸がいたくてしょうがなかったです。
「僕花火をしちゃいけなかったの?」
そして一番印象に残ったシーンは
湯川先生が最後少年の言葉にかぶせて「楽しかったな」と言ったとき。
一番泣いた。
最後の最後電車の中で少年が湯川先生からもらったデータを真剣に見るシーンもよかった。
DVDが出たらまた見たいです。そして原作も読みたい。
切ない。。
切ない。。
殺人は罪。それは事実として揺らがないけど、加害者が「悪」かと言われたらそう言い切れない状況を東野圭吾氏は描く。時として真実は残酷、とも。
だから切ない。全編を通して綺麗な海がまた切なさを増幅させる。
湯川先生と少年の夏休みストーリーとしても良かった。海にロケットを飛ばすシーンのわくわくする感じときたら!
そして測定データを少年にちゃんと渡す湯川先生。子ども嫌いっていうよりは、歳に関わらず「ひとりの人間」として接するから接し方に戸惑う感じなのかしら。
それにしても観終わってみると「真夏の方程式」ってタイトルはうまいな。
少年が背負う未来を思うと…
ガリレオシリーズをあまり匂わすことなく
純粋に一本の映画として仕上げた印象があります
内容は重い…
暗い…
原作は未読ですが、
青い海と空と対照的な
ダークな展開で少々鬱気味に…
家族内に秘密ありすぎだろ!
普通子供に殺しさせるかよ!
てかよくそんな知識あったな!!
と、なんとも疑問は多くあったものの
杏さんが海で泳いでいるシーンと
湯川先生と恭平がペットボトルのロケットを打ち上げるシーンは
とても美しかったです
内容を含めてみるととても切ないですが…
ラストシーンは
罪をかぶった実の父のシーンや
自白した父を見る娘のシーンなど
感動しましたが
やや間延びした気がします
もう少し簡潔にまとめた方が
余韻とともにエンドロールで
すっきりしたのでは
やはり・・・
原作を読んだことがある僕としてはある程度予想がついていたがやはり作品のテーマが重く暗くなりがちであった。原作では子供嫌いの湯川が偏屈な理科嫌いの少年と触れあうのが唯一のほっこりする場面である。それはこの作品でも同じで明るさのみで言うならペットボトルロケットの場面が最高潮であとは終始暗いままだった。また始まり方も少し不満であの殺人事件の現場を本人目線で撮影したのはすごいいい始まり方だとおもうがそのあとになるみたちを登場させるのはよくないと思う。なぜならこの作品では田舎でおんぼろ旅館を営んでいる人の良さそうな一家にだんだん得たいの知れない何か無気味な謎が出てきてそれを湯川が解き明かしていくのがみそだとおもうからだ。なのでここはその傘視点から電車の火花を見せて恭平との場面に繋げるのが良いのでは無いだろうか?後演出面で言うのなら湯川が宿に泊まる経緯を省くのは感心しない。省くなら「塚原さんはなぜうちに泊まったの?」という台詞もやめるべきだなぜならそれでは湯川もどうして泊まったのかとなるからだ。最後の湯川の台詞は原作通りにやってほしかった。
俳優の演技は可もなく不可もなくだった。ただ湯川の演技がいつもよりも感情を表に出さないようにしてるように思えた。子役の演技はダメダメ。この作品はテーマがテーマだけに子役が重要だがあの子役では無理だったようだ。また、さっきも書いたように湯川と恭平のやりとりがこの作品での唯一のオアシスになるのだが彼には荷重だったようだ。このため作品のくらさがさらに増してしまった。子役の選定はもっと慎重に行うべきだったように思う。また杏の演技も欲を言えばもう少し子供っぽさの残った偏屈な感じを出してほしかった。なぜならこの作品はなるみが湯川とであって成長していく物語でもあるからだ。ただ最後の方は感動できたので高評価。
湯川先生、珍しく・・・
原作ドラマではヒロインにお願いされてしぶしぶ動くイメージの湯川先生でしたが、本作では進んで苦手な子どもと関わり、進んで事件に関わっていく、珍しい作品。
遅ればせながら、テレビ放映で拝見しました。楽しかったー。
可もなく不可もなく
なんとなく東野圭吾は読まないというのが一種のこだわりみたいなものになっている私は、「子供嫌いで有名な湯川」の時点で押し寄せる「いや知らねーし」感。湯川ファン多そうだもんね。
とは言え、ずいぶん前に「容疑者Xの献身」を映画館で観て、ストーリーとか福山雅治とかじゃなくとにかく堤真一の演技が神がかっていて、ちょっと泣いたりした記憶があって。数年?のタイムラグを経て、第二弾を鑑賞。
恭平くんが実にかわいそうだった。何も知らずに殺人事件の片棒を担わされてしまった少年。しかも彼は聡明なので、周りの大人たちの表情や言動から自分の状況をすぐに察してしまう。でもなんで?どうして?と混乱する彼に、ラストで湯川がもっともらしいことを言って煙に巻いていた。でも心にしこりは残るだろうし、成長すればするほど事の重大さに気付いていくに違いない。無邪気な彼にこんな重い運命を背負わせて、まったく大人は勝手だよ。
全体的に可もなく不可もなくって感じだった。退屈ではないけど特別面白くもない。あ、でもロケットのシーンは突き抜けた清々しさがあって観ていて心地よかった。
実に面白い
子供嫌いな湯川と少年の少しギクシャクした、やり取りが面白かったです。
杏ちゃんの水着姿も良かった。
物語の展開は、おおよそこうなるだろうというところでしたが今作も「容疑者Xの献身」と同じく深い愛情が詰まってましたね。
推理物というよりは人の心を強く描いているのが、この作品の好きなところです。
少し残念だったのは「実に面白い」というセリフがなかったとこですね。
少年の行く末が気になりますが、いい人間ドラマだったと思います。
よかった
夏の感じがとてもよかった。
ただ、子供に殺人の手伝いをさせるのはあまりにひどいし、中学生の女の子がいきなり包丁で刺し殺すのもどうかなと思った。子供に殺人を手伝わせるおじさんがまともな人格なわけがないし、あんな物騒な性格の女がその後まともに生活できるものだろうか。しかし魔が差すというのはそういうことなのだろうか。
子供のお父さんが、しょっちゅう携帯に電話を掛けてくる設定だったのだが、実際現れたお父さんはそんな感じが全然しなかった。
福山が子供嫌い設定の割にけっこう優しくて、もうちょっと仲良くなるための何か仕掛けがあってもよかったのではないだろうか。
子供とまったく会ったことがないけど彼女を守るために人生を捨てる実の父親にはグッと来た。
ダイビングもペットボトルロケットも、海も青空も気持ちがよかった。魚もたくさん釣れそうで行ってみたい。
机上の空論ではない愛情の方程式。
湯川シリーズは残念ながら未読。
容疑者Xの献身(映画)を少し見た程度です。
1+1=常に2になると思い込んでいる文系頭の私にとって、実験を繰り返す湯川教授のペットボトルロケット実験シーンはとても興味深く、映像も美しかったです。
何度も実験する、呆れるほど実験する、それでも毎回求めていた答えに辿り着くとは限らないのがこの世の理。
その”答え”もまた”完全な正解”などなく。
だから人間は間違えながら、時には犠牲を出しながら、選択を重ねて近づいていく。
今回の事件と、調査船のテーマがぴったりと収まっていました。
文章にすると安直ですが家族とは何か。心にのしかかりました。
登場人物の愛の形が歪んでいるとか異常ではないのです、ただただ深く。だからこそ余計に苦しい。
そして最初は楽しい夏休みを満喫していた普通の少年、恭平君の抱えきれない思いが痛かったです。
小さな体で頭の中では受け止められなくて泣きながら教授を探すシーン。駅で見つけて駆け寄る姿。
「一緒に悩み続ける、君は一人じゃない。」
教授の一言で眼差しにかすかな安堵が見えたのが救いでした。
前回の柴咲コウさん同様、吉高由里子さんを前面に出す事なく良いポジションに抑えてあるのが実に効果的。
杏さんの水着姿は何と美しい事か…最後に映るバックショットは哀しみを背負うだけではない覚悟を感じました。
TVの延長作品から完全に映画向けにシフトした今回。
良い所はそのままに、音楽、映像美も相まって素敵な一作品に完成しておりました。
お見事。
こんなの…
ミステリー要素は薄っぺらいし、物理実験で事件を解決しないし、こんなのガリレオじゃない!という怒りはあるものの、綺麗な海や自然と、綺麗な映像と、綺麗な杏の裸(ビキニ)が観れた事で、十分には満足していたりする。
何より、子供とのロケットシーンは美しく楽しく切なく泣ける!あのシーンだけでも是非とも観てもらいたい。
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