図書館戦争のレビュー・感想・評価
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栗山 千明さんと岡田准一さんが抜群に良い
アジア某国の革命を連想する
設定はバカみたいです。
ライトノベルの実写化だから当然です。
実際に情報を統制する世界になったら、抵抗分子を認める事などない。
戦争は起こらない
そう考えたとき、アジア最大の某国での実際にあった「革命」という名のついた『弾圧』を連想してしまう。実際に本は焼かれ、学者は殺され、史跡が破壊されたりした。1960年代に起こった大きな事件、この時自らが破壊したものを、他国から侵略を受けたときの被害だと偽りの歴史を重ねている。
この国も、かつては戦争一色の統制化にあった。
反対意見は封じられ、弾圧はエスカレートしていった。
設定はバカだが、抵抗分子を認めているところがマンガらしく、オモシロイ。
でも、やっぱり、この実写版よりアニメの方が良かった
タイトルなし
国家による検閲が正当化された社会。 取り締まる側も防衛する側も法律...
原作ファンが見るもの
【”焚書坑儒を防ぐために。そして、言論の自由を保守するために・・”専守防衛で命懸けで闘う図書隊の姿が心に響く作品。本を愛する者には堪らない作品でもある。】
ー 有川浩氏の「図書館戦争」は、愛読書である。
荒唐無稽と評した輩もいたが、現在でも世界各所で”焚書坑儒”は行われているのである。-
■正化31年、あらゆるメディアを取り締まる法律「メディア良化法」が施行され30年が過ぎた日本。 そんな時代に本を読む自由を守るため「メディア良化隊」と日々激しい戦いを繰り広げていた自衛組織「図書隊」に、新人女性隊員・郁(笠原郁)が入隊してくる。
彼女は且つて、図書隊の”ある人物”に大切な書物を守って貰った記憶があった・・。
◆感想
・恥ずかしながらの、初鑑賞である。
理由は、土日は子供と遊んでいた方が面白かった事と(その時間を大切にしていた。)、原作を愛読していたため、”実写化”に(当時は)興味が湧かなかったからである。
・だが、今作を観て、図書隊と良化隊のリアリティ溢れる戦いのシーンには、魅入られた。
・更に言えば、郁が”王子様”と思っていた人物が、誰であったかが分かるストーリー展開も、あるあるではあるが、とても面白く観れた作品である。
<今作は、架空の物語ではあるが”言論の自由”が徐々に制限される現在に観ると、面白くも意義ある作品だと思う。
岡田准一、榮倉奈々、福士蒼汰と言った現代邦画を牽引する俳優さん達の姿も、良かった作品である。
凛々しい、橋本じゅんさんは、滅多に観れません・・。>
本を焼く人はいつか人間を焼く
不思議な気持ちで見る映画
権力VS権力、暴力VS暴力、そしてインターネット
原作未読ながら。
ロシアがウクライナに進軍した2022年。
「戦争」というキーワードでamazonに勧められ鑑賞。
そういう状況で見たこの映画の最大の欠点は、
見どころを戦闘シーンと岡田准一の格闘能力に当てたところ。
“戦争”を題材にした映画で、薬莢を片付けるシーンは見たことがない。
あくまでも専守防衛に徹するという考えは実に日本的。(いい意味で。)
途中までは、“決して暴力を推奨するわけではない”という体を
とっていたのに、最後台無し。ただの暴力映画に収まった。
原作者の意図は知らないが、
この映画のメッセージは別のところにある。(と、思う)
良化法の目的が“検閲”がなのだとしたら、
執筆させて、印刷させて、出版させて、販売させる必要はない。
同人誌や闇マーケットならまだしも、本屋に並んでから検閲する矛盾。
しかもインターネットがある以上、拡散防止は不可能。
つまり良化法の目的は「見せしめと弾圧」にある。
権力に反する思想を持つと撃たれても文句言えないよ。
これが表のテーマ。
ヒトラー以前から現在まで、
戦争の最大の武器は「情報」である。
情報が自由になったはずのネットでは
あちら側とこちら側のフェイクとプロパガンダで溢れ、
もはや何が情報なのか分からない。
その膨大な情報の中で何を取捨選択し、
自分の考えを載せられるのかは
知識や知恵、そして歴史に学ばなくてはならない。
そのために「図書館」は必要なのだ。
これが裏のテーマ。
さて、ロシアとウクライナは
何を攻撃し、何を守っているのだろうか?
表現の自由か? 検閲か? 永遠のテーマをエンタテインメントとして昇華!!
「メディア良化法」なる現実に施行されるかもしれない重いテーマを、本格アクション×ラブコメを加味しエンタテインメントとして昇華させた作品!!
現実にもお上による各種統制は起こっており、またそれに起因する騒乱もロシアによるウクライナ侵攻をあげるまでも無く、現実問題として世界中で起こりつつある・・・・・・・・・!
確かにエンタテインメントとしては見やすく、身近な問題提起として実感しやすくなってはいるものの、この手のテーマは個人的にはよりリアリティを持たせた、ドキュメンタリーに近い演出が望ましく思われる。その方が観た後の余韻としても作品のクオリティをあげる意味でも良いのではないだろうか!?
まぁ中身の有無は良しとして、岡田准一のアクションぶりはたいしたもの!! 他のキャストが翳むくらいの存在感が感じられた。
岡田ファンは本当に必見の1本だと思います(笑)。
本を読む自由が奪われた世界
思っていたよりも良かった!
設定が無理すぎて話に集中できない
他の方も書かれてますが、設定に無理ありすぎでしょう。
検閲が厳しい世界は良いとして、その対抗組織として図書館があって、銃器で武装する?なんじゃそりゃ。
国が本気で検閲する気ならそもそも出版前に検閲するから問題のある本は本屋に並ばないはず。そのわりには一般庶民が図書館で自由に読書を楽しんでるからそこまで厳しい検閲がなされてるわけでもない様子。この国は検閲したいの?したくないの?
しかも本を検閲する側と守る側がどちらも公務員として存在していて、自衛隊並みの武装で合法的に撃ち合うとかますます意味わかんね。国民はそれを良しとしてるわけ?現実じゃ警察官が犯罪者に一発撃っただけでニュースになるのに、近所の図書館で自国民同士が本をめぐって殺しあうのよ?原作未読ですが、実は政治家や上級国民が検閲側と図書館側をわざと戦わせてどちらが勝つか裏で賭け事して楽しんでるとかいう設定があるならまだ納得です。
まぁ、作り話の設定にリアリティを言うのは野暮ってもんですけどね。言い出したらゴジラもタイムマシンも宇宙人も存在しないわけで。あくまで主人公たちのラブストーリーとして楽しむなら別の感想もあるでしょう。
うろぼえですが、原作でも高身長主人公とチビ上官とのラブストーリーだったと思うんで、キャスティングは見事でした。これで★2です。
良くも悪くもファンタジー
冒頭から設定に乗れなかったのもあるけど‥
冒頭の数分で設定に乗れずに、これは無理と思ってしまった‥。
図書を検閲する側と守る側。両方公的機関なの?
なんじゃそりゃ?
それで銃器を用いた攻防もOKなの?
なんじゃそりゃ?
図書を守る側が、民間のレジスタンス組織ならまだ分かるけど‥。
そのせいもありネガティブな見方になってしまったのは否めないけど、
榮倉奈々も福士蒼汰もゴボウの様にスレンダーなままで、過酷な訓練を経てる様に見えないんだよなぁ。
役作りで肉体改造するなり、せめて詰め物するなりして欲しかった。
ただでさえ乗れないのに恋愛要素まで押し出してきて、ますます、
なんじゃそりゃ?
原作は未読なのでどうだか知らんけど、設定的に言論や表現の自由を抑圧する事の恐ろしさを
パラレルワールドで描こうとしてたんじゃ無いのかね?
そんな感じも全く伝わって来ず、
出版された本の規制だけで、それらの作者、人民の思想等は制限されてる感じが描かれて無いのも設定に乗れない要因で、
ただの安っぽい恋愛要素ありの戦争映画だったな。
原作通りなのか脚色なのか、脚本の野木亜希子はドラマでは傑作を数々書いているけど、アイアムアヒーローといい映画に向いてないんだろうな。
嗚呼、本当に詰まらん映画だった‥。
原作ファンが満足する出来になっていれば幸いです。
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