レ・ミゼラブル(2012)のレビュー・感想・評価
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俳優のかもし出す肉体のライブ感が詰まった映画になっている。
貧困で始まった人生、そこから名士になり時代を動かしてゆく男の話。原作は世の絶望や自身への勇気、そして愛情を織り込んだ名作。何度も映画化されたが、それだけ、しっかりとした物語であるという事だと思う。「舞台版のミュージカルの方が感動した」という人もいたが、それはそれ、見方や感情の入れ方の問題だと思う。
この映画の優れているのは
俳優の肉体から出る「気」の強弱で
それを歌う事で観る人に伝える
パワーに変えた事だと思う。
ミュージカルでありながら
大袈裟に踊らず振る舞わず
細い声でもその時の感情を
強烈な音にしている。
映像でも伝わる、伝えられる、
演出効果を狙っているものだと思う。
彼らの姿、俳優の演じる役、
それが手に届くところにあった。
※
切なさと、力強さと。
民衆の歌。明日が来る!!
内容は、古典文学の定番レミレザブルをミュージカル調に映像化した作品。舞台はフランス革命🇫🇷から1862年六月暴動までを時間軸とした主人公ジャンバルジャンの苦悩と葛藤と救済を主軸に、それに関わる人々の思いや正義や悪。罪と罰。自由や平等や博愛と共に運命や時代性が重なり言葉にならない悲しみと苦悩の歴史を皮肉たっぷりに民衆寄りに描いた作品。全場面で多彩なCGと会話は全て歌を基本とし映像で当時の世界観を表現している辺りは圧巻です。好きな言葉は『奴は俺を絶望で殺した…』宿敵とも言える警官役シャベールの自殺前の言葉は価値観の違いが痛いほど伝わった。もう1人のジャンバルジャンとしての姿が相容れない強さになりあのような結果になってしまった脚本の妙を感じます。好きな場面は、ヒロインのファンテーヌ役のアンハサウェイの落ちぶれ方が非常に鬼気迫るものがあり印象深いです。観ているこちらまで胸に迫る表現は流石だなと感じます。最後にも魂の救済的な表現で出てきますが、真に迫る歌も長く厳しい人生を生きてきた者だからこそわかる何かが表現されている様でした。そこからの死者達がバリケード🚧の上で自由・平等・博愛の旗を🚩旗めかせる表現は長い物語の一つの区切りを感じさせる様な大団円は、何だかもの凄いものを見せつけられた圧迫感があり感涙ものです。
不朽の名作という看板を背負ってのミュージカルなのに歌が…
自分はすごく感動して泣ける
ストーリー知ってから観るべきでしょう
絶望から生まれる愛
フランスの激動の時代を描いた世界的な名作を考えられる中でも最も豪華な俳優陣でミュージカル映画化した本作。
最大のテーマである愛を伝えるべく全編歌唱で織りなされた本作はどのシーンも大迫力かつ繊細でなぜ今まで観なかったのかと思うほどだった。
本作はなんと言ってもキャスト陣の生の歌声が見どころとして存在していて、実際に演技で歌う場面をそのまま使用したというから驚いた。ヒュージャックマンのキャラクターが憑依した魂から生まれる歌声やアンハサウェイの絶望に打ちひしがれ、震える歌声も全てがリアルで胸が痛くなった。
本作はキャラクター全員が持つ絶望から目を逸らすことなく真っ向から描き、観る者の心を抉るが決して絶望だけでは終わらない確かな希望を抱かせてくれる、愛や赦しに気づくことができる豊かな性格を持っているからこそ愛され続ける作品であるとわかった。
最後の民衆の歌は全ての人が報われ、救われたと感じ、涙が止まらなかった。
人間の良心
劇場で観たかった
レ・ミゼラブルは歌だけでは無い
『雨は美しい花を咲かせる』
公開時も観たが、ほぼ忘れていたので、割と新鮮に見れた。
大作だし、ストーリーもいいし、主役の俳優もいいですね。
思いやりというか慈悲というか愛というのか、それにより心が荒んだ人も変われるし、
周りの人も愛することができるようなる。
ここまでやり遂げて、神の心に忠実に生きるのは感嘆に値する。
多くの人に長い間支持される物語であることも頷ける。
3度目の鑑賞
いやあ、素晴らしい。ストーリーはもちろん、見せ方も。
最後はグッときた。
聖者となったジャンバルジャンは、最後の最後に生きる喜びを知った。
そして、混迷期のフランスで、国の将来のために、命を捧げた若者たち。
平和ボケで育った私は、3度目の鑑賞で、やっと国を、民を真剣に想う若い心の
強さに、やっと気付かされた。
国や民のために、命を捧げられるか。
名画です。
心に染みる名曲夢やぶれて
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