劇場公開日 2013年4月27日

「設定が無理すぎて話に集中できない」図書館戦争 N Tさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0設定が無理すぎて話に集中できない

2021年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 他の方も書かれてますが、設定に無理ありすぎでしょう。
 検閲が厳しい世界は良いとして、その対抗組織として図書館があって、銃器で武装する?なんじゃそりゃ。
 国が本気で検閲する気ならそもそも出版前に検閲するから問題のある本は本屋に並ばないはず。そのわりには一般庶民が図書館で自由に読書を楽しんでるからそこまで厳しい検閲がなされてるわけでもない様子。この国は検閲したいの?したくないの?
 しかも本を検閲する側と守る側がどちらも公務員として存在していて、自衛隊並みの武装で合法的に撃ち合うとかますます意味わかんね。国民はそれを良しとしてるわけ?現実じゃ警察官が犯罪者に一発撃っただけでニュースになるのに、近所の図書館で自国民同士が本をめぐって殺しあうのよ?原作未読ですが、実は政治家や上級国民が検閲側と図書館側をわざと戦わせてどちらが勝つか裏で賭け事して楽しんでるとかいう設定があるならまだ納得です。

 まぁ、作り話の設定にリアリティを言うのは野暮ってもんですけどね。言い出したらゴジラもタイムマシンも宇宙人も存在しないわけで。あくまで主人公たちのラブストーリーとして楽しむなら別の感想もあるでしょう。

 うろぼえですが、原作でも高身長主人公とチビ上官とのラブストーリーだったと思うんで、キャスティングは見事でした。これで★2です。

N T