劇場公開日 2012年12月21日

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「民衆の歌。明日が来る!!」レ・ミゼラブル(2012) コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0民衆の歌。明日が来る!!

2022年9月19日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

怖い

内容は、古典文学の定番レミレザブルをミュージカル調に映像化した作品。舞台はフランス革命🇫🇷から1862年六月暴動までを時間軸とした主人公ジャンバルジャンの苦悩と葛藤と救済を主軸に、それに関わる人々の思いや正義や悪。罪と罰。自由や平等や博愛と共に運命や時代性が重なり言葉にならない悲しみと苦悩の歴史を皮肉たっぷりに民衆寄りに描いた作品。全場面で多彩なCGと会話は全て歌を基本とし映像で当時の世界観を表現している辺りは圧巻です。好きな言葉は『奴は俺を絶望で殺した…』宿敵とも言える警官役シャベールの自殺前の言葉は価値観の違いが痛いほど伝わった。もう1人のジャンバルジャンとしての姿が相容れない強さになりあのような結果になってしまった脚本の妙を感じます。好きな場面は、ヒロインのファンテーヌ役のアンハサウェイの落ちぶれ方が非常に鬼気迫るものがあり印象深いです。観ているこちらまで胸に迫る表現は流石だなと感じます。最後にも魂の救済的な表現で出てきますが、真に迫る歌も長く厳しい人生を生きてきた者だからこそわかる何かが表現されている様でした。そこからの死者達がバリケード🚧の上で自由・平等・博愛の旗を🚩旗めかせる表現は長い物語の一つの区切りを感じさせる様な大団円は、何だかもの凄いものを見せつけられた圧迫感があり感涙ものです。

コバヤシマル
コバヤシマルさんのコメント
2022年9月23日

コメントありがとうございます。まさに迫真の表現力には脱帽しました。古典的な名作でありながら素晴らしい鬼気迫る勢いには度肝を抜かれました。ホント凄い映画を鑑賞できて良かったです。

コバヤシマル
LaLaさんのコメント
2022年9月23日

初めまして、共感をありがとうございます。

ヒュー・ジャックマンさんのエンターティナー作品も多いですが
この、レミレザブルでの、演技も素晴らしかったです。
アン・ハサウェイさんの役処も大変だったことでしょう。
切なさ伝わる演技に感動しました。
有名すぎる古典文学のミュージカル化
舞台版も人気ですが、映画化でまた新しい発見もありました。

LaLa