ATM
劇場公開日 2012年10月20日
解説
防犯カメラに守られ安全と思われたATMで、何者かが仕かけた罠にはめられた男女の姿を描くシチュエーションスリラー。投資会社に勤務するデビッドと同僚のエミリー、コーリーの3人は、クリスマスパーティの帰り道、現金を引き出すためATMに立ち寄る。しかし、そのATMにはある罠が仕かけられており、デビッドらはATMに閉じ込められてしまう。真冬の極寒の夜、ATMから脱出するため、デビッドらは犯人が仕かけるゲームに挑むが……。脚本は、地中の棺おけに閉じ込められた男の脱出劇を描いた「リミット」のクリス・スパーリング。
2012年製作/90分/アメリカ
原題:ATM
配給:シンカ
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2021年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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序盤の軽快なクリスマスパーティーの雰囲気が、中盤、ATMに寄ってお金を下ろそうとした時をきっかけに一気に緊迫した空気に変わる。
この映画が狙ったのは、安全なのはATMの中だけという限定されたシチュエーションでの追い詰められていく主人公たちのドラマを描くことだったのだろう。そこだけはブレていないので、映画としては破綻していない。
ちょっと変わったハイコンセプト映画をみたい人は、悪くないかも。
タイトルロールでもエンドロールでも流れる思わせなATMの図面や監視カメラの位置警報システムの研究は、あたかも完全犯罪を企む犯人像を浮かべるが、実際に起きる事件はあまりにも偶発的だ。
例えばコーリーが単独でお金を引き出すのに成功し、あっさり出てきたら犯人はあきらめていたのか。
3人もいて一人もケータイを持っていないなんて偶然がありえるのか。
-20°で水道が凍らないのか。
意味ありげな監視カメラの映像は監視者を思わせるが、意味はないのか。
怨恨なら、彼らが夜間偶然ATMを利用する確率は限りなく低いので、そもそも犯人の目的はお金だと思うのだが、それにしてはATM強盗なんて効率悪すぎる。そのうえ簡単に人を殺しすぎる。
なのに比較的裕福そうな隠れ家を所有している。
そこらへんをまとめて全部エイやっと、見る人の想像力にゆだねてしまっているので、消化不良の感はハンパない。
せめて最後の火炎瓶できっちり決着がついていれば、と思ってしまう。
2013.12.4
2020年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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ホラーとしては楽しめた。が、犯行の動機がクリアではないし犯人の顔が見えないので後味は悪い。
2018年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
最初はATMの小さな施設の前に立ち尽くしている不気味な男という感じだったが、散歩中のを刺し殺し、助けを呼ぼうとした警備員をも殺してしまう。携帯は車の中に置いてきてしまったし、取りに戻ろうとするも男がその手を阻もうと襲い掛かる。姿がそっくりな管理人がやってきて、その彼を殺してしまうという過ちも犯す。やがて、コーリーが果敢にも外へ出るが男に刺され重傷・・・そして最後は水攻めだ。残されたデイヴィッドとエミリーは火を燃やして火災報知器に近づけるのだが、運悪くエミリーが倒れてしまう。
ようやく消防車と警察が駆けつけるのだが、状況はデイヴィッドの悪辣ぶりを示すものばかりで現行犯逮捕。監視カメラに映っている映像も毛皮のフードを被った怪しい男なんて一つも映っていないのだ。オープニングとエンディングにも描かれているように、完全なる愉快犯による犯行。スリリングな展開はさほど恐怖感を煽らないものの、一般人が犯人へと罪を擦り付けられる恐怖が残る。
2018年10月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
面白いケド…突っ込みどころ満載って感じですかねw
あの終わり方にするべく、無理矢理あの展開にしたって言われても仕方ないかなーと。
犯人の人物像が全く見えないのと、動機が不明なのも 頂けないかなーって感じです。
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