劇場公開日 2024年3月1日

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舟を編むのレビュー・感想・評価

全242件中、1~20件目を表示

3.5先生がいい!

2024年9月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

加藤剛演じる「先生」がいい味。
「ザ・辞書の監修者」という感じの見た目で、実際に学者肌で用例採集に真っすぐな堅物な面もあるけれど、穏やかで、暖かくて、荒木さんが定年退職で去る時にはものすごく落ち込んで、マクドナルドに潜入するぐらい若者言葉にも興味津々でとてもチャーミング。こんな風に齢をとりたいと思った。

あと西岡も良かったな。泣きながら「おれこいつと結婚するわあ」のところなんて名演技。
軽くみえて、後輩への思いやりや仕事への熱い想いをもっている役を完璧に演じていて、さすがオダギリジョーだった。

映画の内容的には、ごめんなさい、小説の方が良かったです。。。
松田龍平、小林薫、オダギリジョー、宮崎あおい、黒木華、と誰もが知る豪華な面々だったのが、小説に思い入れがある人間からすると「軽くみえて」「どこか嘘っぽくみえて」逆にダメな方に作用したような気がする。宮崎あおいなんて、もうその存在だけで別世界にもっていかれちゃうし。

でも、長い年月かけて一つのことを成し遂げる醍醐味は健在でした。幸せな仕事だとあらためて羨ましくなった。

※「用例採集」自分もそういえばやっていることに気づいた。紙に鉛筆で書き溜めるのではなく、スマホのメモ帳だけれど。 言葉を集めるのはおもしろい!

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momokichi

5.0言葉を尽くす仕事を

2024年4月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

大傑作です。なぜみてなかったのか、いや多分、いま観なければいけなかったんだと思う。

ドイツ語のBerufとしての仕事を、これが天命だと人生をかけてやりたいことを見つけないといけないですね。それが辞書作りと言ったはたからみたら地味でつまらないものであってもいいんです。言葉の海を渡る船を編むなんて素晴らしい仕事じゃないですか。そしてかけがえのないドラマが絶対にある。

相手に言葉を伝えること。その意味や意図は伝わらないかもしれない。伝えられないかもしれない。馬締の恋文のように。しかし相手が読み取ってくれるかもしれない。ドラマが生まれるかもしれない。その瞬間は必然的に起こるわけでもないけれど、その可能性に賭けてそれでも言葉を尽くさなければいけない。本当にそう思う。

そして言葉じゃなくてもいい。香具矢のように料理の場合もある。それは言葉で切り分けられ解釈されるかもしれないが、立派な「月が綺麗ですね」だ。

石井監督は言葉の代わりに映画を選び、尽くしたのだろう。気持ちがストレートに届いたから傑作と感じたのだと思う。

間に合わないときはある。尽くしたとしても、運命が待ってくれない時はある。けれど尽くした言葉は、別の誰かに届くことだってある。時空間を渡る言葉。相手の心を揺らす言葉。

言葉を尽くす仕事を私はしたい。

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まぬままおま

5.0優作先輩もお喜びでしょう

2025年6月19日
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ドラマチックもスリラーも十二分です。
松田君も小田切君もハマり過ぎ、和賀英良も和賀英良よりすばらしい。
最後の和賀英了の扱いの小ささが切ないですね。

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越後屋

4.5凄く良かった

2025年6月12日
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鑑賞方法:VOD

一つの辞書を作る為に日々言葉を集め言葉を考え追求するというのが日本語ならではの日本映画の良さが詰まっていた。コミュ力に欠けていた変わり者の馬締がリーダーとなり色んな人達と関わりあい助け合い15年もかけて辞書を作りあげて、ちょっと泣けた。

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ゆうき

3.5良作

2025年5月31日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

癒される

会社の先輩に勧められた映画。
特に好きな俳優も出演していないし
SFでもなければ、ミステリーでもないので
普段だったら、絶対観ない作品。
でも、心温まる良い作品でした。
松田龍平さんは、真面目な役が似合いますね。

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seiyo

5.0中盤以降に登場する黒木華がちょっとコミカルで面白い。 松田龍平、オダギリジョー、小林薫、加藤剛、 登場人物が皆かっこいい。男前というべきかな。 まっすぐ生きている人たちの生きざまを見た気がする。

2025年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

癒される

動画配信で映画「舟を編む」を見た。

2013年製作/133分/G/日本
配給:松竹、アスミック・エース
2013年4月13日(日本初公開)

松田龍平(馬締光也)
宮﨑あおい(林香具矢)
オダギリジョー(西岡正志)
黒木華(岸辺みどり)
渡辺美佐子(タケ)
池脇千鶴(三好麗美)
鶴見辰吾(村越局長)
伊佐山ひろ子(佐々木薫)
八千草薫(松本千恵)
小林薫(荒木公平)
加藤剛(松本朋佑)
宇野祥平(宮本慎一郎)
森岡龍(江川)
又吉直樹(戸川)
斎藤嘉樹(小林)
波岡一喜(編集者)
麻生久美子(ポスターの女優)

池田エライザが主演したNHKドラマ『舟を編む〜私、辞書つくります〜』が、2025年5月21日ドイツ国際映像祭「World Media Festivals2025」Entertainment:Omnia Open部門で金賞を受賞した。

というニュースを見た。

なのでこの映画が見たくなった。

原作は三浦しをん。
三浦しをんが直木賞作家ということは知らなかった。

彼女が作家になったいきさつが面白いので興味がある人は調べてみるといいと思う。

三浦しをん原作の映画と言えば「光」(大森立嗣監督)を見たことがある。

いい映画だった。
好きな映画だ。

石井裕也監督作品は「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」だけ見たことがある。

「玄武書房」に勤める馬締光也が新しく刊行する辞書『大渡海』の編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられ、編纂者たちが辞書の世界に没頭していく姿を描いた作品。「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」という意味でこの書名が付いている。執筆にあたって、岩波書店および小学館の辞書編集部の取材を行っている。

『広辞苑』(こうじえん)は、岩波書店が発行する中型の日本語国語辞典[注 1]。編者は新村出であり、第一版は1955年に刊行された。最新の第七版は2018年に刊行され、約25万語を収録する。百科事典の役割を兼ね備え、図版は3000点を超える。中型国語辞典として三省堂の『大辞林』と双璧をなし、情報機器に電子辞書の形で提供されることも多い。

『大辞林』(だいじりん)は、三省堂が発行する中型国語辞典。中型国語辞典としては、岩波書店の『広辞苑』と並ぶ双璧。1988年初版刊行。13年ぶりの改訂となった2019年刊行の第四版は25万1000語を収録する。

1988年11月3日、初版発行[1]。『広辞苑』に対抗して新しい辞典を出版する企画が持ち上がったのは1959年であった[注 1][3]。

※ 大辞林は発行までに28年かかっていると映画中で述べられている。

辞書を作るだけの話がそんなに面白いのかなと、
映画を見る前に思った。

杞憂だった。

中盤以降に登場する黒木華がちょっとコミカルで面白い。

松田龍平、オダギリジョー、小林薫、加藤剛、
登場人物が皆かっこいい。男前というべきかな。

まっすぐ生きている人たちの生きざまを見た気がする。

松田龍平、オダギリジョーの友情、

加藤剛の晩年の手紙。

この映画を見て3回泣いた。

池田エライザが主演したNHKドラマもぜひ見てみたい。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

2.5本の方が面白かった ただ、映画はオダギリジョーがかっこよすぎる

2025年5月18日
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鑑賞方法:その他

本の方が面白かった
ただ、映画はオダギリジョーがかっこよすぎる

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wadainotaneco

4.5成すとは何か、を感じる映画

2025年5月17日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

この映画、原作は知っていたが、読まずに観た映画。確か、TVドラマでもやってたような気がするけどTVは見ないので知らなかった。

で、ふと新宿で映画館に入ったんだが、濃密な時の流れを感じる映画で驚いた記憶がある。脚本も演者も演出も素晴らしい、カメラもすごかった。加藤剛の振る舞い、八千草薫、小林薫、渡辺美佐子の演技力に、新人だった?黒木 華の表情や演技力の切れ。オダギリジョーは前から上手かったが、主演の松田龍平は天才だと思った。又、大学生のバイトを雇って、最後の詰めを行っている最中のトラブルとその対処のところは、技術系のサラリーマンだった自分でも、若い頃のプロジェクトの最終版によくある風景で、身につまされた。

この映画、後年、リバイバル上映があった記憶がある。

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Whiterock

3.0とても長い時間がすっと通り過ぎる

2025年5月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

辞書の編纂という、一大事業に、それこそ人生を捧げて取り組んだ男たちの物語。

まじめくんのキャラに、ぴったりの松田龍平がいい。
流れた時間に比べたら、登場人物たちがあまり年を取らないのがちょっと工夫して欲しかった点ですかね。

携帯電話とか、テレビの変遷とか、走っている車とかで、時間の流れは表現できるのに。

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うそつきかもめ

4.0みんなまじめな人たち

2025年5月11日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

辞書の編さんをする人たちがまじめに取り組んでいるのに感銘を受けた。
世の中は色んな人の努力の上で成り立っているのことを改めて思った。
同時に自分に合った、適した仕事、役割が必ずあることを、この映画では伝えているんだろう。

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かずじー

4.5ゆっくりとした暖かさがあった

2025年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

なんとなく映画特に邦画を見る気持ちになり、見てみた
いい意味でゆったりとしていて、それは主人公の話し方や雰囲気からくるものだけではなく、映画全体として激しい熱というよりは人肌のような暖かさを感じることができるからだと思う
激動のストーリーではなく、節々で感じられるユーモアや時間の流れがこの映画の醍醐味である
他の人はどうかわからないが、私は、こういう映画が邦画らしい邦画だなと強く感じる
また、松田龍平・オダギリジョーの演技が素晴らしかった
役を演じるというより、ただ存在する人にしか思えなかった
お二人の出演している作品をまた探してみよう

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スーパートレーダー

4.0松田龍平の良さを広く知らしめたのはこの作品かもしれない

2025年2月9日
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鑑賞方法:VOD

その昔、ドラマは弟、映画は兄。兄はあまりメディアに登場しないが非常に良い役者だ、と言われていた時期があった。
今じゃちょっと信じられない気がするかもしれないけれど。

今ではもう良い作品には欠かせない程の役者さんで、出てれば見ようかなとすら思う。

NHKのBSでのドラマはこの映画の後半部分を掘り下げたものだった。
ドラマの馬締さんには既に香具矢さんという奥さんがいて、彼の一風変わった恋の物語は割愛されていた。
チャラ系の役割のオダギリジョーの役が向井理になりチャラいというより宣伝部で適材適所を発揮していた。
松田龍平はラドウィンプスの野田洋次郎 宮崎あおいはミムラ 黒木華は池田エライザ 加藤剛が柴田恭平 小林薫は岩松了に、それぞれキャスト変更されていた。

野田洋次郎は多分かなり松田龍平を踏襲していて、声などはそっくりに聞こえる程だった。

もちろんドラマ版の出来は素晴らしく、池田エライザ演じる新部員みどりの働きの目覚ましさを描くものになっていて、映画では見られなかった小さな(失礼)エピソードもじっくり見せてくれていた。

キャストの重厚さ知名度は映画に及ぶものではなかったと言えるのかもしれないが 脚本と構成と新キャストの魅力もまたそれを補ってもいた。

昔 映画版をサブスクで見た時より ドラマをリアルタイムで視聴し終えての再度の鑑賞が 深みを増したのは言うまでもなかった。

広辞苑や広辞林 こういう中型辞書を編纂するという事はその出版社の底力を世に知らしめる事である。

ゴシップ記事で部数を爆発的に稼ぐ週刊誌 婦人誌、漫画 児童書、それらで経営を上昇させつつも 数十年単位で利益には繋がらない辞書編纂を行うということは たぶん 出版社の矜持なんだろうと想像する。

もちろん私も頻繁に使用する携帯での検索は リアルタイムで調べられて絵も写真も 更に動画さえ見せてくれる時代である。
学校の持ち物として推奨していた電子辞書ですら最近ではとんと見かけない。
とは言え ネット社会において 文字文化は更に加速し、特に日本語の漢字変換や送り仮名はきちんと初等教育において学ぶものとしてその位置を揺らぎ無いものになっている。
AIが非常に流暢で優秀な英文を作成してくれるのに、日本語になると例えば動画の字幕はめちゃくちゃな誤字を提示してきたり。

ネット社会は逆に日本語を衰退どころか向上させている感すらある。

文章力は 今後もとても重要なファクターである事は痛感される。

だが 紙のぬめり感
そういうものを感じられない時代になるのは 心の底から寂しいと思う昭和の人間である。

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asica

4.0133分もあったのか

2024年6月4日
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長い長い歴史。
感情移入しちゃうよな。

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ボケ山田ひろし

5.0「言葉」という舟を編む

2024年4月22日
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鑑賞方法:映画館、VOD

楽しい

知的

幸せ

この作品は、辞書を通じて、人間が「言葉」を使うということは何なのかという事を問いかけてくれる作品です。
言葉というのは、時代によって変化していきますが、人に何かを伝えるという時、私達は、言葉をどう選択しているか、十人十色人それぞれだと思います。
あるいは、何かを調べる時、私達は様々な「言葉」に触れているはずです。
そんな、言葉の海という「大渡海」へ誘ってくれる作品です。

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さかもっち

4.0この映画を観て国語辞典を買ってしまった

2024年4月21日
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2024年4月、NHKのドラマ版の出来がすこぶる良かったのでこの映画を見返した。因みにNHKドラマ版は、主演が映画とは別の編集部員になっている。

数万語の国語辞書を紡ぐ崇高さとロマンに、サラリーマンの悲哀や恋愛を巧みに織り交ぜた素晴らしさは、原作の功績ということになってしまうが、オダギリジョーや宮崎あおいなどなど、キャストも豪華で見所だらけ。
自分は何に打ち込んできたのか、またこの先何に時間を使うべきかを考えさせられる。この映画が嫌いという日本人が居るだろうか?

音楽がちと退屈だったか。
因みにこの映画を観て新しい国語辞典を買ってしまった(大辞林)。

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Yuk

4.0読み取る力がアップしていた

2024年3月29日
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もう何年も前にこの映画を観たはずなのに内容もすっかり忘れていました
その時には言葉の持つ力や素晴らしさに全く気が付きませんでした

NHKでドラマが始まり何度も何度も言葉に感動し玄武書房 辞書編集部の面々に励まされた気分です
なんだかこの映画は暗いイメージだったはずなのに、今見てみるととても熱く薄暗い編集部の部屋なのに熱気がじわじわと伝わり見ているこちらまでワクワクが止まらなくなります
最初に見た時には何も気付かずただ眺めていただけだったのでしょう
しかし今こうして心震わせる作品に出会えたことに感謝です

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カルヴェロ

5.0すごい好き。 「映画って良いなあ」って改めて思った。

2024年3月20日
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すごい好き。
「映画って良いなあ」って改めて思った。

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ぬおーん

5.0やっぱり素晴らしい

2024年3月17日
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鑑賞方法:映画館

11年前に観た作品だったが、改めて観て本当に良かったなと思った。確か11年前も自宅から4時間程かけて遠い町に観に行ったんだっけ。あの時も小旅行みたいだったけど、観て良かったなと暖かい気持ちで家に帰ったことを思い出した。
全てが温かい。山も谷もそんなにない映画ですが、情景描写、人物設定、演出、全てが丁寧に作られています。キャストやスタッフがこの作品を愛しているのがとてもよく分かりました。松田龍平さんは上手いですよね、本当に。
また観たいと思わせる、心を温かくしてくれる映画でした。

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helio624

4.0良い

2024年3月14日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

映画。

そして正直に羨ましい。なぁ。

と言う言葉が浮かぶ作品でした。

ちなみに良い映画の条件として

良い脚本と出しゃばらない役者とその演技

そして音楽がある。と言うことが僕の条件な訳だが

本作はまさにその三拍子が揃った映画だった。

それと、僕の言う羨ましいなぁ。は

宮崎あおいとの恋愛に照らし合わせて、僕が思う方との関係を振り返って

素直に良いなぁ。

であった。

どうも僕は本当に好きな人にはひっくり返ってしまうようでw

悔しい限り。と言う意味での羨ましいだったのだ◎

まぁ、最後は余興で、良い作品でした。

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tomokuni0714

4.0静かな情熱が伝わってくる

2024年3月13日
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鑑賞方法:映画館

知的

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カタカタ
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