劇場公開日 2012年11月23日

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人生の特等席のレビュー・感想・評価

全83件中、61~80件目を表示

4.5こう言う映画が好きなんだよなぁ

2013年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

幸せ

機内で観ました。 上映時に行きたかったものの、事情により観れず、こんなタイミングで観れると思っていなかったので、非常にうれしい。 こう言う、人と人との関係を描いた、昔ながらのストーリーが好きなんです。 少々先が読める場合もありますが、それはそれ、そこも含めて好き。 別にストーリーの奇抜さや、驚く映像が必要な映画ばかりじゃないんだ。 これで充分心に入ってくる、素晴らしい映画だと思う。 それにしてもイーストウッド爺さんは、どの役でも一癖も二癖もある偏屈役が合うねぇ。 それぞれ状況は違うんだが、どれもこれも愛すべき偏屈爺さん。 まだまだ彼の映画が観たいです。 イーストウッド爺さんが出ていなかったら、恐らく私はこの映画に出会えなかっただろうし。 出来れば、監督権主役でやって欲しいですね。

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くろすけ

3.5渋い演技が光る

2013年1月15日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

マネーボールに象徴されるデータ野球が主流の中、時代に流されるベテランスカウトを中心に据える所が素晴らしい。展開は読める感じはあったが、それでもイーストウッドをはじめ役者陣の渋い演技が光る。退屈せず、鑑賞後は満足感。 監督より役者のイーストウッドが好きな自分はこの作品が最後になるのが残念。

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hiro

3.5ハッピーエンドてんこ盛り!

2012年12月25日
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鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

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tochiro

3.0三等席の映画

2012年12月21日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

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キューブ

3.0幸せについてじっくり考えよう

2012年12月19日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

『マネーボール』とは対をなすこの映画。 『マネーボール』で首を切られてた古い考えのスカウトが主人公です。 時代はコンピューターでのデータ処理に移り、古い考えは捨てられていく。 こちらは人生ドラマであり、『マネーボール』は立身出世物語である、とはいえ 一年前後で全く違う趣旨の映画が出たのは何か深い意味がありそう。 いや、分析できませんけど。 人生の苦悩とはどこからどこへ流れていくのだろう。 親の思い、子の思い、様々あって、時間は過ぎていったけど まだ遅くありません。 まだ生きているうちなら間に合う。

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いずる

5.0特等席は座席指定。

2012年12月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

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幸せ

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ハチコ

3.0昔ながらのストーリーながら

2012年12月13日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

映画ファンとしては ストーリーはよくあるパターンで、単調ではあるが楽しめる。 父親と娘のホームドラマとして観れば人によってはウルッと来たり、そしてハッピーな気持ちになれるかも。 クリント・イーストウッドファンとしては 「ローハイド」からマカロニウェスタンを経由して監督・出演した「グラン・トリノ」や「マディソン郡の橋」で確固たる地位を築いたのに、何故いまさらこの作品に出演したのか意味不明。 名作「12人の怒れる男」を制作・主演したけど、遺作「黄昏」On Golden Pondで晩節を穢したヘンリー・フォンダのようにはなって欲しくないなぁ。 MLBファンとしては やっとナショナル・リーグのチームを取り上げてくれて嬉しい。 「くたばれヤンキース」以来「エイトメンアウト」、「メジャー・リーグ」、「マネー・ボール」全部アメリカン・リーグ。 でもミッキー・マントルが好きだってやっぱりア・リーグかよ! アトランタ・ブレーブスが舞台ならアルバート・プーホールズの再来じゃなくてハンク・アーロンとこなくちゃ嘘でしょ。 ディテールがお粗末。 単にアメリカ人男性は野球が好きだということを言いたかっただけに使われた小道具だったのかな。

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Golgo14

5.0いつもイーストウッドはヒーロー

2012年12月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

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幸せ

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DOGLOVER AKIKO

4.0愛すべき偏屈親父!

2012年12月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

実際はそうではないと言われているが、クリント・イーストウッドの近頃のキャラは、本当に嫌な老人役。楽しげに演じていた。今回の内容は想定内の展開で、驚きはないが爽快感を持って観ることができた。アナログ親父、パソコン拒否いいじゃないの。「マネーボール」のデータ重視の野球もありかもしれないが、この作品のように足で稼ぎ、眼と耳で確認する方が、私は好きだな。データだけじゃ、その選手の性格とか、気持ちまでは読めないと思うしね。原題は何なんだろうって思っていたら、「カーブに難あり」だった。邦題はなかなか工夫しているね。最初の馬のシーンは配給会社のロゴかと思っていたらそうではなかった。後から理由がわかった。自分と父親との関係も思い起こされた。ちゃんと向き合っているかな? あまり自信はない。最近の作品は展開が早くてついて行くのが大変なのも多いけど、こういう作品に出会えるとホッとするな。安心して観ていられた。

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瑞

4.0仕掛けに気づいてもなお楽しかった

2012年12月6日
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楽しい

幸せ

萌える

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gsacra

3.0100歳まで監督やってくれ

2012年12月3日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

口も態度も悪いけど家族思いの頑固親父。「ミリオンダラー・ベイビー」「グラン・トリノ」から続く主役のイメージ。今作は「ミリオンダラー・ベイビー」で娘と和解できないでいる親父の後日談か?「ミリオンダラー・ベイビー」の父娘関係はもっと深刻そうだけど。父は娘を思い、娘は父を思いつつも、すれちがい。そのすれちがいの原因と和解を語ってしまうことにより深みがなくなる。それに比べスカウト部分はおもしろい。スカウトの結果を確認するには、スカウト選手が成功するか否か、少なくても数年かかる。ところが、映画では短時間に結果がでるのだ。それも大ドンデンデン。そこが映画のいいところ。

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ace

5.0最高でした

2012年12月1日
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鑑賞方法:映画館

興奮

今年映画館で見たなかで一番面白かった気がします。最高でした。ひとつひとつ、凄いリアルに自然に描かれていて凄いなって思いました。会話ひとつひとつも凄い笑わせてもらいました。これこそ映画館で見るべき作品です。

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スズメ

3.5師匠イーストウッドの手を完全に離れた時どうなるか?

2012年12月1日
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鑑賞方法:映画館

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楽しい

単純にスカウトマンとしての力量を問われる話で、経験豊富なスカウトマン、ガスをクリント・イーストウッドが演じる。この人が出てきたら、この役を他の俳優では考えられない。ここまで面白くはならないだろう。 娘役のエイミー・アダムスもいい。父親そっくりで意地っ張りで鼻っ柱が強いミッキーにぴったりだ。 どうやらこの父娘、長いことうまくいっていないらしいと分かるオープニングから、デキすぎのラストまで物語自体はまさにストレート一球勝負だ。これを星飛雄馬と花形の勝負を延々と引っ張るがごとく見せ場を作ってみせるイーストウッドとエイミーには喝采を送るしかない。 ガスが墓の前に腰を下ろし、亡き妻に語りかける“ユー・アー・マイ・サンシャイン”の歌詞。 ミッキーが同じ曲を恋人に歌って聞かせる。互いに反発し合いながらも、父娘の強い絆が伝わってくる。 この辺りは、長年イーストウッドの下でやってきたというロバート・ローレンツが、初監督ながら師匠の作品と同じようなカラーを打ち出している。 ただ、師匠のように人間ドラマでも何か事件性を匂わせるようなカットを挟んで遊ぶ余裕はまだ無さそうだ。もっとも、これは往年のアウトローのイメージが定着したイーストウッドだからこそ、観客に〈もしや?〉という疑念を抱かせられる芸当なのだが。そのため事件性を話の核に直接盛り込んでいる。 イーストウッドの出演なしでどこまで師匠に迫れるか、今後が楽しみではある。 ガスとミッキー父娘の真価が問われるラストは、そこに至る伏線があるのでお見逃しなく。 MLBファンには楽しそうなクイズの応酬もある。

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マスター@だんだん

5.0気分爽快!

2012年11月28日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

拍手1回、ガッツポーズ2回。 それくらい、痛快なお話でした。イエーイ! 野球が好きな男性なら、もっと楽しめるかもしれません。 また女性なら、お父さんを誘って行ってほしいな。 イーストウッド、御年82歳。本当いい味出してます。 彼が前面に出てばかりでなく、娘やほかの登場人物も うまい具合に絡み合ってますよ。 また、名脇役のジョン・グッドマンが、いい味出してます。

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ゆき@おうちの中の人

3.5この姿をあと何度観れるだろう

2012年11月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

クラシックな作りの映画。安心して観れると思います。やはりイーストウッドの存在が大きいですね。 話の主体は3つです。 1つ目は年老いた野球スカウトマンのガスの話。 昨年公開した「マネーボール」の真逆の立場です。マネーボール理論に共感出来なかった人には良いのではないでしょうか。 2つ目はガスとミッキーの父娘の問題です。 ここで面白かったのは「食べ物」のシーンです。 いわゆる「フード理論」ですが、福田里香さんが以前ラジオで「フード理論」というものを話しているのを聴いてから、劇中の食のシーンに注目するようになったのですが、本作でもガスとミッキー父娘の心の距離を上手く示していました。肉を焼いているガスがミッキーに「お前も食うか?」と言うとミッキーはそれを取り上げ流しに置いてしまいます。とりつく島がない感じです。 次のシーンは球場でミッキーがホットドッグを2つ買います。1つは貰えると思ったガスにミッキーは「2個とも自分が食べる」と言います。ミッキーがまだ心を開いていないことを表しています。 次は朝食のシーンです。2人でテーブルに座ってガスは食べていますが、ミッキーは食べ物をいじっているだけで口には入れません。フード理論的にはミッキーはまだ腹の底を見せていないといったところでしょう。しかし2人でテーブルに着いただけでも2人の距離は縮まったと言えるでしょう。 そしてラスト。父娘の問題を乗り越えた時ガスが言います。「ランチでも行こう」と…ミッキーも快諾して2人で歩き出します。実際には2人の食事のシーンは出て来ませんが、2人の心が打ち解けたことを表すシーンです。 こう観ていくと、また違った見方ができて楽しいですね。 福田里香さんに感謝です。 そして3つ目はミッキーの恋愛です。 この3つのテーマがラストに集約されていきます。 なんかホッとすると言うか、いいなあって感じる映画でした。イーストウッドの姿をスクリーンで観るだけでも価値があるんですけどね。

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harukita

5.0予定調和だけど、

2012年11月26日
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鑑賞方法:映画館

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笑える

単純

ストーリーは、すべてがうまくいっちゃう。 映像は、全然、新しさを感じないモノトーンのよう。 俳優陣は、頑固ジジイに、いまを生きる娘。らしい俳優を配置。 すべてが予定調和的な映画だと言えるだろう。 でも、これは否定形ではない。 クリント・イーストウッドの俳優復帰作品として、 ああやっぱり、こんな役なのねと妙に納得してしまった。 そう「グラントリノ」で見せた頑固ジジイなんだけど、 心底じゃ、ふれあいや、つながりを求めてる。 コンピュータやITなんか触りたくもない。 だけど、どこか時代遅れな自分にもため息がでてくる。 そんな役。 だから、いまの高齢者たちへのイーストウッドのやさしさであり、 リスペクトであるとも言えると思った。 それに、忙しい弁護士で共同オーナーになる寸前の娘、 だけど、本当はメジャーリーグが大好きな娘。 そんな娘役のエイミー・アダムスが素敵だ。 はじめのうちは、どこにでもいる普通の女性だったのだが、 父親とメジャーリーグの旅を続けるうちに、 自分のルーツを発見していく。 そうすることで、輝いていく。 いずれにしても、すべてが予定調和的である。 でも、これは、むかしよく見た映画の世界ではないのか? 心ときめかせて、見に行ったハリウッド映画の良質な部分。 そんなことを思った映画である。

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xtc4241

3.0古き良きドラマでした。

2012年11月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

心温まる父娘の絆を取り戻すドラマ。 ライト感覚でサラっ〜と進んでいきます。 クリントイーストウッドが4年ぶりに出演するには妙に深みがないというか…。 昔のアメリカホームドラマのような優しさと、ラストもこれまたTVドラマのようなオチ付き。‘やったね!’って感じのオチですよん。 だからイーストウッドもセレクトしたのかしらん…。 古き良きアメリカンって感じでした。

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peanuts

4.5昔に観た映画。

2012年11月24日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

昔はこういう映画がたくさん製作されていたように記憶しています。即ち、殺人シーンや暴力シーンや性描写が全くなく、人間同士の交流に重きが置かれていた映画です。最近の映画は視覚や聴覚に突き刺さる映画が余りに多く、辟易していました。井筒和幸なる監督は、「ボクの映画には暴力とエロは必須」と豪語していました(読売新聞の夕刊)。全く、情けないことです。マイナー・リーグの老スカウトマンを演じたイーストウッドの演技は絶妙でした。是非とも、来年のアカデミー賞で主演男優賞を獲得してもらいたいものです。(尤も、イーストウッドはアカデミーの会員たちから煙たがられているので、難しいかもしれません)。時代の最先端を切り開くような新機軸がある訳ではありません。でも、落ち着いて観ることができます。イーストウッドが監督から外れていたせいか、いつものように映画が重たくなることがありません。映画の最後はまるでバート・バカラックの音楽のような軽やかさがありました。 TOHOシネマズ海老名で鑑賞。客の入りは大体、8割くらいだったでしょうか。一人でも多くの人に観てもらいたい映画です。

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bashiba

4.5心温まる映画

2012年11月24日
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泣ける

幸せ

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CD

4.5クリント・イーストウッドは、まだまだ健在。

2012年11月23日
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『グラン・トリノ』で、半分引退の様な事を言っていたクリント・イーストウッド。ここ最近の作品は、自身が監督・主演か、あるいは監督専業と言う事が多かったが、今回の作品の監督が愛弟子ロバート・ロレンツと言う事もあってか、俳優専任として登場している。 渋いねぇ。やっぱり、クリント・イーストウッド良いですよ。自分の年令を隠すこと無しに、むしろ自分の年令を活かして今回のガスを演じています。いぶし銀の演技です。って言うか、『グラン・トリノ』もそうだったかもしれませんが、“怒れるオヤジ”と言う役どころが染み付いてしまったかもしれませんねぇ(苦笑)。 さて、冒頭、何で馬が走る映像なのか疑問を感じますが、物語後半、ガスが何故娘のミッキーを遠ざけるようなことをしてしまったのかの謎と一緒に、疑問は解けます。それと、ミッキーが酒場で男に絡まれた時のガスの興奮の理由も氷解しました。 その他にも、物語中、その後の話の伏線が結構目につきますね(笑)。原題が『TROUBLE WITH THE CURVE』と言うのも、ボーがピーナッツをもらうシーンもそういう事。特にピーナッツのシーンは、「その後に何かあるな。」と言うのはバレバレです。このあたりの演出は、もっと師匠のクリント・イーストウッドに学んだほうが良いかも>ロバート・ロレンツ監督。 タイトルに関してもう一言。これは日本人の感性と、アメリカ人の感性が違うからかもしれませんが、私はこの映画のタイトルは邦題の『人生の特等席』の方がしっくり来る感じがします。原題は、そのまんま・・・。 この作品は、クリント・イーストウッドの、クリント・イーストウッドによる映画と言っても良いでしょうか?そこにつきます。

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勝手な評論家